アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

オオケタデ、イヌタデ - 親分・子分

2020-10-22 20:14:56 | みんなの花図鑑
オオケタデ

ミゾソバのときにイヌタデがちょこっと出たので、こんどは イヌタデ属の親分オオケタデと子分イヌタデを取り上げてみます。もちろん関心は花のかたちとシベの様子。
まず、親分のオオケタデ。




全体はこんな感じ。大きさは 大豆畑の居候のオオイヌタデよりさらに大きいです。(デンパーク 秘密の花園にて)




穂の色はイヌタデによく似たピンクです。そんなところも イヌタデと親分・子分の関係。




イヌタデ属のばあい 花弁のような部分は花被片と呼んでいます。花被片はやはり5裂しています。
花被片の中に おしべがありますが(この画像では6つしか見えませんが)おしべは 花被片よりやや長いです。




ここの雄しべの葯は花粉が着いていなく アルファベットの「H」のような恰好をしているものが多いです。花粉を出し終わるとこういう格好になるのかな?(未確認)




最後に・・・
私、とうとう見つけましたよ (^^♪
何を?、オオケタデの蜜を! やはり雄しべの根元に 黄色い米粒みたいな恰好をしてありました。

「痩果は直径約3㎜のほぼ円形、熟すと黒色になる。」(三河植物観察「オオケタデ」)




イヌタデ

田んぼの畦のイヌタデです。親分のオオケタデと比べると 草丈は10分の1ほどしかありません。
メヒシバと一緒に生えてます。




花は前に見たように ミゾソバなどによく似ています。
(横の穂は メヒシバの穂です)




花弁のようなのは花被片。やはり5裂しています。
花被片は全体がピンクで正面から見るとサクラのようです。



おしべは 8個あるということです。
めしべは 3裂しているということです。
オオケタデの花では数えれましたが、 イヌタデの花は小さいのでやはり数えるのは無理なようです。



コメントを投稿