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アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アオツヅラフジ - 夏のツル

2025-08-14 07:00:00 | みんなの花図鑑
(以下は 2022-08-08 の記事です)


アオツヅラフジはブドウ科??
実際は ブドウ科ではなくツヅラフジ科なんですが、この果実を見るとブドウ科と思いたくなりますよね




アオツヅラフジの花はとても小さく、目立たないので、気がつくのはいつも ツルに実がなってから。




でも、ツルはとても長いので、果実になってるところもあれば、まだ蕾の部分もあります。




今にも開花しそうな蕾ふたつ。
その周囲の花柄の先がない枝がたくさんありますが、これは花が落ちてしまったのでしょうか?




実は アオツヅラフジは 雄のツルと 雌のツルがあるんです。
いま見ているのは先ほどの果実の付いているツルとは(同じ場所にあって区別できませんが)別のツルで 雄のツルだったんです。
白い花弁の中に伸びているのは 黄色い花粉をつけた雄しべです。
雄花は花粉を出し終えると花ごとポロリと落下してしまうので、花柄だけが残った枝がたくさんついているという訳です。





↑ 昨年撮ったものですが、これが雌株の雌花です。
ひとつの花に子房は6つあります。
(↑ 正しくは、「子房が6個の心皮に分かれ、花後に心皮が離れ、各々が1個の果実になる。」)




雌花が受粉して青い果実になります。ひとつの子房には6つの部屋がありますので、その全部が首尾よく受粉すれば 6つの実がなります。
果実は、美味しそうですが、有毒です。




昔々、そんなこととはツユ知らず、アオツヅラフジの実を食べてみたら、種がこんなアンモナイトの化石みたいで、これまたびっくり (^_-)-☆






 


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