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アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ローズマリーは「海の雫」

2025-05-22 07:00:00 | みんなの花図鑑
’ダンシング・ウォーター’


大好きな香りがするローズマリー。
松に似た香りというのだそうですが・・・



ふつうローズマリー rosemary は英語で(roseバラ+mary聖メアリー)ですが、フランス語では romarin で バラもメアリの片鱗もありません"(-""-)"
romarin は 学名: Salvia rosmarinus の rosmarinus から来ているもので、rosは「雫(しずく)」、marinus は「海の」を表します。「海の雫」が本来の名前で、バラとか 宗教色は一切ありません。


旧学名は Rosmarinus officinalis 'Dancing Waters'
匍匐性品種です。



ダンシングウォーターは比較的成長が早く、数多くの花をつける多花性であることが特徴です。葉や花が風に揺れて踊っているようにみえることから「ダンシング」の名前がつきました。(GreenSnap「ローズマリーの種類|食用の品種や、色や香りの違いは?」)








’サンタ・バーバラ’


英名の Rosemary ローズメアリ の話題に戻りますが・・・
端的に言って「ローズマリー」の「ローズ」は「バラ」じゃないです。
また「マリー」も元々はマリア様じゃないのです。




ローズマリーという名前の元はこの植物のラテン語名の rōs marīnus(ロース マリーヌス)で、rōs は「しずく」marīnusは「海の」の意なので全体で「海の雫(しずく)」という意味だったのです。



語源をたどると・・・
ラテン語の rōs marīnus (ロース マリーヌス)が縮まって仏語で romarin(ロマラン)と呼ばれるようになりました。
同じ rōs marīnus が縮まって英語で rosemary(ローズメアリ)と呼ばれるようになりました。




’プロストゥラトゥス’





仏語のほうは単純に(素直に?)縮まったのに対し、英語のほうは「聖母メアリ」と「バラの花」への連想(こじつけ?)があったようです(↓)。

イギリスは宗教も国王がカソリック教会にたてついて国王をトップとするイギリス国教をつくったように、名前まで自分たちの都合で変えちゃうんですね"(-""-)"







’ベネンデン・ブルー’


先述したように、ローズマリーの現在の学名は Salvia rosmarinus ですが、2017 年までは Rosmarinus officinalis でした。



2017 年までは Rosmarinus は属名で、今は 種小名です。






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