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〈記事〉がんばれ日本、がんばれ東北

2011年03月20日 | 記事・コラム



まずはこのたびの震災で被災された皆さまに心からのお見舞いを申し上げます。

私は普段、このブログで海外の記事などをとりあげる際、著作権を考慮して、
画像や文章などをそのままメインに使用することは、できるかぎり避けるようにしています。

ですが、今回ばかりは、どうしてもこの紙面をとりあげたかった。
イギリスの新聞、インデペンデント紙(The Independent)、震災後の13日、日曜版の面です。

すでにさまざまなところで報道されていますので、この紙面をご覧になった方も多いことと思います。

日本国内はもとより、世界各国もこの未曾有(みぞう)の震災に衝撃を受け、
まだまだ驚愕(きょうがく)し、うろたえているばかりであったさなか、
同紙のジョン・マリン(John Mullin)編集長は、新聞の表紙ともいえる一面を割いてこの広告を載せました。


※ ※ ※

Don't give up, Japan
Don't give up, Tohoku
A nation's ralling call

The death toll is at least 1,700, the economy has been hit for billions, and
yesterday an explosion at a power plant threatened nuclear meltdown,
But now the country is fighting back from its tunami hell

がんばれ、日本
がんばれ、東北
高まる結集の声

被災による死者数は少なくとも1,700名、経済損失は甚大、さらに
昨日起こった発電所の爆発により核溶解の恐怖にさらされることとなった日本――
だが、この国は津波の惨禍に立ち向かい、今なお必死に戦っている

※ ※ ※


今回のこの震災は、世界各国がすぐさまトップニュースでとりあげました。
さまざまな記者が、識者が、さまざまなことを記しました。
しかし各記事に寄せられた一般の人々の声の多くは、とても温かいものでした。
「これだけの震災に見舞われても日本人は非常に冷静」
「略奪もなく互いに助け合っている」
「世界でこれほど崇高な人々はいない」
「日本は必ずまた復興できる」
――そしてこのインデペンデント紙。

日本人であれば、思うことは皆同じであると思います。

がんばれ日本、がんばれ東北。

この広告を一面に配するという英断を下したジョン・マリン編集長に、
日本人の人として、心からの「ありがとう」を伝えたい。