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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

モチノキ科が危ない - 彦左公園

2020-12-11 10:13:12 | みんなの花図鑑

久しぶりに 愛知県幸田町にある彦左公園にやってきました。
幸田町が工場団地を誘致するときに、このため池とその周辺を公園にしたのです。
なので 地元の人以外 この公園のことを知ってる人は少ないと思います。



ではなぜ私がこの公園へ通うかというと、この池の対岸の山が、もとは私が祖母から譲り受けた山だったからです (^_-)-☆



これは公園内のアカマツですが、対岸の山もかつては マツタケ山でした \(^o^)/



公園内には いろいろ植栽された木が植わっています。




これもたぶん植栽されたカエデでしょう。




夕陽を浴びて輝いています。



最近覚えた (太平洋岸に多い)イロハモミジとオオモミジの区別法その1。
イロハモミジの葉は重鋸歯(ギザギザが複雑)、たいしてオオモミジの葉は単鋸歯(単調)。
なので これは イロハモミジ。



これは 別のカエデですが、翼果がついていれば、もっと簡単。
イロハモミジとオオモミジの区別法その2。
イロハモミジの翼果の翼は 水平に左右に伸びている(イロハの「イ」の字形)。
オオモミジの翼果の翼は イロハの「ハ」の字のように下に曲がっています。



同じカエデの葉を確認します。案の定、重鋸歯(イロハモミジ)です。



ところで、きょう彦左公園に来たのは ↓このアオハダ(モチノキ科)の紅葉を見るためでした。

この記事は 3年前の12月となっています。
ちょっと遅いかなとは思いましたが、記憶をたどってその木のあった場所に行ってみても 該当の木が見つかりません!
ややあって、思い出しました!
アオハダの木は (枯れかかってきたらしく)去年切り倒されてしまっていたのです。




この木は アオハダにとてもよく似た紅葉をしています。



樹形はこんな風。 何の木か?分かります?



そうです。ウメモドキ(モチノキ科)だったのです。
ウメモドキは 園内に何本か植わっていますが、この木が一番立派!



もしかして 同じモチノキ科のソヨゴは大丈夫か??

あ~~、ダメだ。この木も枯れちゃってます。



チョウが枯れ木に止ってます。このチョウも枯れ木に止まったまま餓死してしまったんだろか?
・・・と、カメラを近づけたら、ぱっと弾けるように飛んでどこかに行っちゃいました(´∀`)


アオハダといいソヨゴといい、モチノキ科の木が次々と亡くなっています。モチノキ科の危機です!

代わりに、勢力を拡大しているのが、おなじみのヒサカキ。



葉っぱもまだ若々しくて とても12月と思えない。



こちらは、ヒサカキによく似た木なんだけど、それとは異なる実の付き方をしています。
若干 シャシャンボの実に似ているので、試しに一粒だけ食べてみたけれど、
まずくはなかったけれど、美味しくもありませんでした。
なんの木なんでしょうねぇ??

まぁ、モチノキ科が危ない!と言っても、ウメモドキもクロガネモチも枯れだしているわけではないのだから、たまたまここに植えられたアオハダとソヨゴがこの土地の土壌に合わなかっただけなんでしょうが。

デンマークで、家畜のミンクからヒトに感染する新型コロナウイルスの変異株が出て 1700万匹のミンクが殺処分されることになりました。昨日の報道ステーションでは動物園のライオンがコロナに感染していることがニュースになっています。
人とともに生きなくてはならない動物にとっても 新型コロナは脅威です。
地球にしか生きられない生き物である私たちはどうなるのでしょうか?


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