ネムノキの花のふわっとした塊は、ひとつの花ではなく、 20個ほどの小花が集まった頭状花序です。
ネムノキはマメ科の木ですが、全くマメ科らしからぬ花を咲かせます。
ネムノキは、西はイランから東は日本までのアジアに広く見られる樹なんだそうで、翻っていえば、ヨーロッパやアメリカ大陸には分布してなかった樹なんですね。
でも、CMのこの木なんの木?はハワイ・オアフ島のモンキーポッド(アメリカネムノキ)だそうですから、まぁ、ネムノキ亜科の木は世界中どこにでもあるんでしょうね
先がピンク色をしているのが雄しべ、数は少ないですが雄しべより長く先まで白いのが雌しべです。
学名は Albizia julibrissin
属名のAlbiziaは18世紀にネムノキ属をヨーロッパに導入したイタリア、フィレンツェの貴族F. d Albizziの名から。
種小名の julibrissin も東インド地方でこの木をこう呼んでいたことかららしく、和名の「ネムノキ」ほど樹に即した命名がされてません (´v_v`)
はじめ、雄しべの花糸は縮れています。
それがこのように真っすぐになるのだから不思議です。
中心に一本だけ高い位置から雄しべを放射状に出している花があります。これが頂生花です。そして頂生花だけが蜜を持っているとされています。背が高く見えるのは雄しべの花糸が途中まで合着しているからです。
ネムノキの花は雄性先熟なので、雄しべが先に花粉を出します。
基部が白く先が赤くなっており先端に丸い小さな葯が付いている雄しべは、約30本あるそうです。
ところで副題の「梅雨の晴れ間」ですが、私は 「梅雨の雨が一時的に止み、太陽が顔をだしているとき」の意味で使っているのですが・・・
実は 「梅雨の晴れ間」の類語は「五月晴れ」だってご存じでした?!(^^)!
「五月」というのは「陰暦5月」のことだから、五月晴れとは「陰暦5月の雨の晴れ間」つまり「梅雨の晴れ間」と同義になるんですって?!
・・・なんだか振り込め詐欺にあったみたい "(-""-)"
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