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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ノブドウの効能

2023-10-20 15:00:00 | みんなの花図鑑

これは9月に撮ったまだ青いノブドウの果実です。


以下は10月になって撮ったノブドウの果実です。



ノブドウの果実はチャイナマーブルのようです。
だからといって、私は食べてみようとは思いません。





ノブドウの果実の色についての図鑑の説明には大きく分けると2つの説明があり、説明要旨が大きく異なっているのです。

説明 A : 果実は(緑色から順次)白色、(淡)紫色、青(碧・空)色となって成熟する。
 (日本の野生植物、原色日本植物図鑑、APG原色牧野植物大図鑑)

説明 B: 果実の色は虫(ノブドウタマバエとかブドウトガリバチ)が寄生して作り出したもの(いわゆる虫こぶ・虫えい)で、正常な果実はほとんどない(少ない)。
 (牧野新日本植物図鑑、樹に咲く花、植物の世界)

(以上、続・樹の散歩道「ノブドウの果実の多様な色は虫えい故なのか?
  そもそも正常な果実とはどんな色なのか?」より抜粋編集)






2つの説のうち、どちらが正解かは私には判りませんが、虫が寄生して出来るという説は一度聞くと(たとえそれが正解でなくとも)耳から離れないほど強烈なので、私は決して食べてみようとは思いません。それに観察すると熟した果実の表面って傷が多くありませんか? "(-""-)"

しかし、だからといって、採ってきたノブドウの枝をゴミ箱にポイ捨てしてはいけません。


野ぶどうは民間野草の中で驚異の効能の持ち主です。
脂肪肝、肝硬変(肝臓の線維)改善が組織培養実験で立証されています。血流循環の改善や免疫力が高まることで糖尿、高血圧、腎炎、リウマチ、神経通、肩腰膝肘の痛み、手足のしびれ、不整脈、花粉症に有効とされています。また、低下した臓器の働きを良くすることで、毒素分解、血行改善、抗腫瘍作用等も実証されています。

※ 参考文献等
・日本で野ぶどうについて記された本)
「磯崎常光、村上昌久 共著、薬草ウマブドウ、リヨン社1986年」
・野ぶどうについての記事
「獨協医科大学 中元隆明教授 野ぶどうエキスの生活習慣病に対する有効性を確認」
https://www.f-pw.jp/healtycare/nobudou.html


(以上、ふるさとチョイス「山形県西川町 束松農園の野ぶどう茶」 より)





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