三重県鈴鹿市の市立小学校で、暴れた4年生の男子児童の脚を40代の男性教諭が蹴り、男児の父親が傷害容疑で鈴鹿署に被害届を出したことが19日、同市教育委員会などへの取材で分かった。教諭は「人を蹴ることの悪さを教えたかった。反省している」と話し、男児と父親に謝罪したという。市教委や学校は、あらためて謝罪した上で、今後の対応を検討する。市教委などによると、今月11日昼、校内で暴れていた男児を担任の女性教諭らが取り押さえ、駆け付けた男性教諭が左脚を蹴った。その後、男児が「蹴ってこい」などと挑発して男性教諭を蹴ったため、教諭が男児の左足首を蹴り返した。男児は同日、10日間のけがと診断されたという。学校側と市教委は13日、父親に経緯を説明、謝罪したが、納得しなかった父親が15日に被害届を提出、受理された。
教諭に対しては教育効果は一顧だにされないが、イジメ加害者の遊び発言は重く捉えられる見本みたいなもの。蹴られた男児が蹴り返すなど、もうメチャクチャ。こんなくだらない事件が受理されて、イジメ自殺は被害者が死んでるから立件できない?もう日本の警察はメチャメチャですなあ。
この件もモンスターペアレンツと増長した子供の大勝利。
全国ベースで見ると、イジメ自殺で泣き寝入りしかできなかった件は相当数に上るだろう。どうして被害者の人権が守られず、加害者の人権だけが厚く守られるような仕組みが出来上がってしまったのだろうか?
苛める側の家庭にも問題があったという指摘は正しいと思うが、その内容は大きく異なるように思う。貧困・虐待・愛情の不足ではなく、過剰な甘やかし、親のモンスター化、子供の社会性の欠如など苛める側に今まで問題にされなかった発達障害に近いものがあるように思う。今回の大津のケースでその辺の事情が解明されることを強く望みたい。
大阪府教委が今できる対策を協議している。いじめを繰り返す児童・生徒に対し、出席停止制度の積極適用を検討していると言う。20日に開かれる教育委員会議で協議される見通し。
出席停止制度 義務教育課程で、市町村教委が学校教育法などに基づいて、いじめや暴力行為などの問題行動を繰り返す児童・生徒の出席を禁じることができる制度。文部科学省によると、平成22年度は、小学校での適用例はなく、中学校は51件。教師への暴力や授業妨害への適用が大半で、いじめが理由だったのは6件。
こんないい制度があるのにイジメには適用しなかったとは?やはり先生達の頭は硬直しているようだ。もっと柔軟に今ある制度で一日も早く全国のイジメを撲滅してイジメによる自殺を防止してもらいたい。
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