ナベQが舞った!西武、4年ぶり日本一!
ヒサノブコールが鳴りやまない。歓喜の輪に渡辺監督がゆっくりと包まれていく。1度、2度…。9度宙に舞った43歳の指揮官に涙はない。笑顔の日本一奪回だ。
「チームの思いと 家族の思い、そして全国のファンの思いが凝縮されました。就任1年目のダメ監督を盛り上げてくれて感謝してます」。最終決戦で涌井と石井一の両先発をつぎ込んだ継投をズバリと決めた戦略家を“ダメ監督”呼ばわりする人は誰もいない。
今シリーズの 星取りは西武〇●●〇●〇〇。巨人ファンだった渡辺監督の入団前年である1983年と、くしくも同じ道をたどった。「西本聖さんが好きだったけど、江川さんもファンだったから思わず江川モデルのグラブを買っちゃったよ。」という指揮官が再び歴史を作った。
巨人に 先に王手をかけられる苦しいシリーズに、渡辺監督も胃薬が手放せなくなった。近所のコンビニエンスストアで、巨人ファンから「きょうは 負けてくれよ」と言われ、普段は やり過ごすが「なにっ!!」と気色ばんだこともあった。
劣勢でも 絶対あきらめない。渡辺監督の原点は、99年から3年間過ごした台湾にある。西武、ヤクルトから 戦力外通告を受け、失意と反骨心を胸に「日本の監督には なれないだろうから、中国語をマスターして、北京五輪で必ず出場する中国代表コーチとなって日本代表を打ち負かす」と海を渡った。
言葉の通じない異国での過酷な経験が、チーム崩壊の危機を救った。宮崎・南郷町でのクライマックスシリーズ直前合宿。大久保打撃コーチとボカチカによる乱闘寸前の騒ぎが起こった。罰金など両者への処分も検討されたとき、「言葉の行き違いによる争いはどこでもある。こんな程度のことで罰金なんかはいらない」。自らボカチカ、大久保打撃コーチと個人面談し解決に導いた。ボカチカはこの日、反撃のシリーズ1号ソロで指揮官の気遣いに応えた。
「みんなが 勝つたびに成長していった。まさか ここまで来るなんて想像していなかったよ」。若獅子打線はシリーズ史上初の全7試合連続本塁打。投手陣は2戦2勝のMVP岸や22歳のエース・涌井らの活躍で超重量打線を封じ込めた。
26年ぶりBクラス(5位)に沈んだ昨季から、一気に頂点へ。背番号「99」に「100点(満点)は不可能なので、99点を目指したい」と思いを込めてスタートしたナベQ西武。ビールかけを前に、今季最後の“訓示”は「これからは地に足をつけて大人のチームに変身していこう」。『常勝西武』復活が確かに見えた。
昨日は 鼻モゲラになって 早く寝たので まさか・・まさか 西武が優勝しているとは・・・ もう、2本のホームランが出た時 巨人が本拠地ドームで日本一なんだって思ってしまい・・ 今朝は 新聞も休みだから その記事読まないでよかったと思ってました。ところが・・・今朝 TVのスポーツコーナーで西武優勝を 知って ビックリ!!俄然 元気が出てきました。まあ、病院に行って薬も飲んだのですが・・・
パリーグは毎年 予期しないチームが? 頑張りをみせて 面白いゲームを見せてくれている。ロッテ、日ハム、ソフトバンク、そして西武。来年は オリックスか 野村監督の楽天に頑張ってもらって 阪神と日本一を 賭けて戦ってもらいたいです!