花と英語と音楽と、ときどき×××

趣味の園芸、英語、音楽そのほかいろいろ

〈音楽〉行ってきたぜ! LOUDPARK 16 at 埼玉スーパーアリーナ その2

2016年10月30日 | 音楽

→その1からの続き


さてラウドパーク初日108日(土)。
この日は朝から関東では小雨がぱらついていました。

ライブでは極力荷物は少なめに、ということで
私は折りたたみを手にさいたまスーパーアリーナに向かったんですが、
こういうときにはビニール傘を使い捨てに考える人が多いようで…

 


入り口ラウパ看板前も傘置き場

 

1日目はまだこんなもんでしたが、2日目はより雨が多かったのでもっとすさまじい状態になってました。
あれはほとんどすべてそのまま捨てられちゃうんでしょうね。もったいな~。

 

 

正面が入り口で、入ってすぐのところでスタッフによるチケット確認と荷物確認がなされます。
ま、ふつうのライブ会場と一緒ですね。

写真左側、車いす用入り口は、公演中の再入場出入り口にもなっています。
私は各日券を購入していたので、その半券が出入りのパスになっていましたが、
2日通し券を購入していた人はリストバンドをもらい、それでチェックを受けていたようです。 

 

 入ってすぐの左側にはタイムテーブルと会場マップ

 

右側には歴代ラウパのポスター?の垂れ幕がぞろり

 

まだ音楽も聞こえてきませんが、けっこうここらへんからテンションが上がってきました♪

 

 

入り口から伸びた廊下にはこんなマッサージコーナーもあり、けっこう繁盛してました。
まあ長丁場のイベントだし、(私も含め)ハードロックファンには年寄りが多いですからね、
体もいたわってやらないと(笑)



入場は2階で、ここから1階のステージおよび物販フロアに下りていきます。

 

 

2階だか1階だかにあったラウパのイメージボード? ちらっとしか見てないんでよくわかんないんですが…。

 

 

1階に下りると、OFFICIAL BARがありました。
入場の際にワンドリンク券を購入するんですが、その交換所です。
スタッフがプラスチックのカップに交換した飲み物を注いで渡してくれます。

そしていよいよステージ… 

 

メインステージ、ULTIMATES STAGEBIGROCK STAGE

 

サブステージ、1日目はKINGDOM STAGE2日目はEXTREME STAGE
(同じステージですが、日ごとに名前変えてました)



下、過去、2ステージのときのラウパのエリアマップですが、会場の設置状況はこの図を見ればわかりやすいでしょうか。

 

 

メインステージとサブステージは別室になっているんですね。
左側の「MAIN ARENA」とあるほうがメインステージルーム、右側のグレーの三日月形の部分がサブステージルーム。


メインステージルームの中央のオレンジ色の部分はオールスタンディングで一帯にブルーシートが敷いてあります。
ステージがぶり寄りで見たい人は前方に詰め寄り、興味のない人は後方で眺める。
実際には後方は休憩箇所と化していて、みんな座ったり寝転がったり。
指定席を購入した人はメインアリーナ両側のサイドが席です。


サブステージルームは位置的にはメインとさほど離れていませんが、
合間の黒い部分、ここがけっこう防音してまして、
移動したら、一方のルームの音は聞こえてきません。

サブステージルームのほうもメイン同様ブルーシート敷き、
一方メインと違い自然光が入るつくりになっていて、

上の写真からもわかるように、ステージの激しい音楽とは対照的に、あらなんか健康的な印象(笑)

サブステージルームの後方には屋台が複数あり、
ステージ近くに食べ物を持ち込むのは禁止ですが、屋台の周辺では飲食できるようになってます。

 


私が入場したときにはメインルーム・ULTIMATE STAGEALDIOUSという日本の女子バンドが演奏してましたが、
(ラウパは洋楽イベントですが、一部邦楽アーティストも参加してます)
アニメの主題歌みたいな印象で真面目に聞く気にもならなかったので、
後方に行って、長丁場に備えて休むことにしました。

 

ごろんっと寝る



ギターやドラムの爆音が鳴り響くライブ会場で寝っ転がったのなんて初めてです。

観客に、事前に思っていたようなコワイ格好の人などはいませんでした。周りはいたってフツーの人ばかり。
ただし服装は、男も女も年寄りも若者も、総じて黒のアーティストTシャツにパンツ。
しかもヘヴィメタルやハードロック・アーティストのTシャツだから、
柄もヘビとかサソリとかドクロとか、ヘンなのばっかり。
…一般人から見たら妖怪の集団にでも見えるんじゃないか(笑)?


しかし…

いうなればまったくの別世界。

外界の、日常世界とはかけ離れた、黒ずくめ集団と爆音しかない世界、
そうしたなかで天井を眺めながら、
しみじみ、

ああなんて幸せなの

と、喜びをかみしめながら、あらためて、
「やってきたぜ! ラウドパーク!」と感慨にふけったのでした。



→その3へつづく


〈音楽〉行ってきたぜ! LOUDPARK 16 at 埼玉スーパーアリーナ その1

2016年10月16日 | 音楽

LOUDPARK(ラウドパーク)、略してラウパ。

このブログにいらしている方でこれが何かわからない人はいないと思うんですが、念のため、
ラウドパークとは洋楽ヘヴィメタル・ロック・フェスティバルのことで、
朝から晩まで複数のアーティストが大会場で途切れなくガンガンライブを演りまくる、
ファンにとってはまさに夢のようなイベントです。

しかしよほどの洋楽ファンでもなければ敷居が高いのも事実。
なんたってほぼ12時間ぶっ続けのイベントです。
しかもそれが2日間(1日だけ参戦選択も可)、
アーティストが複数ならステージも複数。
同時に演奏するの? 会場設置はどうなってんの?
特設HPなど見ても、どんなもんだかよくわかりません。

一度は行ってみたいなあ…でもなあ…などなど、
グズグズ思っていたところ、

「ラウパ行きません?」

と、7月のある日、突然のお誘いが。

『ラブストーリーは突然に』ならぬ「ラウドパークは突然に」(←古い)。

ということで、知っているアーティストはWHITESNAKEぐらい、という状況でありながら(超無謀)

行ってきました~ラウドパーク16

初参戦、ということで、
音楽的な評価等は他の人のブログか何かに任せるとして、
ここではあくまでも「はじめてのおつかい」ならぬ「はじめてのラウパ」、
私と同じように「一度は行ってみたいけどどんなものかわからない」という人に向けて、
音楽レポというより一個人のイベント体験談としてつらつら記してみたいと思います。



まずは事前知識として。

ラウドパークというのは年に一度開催されるイベントで、
だいたい半年くらい前に日程や会場などが発表されます。

参加アーティストなど詳細は徐々に決まっていく感じで、
特に物販内容や特設サイン会などの情報は、開催ギリギリになって発表されます。

今年は16回目、会場は埼玉スーパーアリーナ、3ステージ制で108日(土)・9日(日)の開催でした。

今回、初心者の私の最大の疑問は会場の設営状況。




  

タイムテーブル

 

複数のアーティストが3ステージに出演するというのはわかった。
基本ステージ交互にプレイするようだけれど、でも、一部重なっているよね?

そもそも1つの会場に3ステージって、音がカブんじゃないの?

またこれだけの大イベント、
ふつうの単独ライブでも、アリーナやスタンディングはいつもすさまじい人、
見たいアーティストのステージ見るのに移動(?)するっていっても、そんなこと、うまくできるのか?
加えてこれは「ヘヴィメタル」のイベント、
あちこち鋲(びょう)のついた革ジャン着たり鼻ピアスしてるような人ばっかりだったらどうしよう…


今にして思えば何か大きな勘違いをしていたのですが(笑)

ともあれ、そんなこんなで当日出かけていきました。


その2へつづく→


〈Bon Jovi〉『Nothing』

2016年10月04日 | Bon Jovi

Nothing

We've been through this all before a thousand times
Come on, come on, come on, tell me what's on your mind
Doesn't matter, baby, what I say
It all amounts to nothing anyway

I thought I saw you reach out, thought I saw you try
Waiting here for something, nothing is all I find
Kneeling at your altar, standing on the shore
Waiting out, now listen, I'm outside your door

When push comes to shove, it's never enough
It always comes down to something

How could I live?  Why would I try?
I've been learning to live without you but that's a lie
No giving in or saying goodbye
Seems there's always something but all that's ever left is nothing

I won't give up
I won't give up
No
'Cause you know I won't let you down

How could I live?  Why would I try?
I could learn to live without you but I would die

No giving in or saying goodbye
Seems there's always something but all that's ever left is nothing

Why would I try?

I've been learning to live without you but that's a lie
No giving in or saying goodbye
Seems there's always something but all that's ever left is nothing

I won't give up
I won't give up
No
'Cause you now I won't let you down
You know I won't let you down
You know I won't let you down


これまで何度も繰り返してきたね
ねえ どうかその胸の内を聞かせて
たいしたことじゃない 僕の言うことなんて
結局は何の意味もないこと

僕は君が手を伸ばしているのを見た気がした そうしようとしているのを見た気がした
ここで何かを待ち続けているけれど 結局何もないとわかるだけ
君の前にひざまづき 海辺に立ち
何か変わるんじゃないかと待ち続けているけれど 僕は君の扉の外にいる

いざとなると 心は満たされない
いつも行き着くところは同じ

どうやって生きていける? どうして僕はあがき続ける?
君なしでいいように思えてきた気もする でもそれは嘘
諦めない それともさよならを言う
僕たちの間にはいつも何かがあるように見えて 何もない

諦めない
諦めない
そう
君は僕がそうしないことを知っているから

どうやって生きていける? どうして僕はあがき続ける?
君なしでも生きていける でも 同時に僕は死んでしまう

諦めない それともさよならを言う

僕たちの間にはいつも何かがあるように見えて 何もない

どうして僕はあがき続けるんだろう
君なしでいいように思えてきた気もする でもそれは嘘
諦めない それともさよならを言う
僕たちの間にはいつも何かがあるように見えて 何もない

諦めない
諦めない
そう

君は僕がそうしないことを知っている
知っている
知っているから


※ ※ ※




Bon Jovi新譜
This House Is Not For Sale1021日日本先行発売記念


ということで。


These Open Arms』と並ぶ幻の名曲『Nothing』を訳してみました。

新譜発売記念なら、アルバム先行シングルの『This House Is Not For Sale』をご紹介するのが妥当なんでしょうが
…なんかアレは私的にはちょっち違うっていうか…
まさか新譜もあんな感じ? おいおい、みたいな…
いや、まあ、それでも買うでしょうけど。


さてとりあえず『Nothing』。

この曲はもともとアルバム『Have A Nice Day』収録予定の曲だったのですが、
American Idle(『アメリカン・アイドル』:アメリカのアイドルオーディション番組)で準優勝した
Bo Bice(ボー・バイス)というアーティストに提供され、
結局、
Bon Joviの楽曲としてはアウトテイク(アルバム制作課程で録音されたものの外されてしまった楽曲)となってしまいました。
しかしこれは本盤に載せてしかるべき名曲と思うんですが、どうでしょう?

想っても想っても報われない、
どれだけ一緒の時を過ごしても相手と自分との間には何もない、
わかっていながら断ち切れない気持ち――

Always』も切ない歌ですが、これもなかなか、いやかなり、胸にくるものがあります。

歌詞中に登場する「When push comes to shove」というのは
「いざとなったら、必要なら、いよいよそのときには」という意味で、
When push comes to shove, I always stood up for him.Oxford Online Dictionary
(いざとなったら、私はいつだって彼の味方となった)
というように使います。

この歌でいう「いざというとき」というのは
ふだん目をそらしている現実・事実に目を向けなければならないとき――
「何もない」とわかりつつ誤魔化し続けている関係に疲れたとき、悩み苦しんだとき、
「もう別れたほうがいいのではないか」と考えたとき…そんなときのことのように思えます。

人を恋(こ)うる気持ちというのは難儀なもので、
いくら無駄だと、無理だとわかっていても、
そうそう簡単に思い切れるものではありません。
この歌は、そうした苦しみや切なさを歌い上げています。