アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アオツヅラフジ - ブドウ科

2024-08-09 15:00:00 | みんなの花図鑑
雌花

アオツヅラフジは雌雄異株で、こちらは雌花です。



花はとても小さく、花のときの雌雄はこれ位近づいてみないと区別できません(笑)
この雌花は子房の周囲にたくさんの蜜が付いています。




アリが来ているのをよく見ますが、雄株で花粉をつけて別の雌株に花粉を届けるためには一度地上に降りなければならず時間がかかりそうですね "(-""-)"




子房は6つの部屋(心皮)でできていて、受粉すると花被片を落とし柱頭は黒くなり、6つの部屋(心皮)が6つの果実へと成長しだします。



青い果実
ひとつの雌花は6つの子房を持つので、首尾よくいけば、6つの果実が出来ます。



果実
秋には美味しそうなブドウの房が出来ますが、アオツヅラフジの果実には毒性があり食べられません。




アンモナイト?
ひとつの果実には アンモナイトの化石のような種子が必ず入っています。





雄花

果実の実らない雄花のほうは、(気づかれても)花のときにしか気づかれません。




それも小さな花なので、それと知らなけば見向きもされないでしょう。




アオツヅラフジの花は6数性で、花弁と萼片は6個、雌花の雌しべは6個ありました。




雄花の雄しべも6個あります。









.


コメントを投稿