オータムリーフの部屋

残された人生で一番若い今日を生きる。

スマートフォンを破壊するおかしなゲーム

2013-09-21 | 社会
スマートフォンの加速度計を利用し、放り投げる高さを競うゲーム「S.M.T.H.(Send Me To Heaven)」。スコアボードには40mもの高さが記録されている。ゲームアプリ「S.M.T.H.(Send Me To Heaven)」は、スマートフォンをできるだけ高く放り投げてから受け止めるゲームだ。

開発者であるペトル・スワロフスキーは、最初にこのゲームを、ノルウエーのオスロで開催された音楽フェスティバルの参加者たちでテストしてみた。結果は大成功で、そのコンセプトだけでも、スリルを求める人たちを挑戦させるのに十分だった。つまり、同アプリをダウンロードすることさえせず、人々は自分の携帯電話をできるだけ高く投げ始めたという。そして多くの場合、彼らはそれをキャッチするのに失敗した。

Google Playで4月28日(米国時間)から販売されているS.M.T.H.は、無謀なAndroidユーザーたちに多数の破壊をもたらしており、彼らはGoogle Playに否定的なレヴューを残している。

「Galaxy S4を壊してしまった。受け止めに失敗したその瞬間に、ゲームの楽しさは失われた」
「このゲームのせいで、Motorola RAZRの角が大きくへこんでしまった」と記している人もいる。

このアプリはAndroid版だけで、App Storeでは販売していない。アップルは、このゲームが「機器にダメージを与える可能性のある動作をユーザーに促進する」と判断し、App Storeでは
扱わないことにしたのだ。

スワロフスキー氏は、販売禁止措置に失望していると言う。チェコのプラハに住む50歳のこの開発者は、できるだけ多くのiPhoneを破壊したかったのだという。「一部の社会で、見せびらかすためにだけ買われることもある高価なガジェットを空に放り投げさせる、というのがもともとのアイデアだった」とスワロフスキー氏はSkypeで語った。
 
ふーん、壊して新調させ、売り上げを伸ばす携帯電話メーカーの戦略アプリかと思ったが・・・・・・
最高40mの記録がある。パチンコを使用して打ち上げたとか。
私自身、ゲームに熱中するタイプである。以前、寸暇を惜しんでパソコンの前に座り込んで1週間を費やし、攻略したことがある。それに懲りて、夢中になるといけないのでゲームには近づかないことにしている。
最近、娘たちが来て22時になると、スマホでゲームを始めた。チームを作って、その時間に対戦するそうだ。ゲーム中にチャットをして作戦を練る。英語でチャットするそうで、仲間に台湾人がいるとか。初め、わけのわからない漢字で対話していたが、聞いてみると台湾在住だった。それで共用語として英語を使うことにしたという。ゲームとチャット、両方楽しめるそうで興味津津・・・・・
 
いわゆるソーシャルゲームというものらしい。
SNSユーザー間の社会的な繋がりをゲームシステム内にうまく取り込んでいるオンラインゲームである。携帯電話、スマートフォン、ブラウザと、既に普及している情報機器、情報ツール上で展開する出来るのが強みで、ゲーム業界内での売り上げシェアを大きく伸ばしてきた。
2011年夏にコンシューマゲーム機が値下げしたのも、ゲームを遊ぶためにはまず専用ハードを購入しなければならないという弱点部分を緩和して、ソーシャルゲームに対抗するためといわれている。 多くのプレイヤーを集めるコンセプトで作られていて、ゲーム内容的にはかなり単純で仕事の合間等のごく短時間でもプレイ可能となっている。ゲームの世界観にどっぷり浸らせ楽しませるゲームデザインとは真逆の考え方である。 この手のゲームにはまる人は難易度の高いゲームや難解なゲームを「やり甲斐のあるゲーム」とは捉えず「つまらないゲーム」「めんどくさいゲーム」と認識するともいわれている。
 基本プレイは無料で、全プレイヤーの3%前後しかいない廃課金プレイヤー(高額のリアルマネーをつぎ込む人)とひと月あたり数千円程度のプレイヤーの支払っている課金が主な収益源である。 全体の7~8割ほどは完全無課金で遊んでいるプレイヤーだが、これはゲーム提供側にとって無駄な存在というわけではない。課金プレーヤーの予備軍、課金プレーヤーなら簡単に倒せる負け組プレーヤーとして存在価値があると言う。基本プレイは無料だが、より長時間遊ぶ、有利になるアイテムの購入、ゲーム内のアバターの見た目を着飾る等のために課金が必要になる。ゲーム中のそこかしこに課金へ誘導する導線が散りばめられている。
一通りクリアしたら終わりとなるようなゲーム内容ではなく、継続して長期間遊ばせる仕様。
 
そう言えば、去年、消費者庁が『グリー』や『モバゲー』のコンプガチャを景品表示法違反として中止要請しましたね。
ネットでは、“ガチャに何万円突っ込んだ”という話が聞かれ、何がそんなに熱狂させるのか、不思議に思った。子供の遊びと思っていたが、ソーシャルゲームだったのか。
 ソーシャルゲーム内のアイテムを実際のお金で、ゲーム外で売買することを、リアルマネートレード(RMT)という。これもソーシャルゲーム業界では、現在も続く大きな問題の一つだ。
プレイヤー間のトラブルも存在しており、詐欺まがい行為が横行していると言う話もある。
 ソーシャルゲーム依存症の調査結果も出ているそうで、依存状態にあると判定された人の割合は、毎月1万円以上ソーシャルゲームに支出する重課金者で9.2%だった。「他のゲームやギャンブルなどと大差ない」点から、ソーシャルゲームを過剰に批判することは間違いであると結論づけたと言う。だらだらと長期間惹きつける魅力は何なのか?今一魅力がわからない。 

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