アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アレチヌスビトハギ ‐ こまい花18

2020-08-25 14:28:16 | みんなの花図鑑
ニシキソウの仲間、ただいま整理中です。
朝の散歩で アレチヌスビトハギの花がもう咲いていましたので、時間待ちに こちらを先に。


アレチヌスビトハギはマメ科ヌスビトハギ属の帰化植物です。




小さいけれど典型的なマメ科の蝶形花です。
上の2眼模様入りの花弁が 旗弁と言われます。虫に花のありかを知らせるフラグの役目をします。
下側の左右に筒になってるのが 翼弁で、訪れた虫が止る足場の役目をします。
2つの翼弁に挟まれた合掌したような弁が 舟弁(または竜骨弁)といい、弁の中には おしべ・めしべが入っているといいます(今は見えませんが)。




下から見上げた 翼弁とその中の 舟弁(竜骨弁)。




上から見た3つの弁。アレチヌスビトハギのシンボルマークでもある 旗弁の二つ目👀 模様にピントが合ってます。
ここまでの画像では、シベが見えませんが・・・



ありました、ありました、シベがにょきッと出た花が \(^o^)/




おしべが合着して太い丈夫な筒になっています。こうして拡大して見ると、アメリカデイゴやヒシバデイゴのおしべそっくりです。こういうのを「雄しべ筒」というのでした。




ひとつ前の雄しべ筒の先は 葯らしきものがあまりついてませんでしたが、こちらのおしべは先っぽに黄色くなった葯が付いています。




先ほど シベは舟弁(竜骨弁)の中にあるといいましたが、雄しべ筒が成長して大きくなるころには 舟弁は ピンク色から黄色っぽく変色してくるようです。舟弁は シベたちのゆりかごのような役目をしていたので、役目が終わるころはこんな色に脱色するのですね。





2 コメント

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花 拡大 (カンサン)
2020-08-25 21:47:56
アブリルさんへ、きのうの朝日新聞の夕刊の一面には野草の小さい花を拡大した写真が出ていました。道端に咲く野草を記事にしたものです。
肉眼では観察しづらい小さい花を大写ししたカラー写真-----(ほとんどアブリルさん)などが入った図鑑の紹介もしていました。
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Re: カンサンさん^^ (アブリル)
2020-08-25 21:59:58
カンサンさん、こんばんは~
そうですか、それは一度見てみたかったですねぇ
朝はほんの少し涼しくなりました。
秋になってコロナが終息に向かえば、大阪の友人と会う予定があります。
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