アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アメリカフヨウ ‐ アオイ科のシベ

2024-08-05 15:00:00 | みんなの花図鑑

多年草でフヨウによく似ていますが、フヨウは落葉低木であるのに対して、アメリカフヨウは宿根草です。




花は大きく、シベも大きいです。
アオイ科のシベは、雄しべが合着して出来た筒(雄しべ筒)のなかをめしべが貫通して 筒の外で柱頭を展開するという体制をとります。






アメリカフヨウの雌しべ(の柱頭)は雄しべ筒からでて上を向きます。




このアメリカフヨウは 雄しべ筒から一斉に花糸を上に向けて出しています。



アズキ色をした葯が割れて花粉が飛び出しています。







雄しべ筒の真下から出た花糸も底を這ったのち上に向けて葯を付けています。




雌しべの柱頭は5つに分かれています。




柱頭には細かい繊毛が付いています。




最後に、いつもの通り、雄しべ筒と雌しべの境目を観察します。












.


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
アオイ科フヨウ属・・・ (koji)
2024-08-05 15:21:37
フヨウ、ムクゲ、ハイビスカス、ローゼルなどがそうなのだと・・・じゃ、オクラもアオイ科フヨウ属なのかと調べたら、こちらはアオイ科トロロアオイ属なんですね。
そして、タチアオイはアオイ科タチアオイ属・・・分類は難しいモンですね。
返信する
Unknown (avril_kanabun)
2024-08-05 16:57:16
そういえば、属がいくつかありありましたね
フヨウ属に比べてトロロアオイ属は雄しべ筒からめしべの出方が慎ましい感じです、花オクラ(トロロアオイ)もオクラも。
返信する

コメントを投稿