高血圧と認知症との関係
「認知症を発症した人の血圧は低い」とか「降圧剤で血圧を下げると認知症になりやすい」と考えられた時期もあった。
毎年毎年、同じ内容を同じペースで話し続ける。変化や刺激に乏しい業務と生活。これが、退職後に認知症になりやすい要因になる。
これに対して、数学、化学、物理、音楽、体育、美術などの教師は、なりにくい傾向にある。クリエイティブでいることが求められるからだろう。
バーのマダムも認知症になりにくい。儲かるように、客に気に入れられるように、色気を出し、人脈づくりにも熱心。頭がフル回転していて、認知症になっている暇はない。
大事なのは、退職後も何かに向かって意欲を持ち続けられるか、クリエイティブな気持ちでいられるかどうか、ということだ。
長時間のデスクワークや車の運転など座っている時間が長い生活を続けると、心血管系の疾患や糖尿病などを発症するリスクが高まり、寿命が縮まる可能性がある。そんな調査結果がこのほど米内科学会誌に発表された。
米カリフォルニア州の経営コンサルタント、スティーブ・トバック氏は、上司との1対1の苦痛に満ちたミーティングを思い出す。しかし、ある日、ミーティングの代わりに散歩に行こうと誘われてから、彼との仕事上および個人的な関係は改善した。外に出て青空の下で少し体を動かすと、その上司は明るくなり、その後は、とても良い関係になれたと言うのだ。
メモを取るのが難しいことや、携帯端末機器を使えないのは不安だという現実的な懸念はあるが。
2015年04月01日 14時33分
昨年、そんな近藤氏の見解を裏付けるかのような研究データが発表された。従来の「上は130以上、下は85以上」という基準をはるかに超える、「上は147以上、下は94以上」という“ゆるい”基準でも健康だという。
基準数値を調査・発表したのは日本人間ドック学会と健康保険組合連合会(健保連)である。
150万人から「過去に大きな病気をしておらず、煙草も吸わず、飲酒は一日一合未満」などの条件で約34万人の「健康人」をスクリーニング。さらに絞り込んだ「超健康人(スーパーノーマル)」約1万~1万5千人の検査値をベースとして各項目の「基準範囲」を求めた。「超健康人」たちが叩き出した「基準範囲」は、これまでの常識を覆すものだった。高血圧をはじめ、様々な分野で従来の基準では“悪い”と見なされていた数値だった。例えば尿酸値はこれまでは下限が2.1、上限が7.0とされていたが、今回の基準範囲では男性は「3.6~7.9」、女性は「2.6~5.9」と示された。メタポリック症候群などの調査で使用する、肥満度を示すBMIも従来は「標準体形は24未満。25以上は太り気味」とされていたが、今回は男性は27.7、女性は26.1までが「模準」と、条件が緩和された。
無駄な高血圧治療を受けずに済むために知っておくべき五つの心得
実際、「高血圧=長生き」を示す、データもあるという。「海外で75歳~85歳の高齢者約500人を対象に、降圧剤を飲まない状態で経緯を調べた調査がありました。すると最高血圧180以上のグループの生存率が最も高く、逆に140を切る高齢者の生存率は、非常に低くなりました。血圧を気にせず、自然に任せて生活する事が重要なんです」
「ある種の降圧剤には発がん性リスクがあると従来から指摘されています。 また、降圧剤を使うことにより、怖いのは脳梗塞です。血管の中で血液が凝固し、その先が壊死してしまう病気ですが、血圧を不必要に下げる事で血液の流れが悪くなり、発症リスクが高まります。
高齢者の場合は、血液が脳に回らなくなるとボケも出やすくなる」
「血圧というのはその人の年齢、性別や体重、それに塩分やアルコール摂取量、タバコの量などに応じて、それぞれの身体が自然調整した結果です。これを薬で強引に下げると様々な不都合が生じますが、太り過ぎに気をつけたり、アルコールを減らしたり、運動して下げる分には無理がありません。気になる方は薬を使わずに下げるべきだと思います」
④「上が147までOK」も疑え
「今回、基準値を求めるにあたり、“超健康人”を調べて各数値を取り、低い方から高い方に順に並べて両端の2.5%をカットしています。そして血圧の上は147となっていますが、カットした2.5%の中に150、160の人もいたはず。基準範囲のワク外であっても“超健康人”なのだから、異常値とは言えません。むしろスクリーニングなどせずに150万人全ての数値で計測した方が良かった。その方がより正確な基準範囲を示すデータになったのではないでしょうか」
「まず、薬自体による副作用を知っておくべきです。メバロチンという薬はコレステロール値を下げますが、一方で筋肉を溶かし、肝機能障害や末梢神経障害を起こす可能性がある事が分かっています。コレステロールが少なくなる事で脳から筋肉への指令がスムーズに行かなくなる現象も発生します。
さらに「死亡率」では“逆転現象”が起きているという。
「先ほども触れたように、コレステロールが高い人は心筋梗塞などの発症リスクがあります。しかし薬を投与してコレステロール値を下げても、死亡率は変わらないという研究結果が既に出ています。そればかりか、コレステロールが低い人ほど死亡率が高くなる事も分かっているんです。」
患者自身が、もっと勉強して賢くなる必要がある。正しい知識は受け身では得られない・・・・・
近年の高齢者に対する降圧剤の長期投与と、介護要老人や認知症の増加とは、関係があるのではないかと言う説もある。そもそも高血圧になるのは、加齢により動脈硬化が進んだり、食生活や糖尿病などの影響で血液がドロドロになったりすることで血行が悪くなっている為に、血行を良くしようと体が反応するためだ。降圧剤を服用すると血行が悪いまま、無理やり血圧を下げる為に、血流不足が起きてしまう。この降圧剤による脳の血流不足が原因で、認知症やアルツハイマーが急増しているのではないかという。普通に健康に暮らしているなら、血圧が高いからといって、降圧剤を服用するのは注意した方が良い。認知症の治療法はない。予防のためにもできるだけ降圧剤以外の方法で血圧を下げたいものだ。
1日に350gの野菜摂取が推奨されるが、なかなかこれだけ摂るのは難しい。
今、野菜パウダーと称する野菜を過熱水蒸気殺菌・乾燥・粉砕した商品が人気を呼んでいる。ビタミン・ミネラル・食物繊維などの栄養を豊富に含んだ食品だという。自然な食品をバランスよく、便利に、簡単に摂取できるという。
確かに微粉砕加工することにより消化吸収性の向上は期待できる。
パウダー状なので、かなりの量の野菜が摂れる。
消化力の弱った高齢者や病弱な人には朗報かも知れない。
しかし、野菜に含まれるビタミンは、乾燥させると空気中の酸素との結合が進み、酸化されるため、栄養価は極端に落ちる。
しいたけなどのキノコ類は天日で干すことによって、化学変化が起き、ビタミンDが増えるが・・・・
食品成分表を見ると、乾燥野菜が生野菜より栄養価が高くなっているが、乾燥野菜には水分が含まれていないため、グラム単位で比較すると「乾燥野菜の方が栄養価が高い」ということだ。乾燥野菜に失われた水分を足すと、乾燥によって酸化された(壊れた)分だけ、栄養価は低くなる。
以上のことをわきまえた上で、ミネラルなど自然食品からの摂取だけでは不足しがちな人は、補助的にパウダーで摂取するのは良い方法だと思う。
ただ、食品を食べることは咀嚼や嚥下といった生きる上で大事な生理的機能の向上にも寄与するので便利だからといって、全面的に頼るのは良くないだろう。
ビタミンやミネラルが豊富だが、シュウ酸も多い。シュウ酸は体内でカルシウムと結合してシュウ酸カルシウムになり、結石につながるリスクがある。
2. 大豆
大豆には、鉄の吸収を妨げる作用があるのだとか。また、大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似ていて、大豆の多量摂取は子宮がんとの関連が指摘されている。
3. 脂肪分の少ないお肉
お肉は脂肪分の少ない部分であればヘルシー。だが、専門誌Cellに発表された研究によると、動物性タンパク質にはインスリン様成長因子というホルモンの分泌を促す働きがあり、これによりがん細胞を増殖させたり、老化を早めたりするとのこと。
4. ツナ缶
肉より魚の方が体にいいと考えて、意識的に「ツナサンドウィッチ」「ツナサラダ」などを選んでいる人もいるのでは。
確かにツナはいいタンパク質源だが、体に有害な水銀をも含む。
5. ナッツ類
ビタミンやミネラル、食物繊維、体にいい不飽和脂肪酸などを豊富に含んでいるナッツ。コレステロール値や血圧を下げるなどのメリットがあり、また美容にも効果があるとされている。だが、問題はカロリーが高いこと。米国のメイヨー・クリニックによると、1日当たりひと握り以内が理想なのだとか。
6. オレンジ
甘酸っぱさが特徴のオレンジに含まれる酸は食道を刺激したり、胃酸の分泌を促したりする。それが逆流性食道炎を招くこともある。
オレンジだけでなくトマトなどの酸性食品は同様に注意が必要だ。
ビタミンCは、1700年頃、フルーツをあまり摂取できない船乗りがビタミンC欠乏症で死亡したことから、研究が始まった。2,000mg以上を摂取すると、腎臓結石になる危険性が高まるという。
通常の食事からカルシウムを多量に摂取しても健康障害が発生することは稀だが、サプリメントなどの利用による過剰摂取で、泌尿器系結石、ミルクアルカリ症候群、他のミネラルの吸収抑制などが起こる。1日4000mg以上を長期間摂ると、肝機能障害、便秘、結石などの障害をきたす。
魚油カプセル。日常的に沢山飲んでいる人は、70%以上も前立腺癌にかかるリスクが増えるらしい。
放射線影響研究所(広島市)で定期的に健診を受けている47~92歳の一般の男性626人の全身の筋肉量や骨量、骨密度を1994~95年にエックス線で測定した。筋肉量が40歳以下の標準値の8割より少ない人の割合は、60歳代で52・8%、70歳代で70・6%と高齢になるほど多かった。測定した人を12年間追跡。この間に197人が死亡した。筋肉量が40歳以下の標準値の8割より多い人と少ない人の二つのグループに分けて調べたところ、死亡率は年齢などほかの影響を除いても、少ない人の方が1・9倍高かった。死因別でみると、肺炎や慢性閉塞性肺疾患など呼吸器の病気が2・6倍高かった。がんや脳卒中などでは有意な差はなかった。
筋肉には、グルタミンの働きだけでなく、糖を吸収して血糖値の上昇を抑えたり、動脈硬化を防いだりするホルモンが出ていることも明らかになってきた。しかし、高齢者は筋トレをしてもなかなか筋肉がつかない。年をとるにつれて筋肉細胞の働きが弱まり、萎縮し、そこに脂肪が入り込んで、筋肉がいわば「霜降り肉」のような状態になる。こうなると、筋トレをしても筋力が上がりにくい。
そこでガッテン流筋力アップ術が注目だ。きつめの速歩を行うと、筋肉は失った栄養を取り戻すために、30分~1時間だけアミノ酸などを取り込む穴を開く。この穴の開いた時間帯にアミノ酸を多く含む牛乳を飲めば、どんどん筋肉にアミノ酸が補充されるため、グルタミンもたくさん作られる。牛乳を飲んだ人は、飲まない人に比べて脚の脚力が2倍近く増えるという研究結果も出ている。
ややきついと感じる速歩3分を行ったら、ゆっくり歩く。これを1週間で速歩の時間が合計60分になるよう行う。そして、速歩後30分以内に牛乳200ml飲めばOK。時間がたつと筋肉への吸収が低下するので早めに飲むのがポイントだ。
一方吸収されたアミノ酸は血液に乗って全身に散らばっていく。そこで新しいたんぱく質の合成材料になる。しかしコラーゲン由来のアミノ酸は、必ずしも体内のコラーゲンの原料とはならない。むしろほとんどコラーゲンにはならないと言ってよい。
なぜなら、コラーゲンを構成するアミノ酸はグリシン、プロリン、アラニンといった、どこにでもある、ありきたりなアミノ酸であり、あらゆる食品たんぱく質から補給される。また、他のアミノ酸を作り替える事によって体内でも合成できる、つまり非・必須アミノ酸である。
もし、皮膚がコラーゲンを作り出したいときは、皮膚の細胞が血液中のアミノ酸を取り込んで必要量を合成するだけ。コラーゲン、あるいはそれを低分子化したものをいくら摂っても、それは体内のコラーゲンを補給することにはなりえないのである。
食べ物として摂取したたんぱく質が、身体のどこかに届けられ、そこで不足するたんぱく質を補うというのはあまりに素人的な生命感である。それは生物をミクロな部品からなるプラモデルのように捉える、ある意味でナイーブ過ぎる機械論でもある。生命はそのような単純な機械論をはるかに超えた、いわば動的な効果として存在しているのである。」
ヒトは、タンパク質を食べて消化吸収したのち、その吸収した「アミノ酸」を使って、タンパク質の再合成をおこなう。どのタンパク質をどれくらい合成するかを決めているのはDNA情報であり、人為的に操作することはできない。したがって、コラーゲン食品を食べることは、コラーゲンの材料であるアミノ酸を食べたことにはなるが、そのアミノ酸が体内でコラーゲンに再合成されるかどうかは定かではない。ましてや、顔の皮膚、膝の関節という特定の部位で再合成が行われることを期待するのは余りにも手前勝手である。
加齢により唾液の分泌量が減少したり、骨密度が減少したりと、体には様々な変化が生じてくるが、コラーゲンについては「どのくらい摂ったらよいか、本当に摂った方がよいのか、過剰摂取の害は?」などが明確になっていない。加齢により減少したから補うべきとするには、根拠が薄弱である。
ドリンク、ゼリー、粉末、タブレット等、美肌、関節痛、血管の増強によいということで販売されている。「年をとると体内のコラーゲン量が減るから摂った方がよい」と宣伝されているものもある。分解して吸収されやすいという触れ込みの低分子コラーゲンも人気だ。
身体の調子が悪いのは何か重要な栄養素が不足しているせいだという強迫観念にとらわれるのは、健康幻想であり、若さや健康ばかり追求するより、老いや病、死をどう受け入れるかを考えるほうが余程建設的なことなのだ。
スポーツの目的として考えられることは、