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〈Bon Jovi〉『Take Back The Night』

2015年09月21日 | Bon Jovi

Take Back The Night

These seven days and nights
Are always blending
This so called tragic life
So where's that happy ending
Stuck at the traffic light
It's just the same old song
I'm humming all the words
But I won't sing along

Listen
I need something different
I'm tired of giving in
Time to start living

Do you want to be
Another casualty
The one who stands his ground
When everybody leaves
It's time for taking sides
It's time to face the truth
Too late for turning back
So whatcha going to do

Listen
I need something different
There's no time for reason
I'm tired of bleeding

We're going to take back the night
Surrender to me and save my life
Let's start a fire, let's start a fight
We're going to take back the night

Listen
I need something different
I'm tired of dreaming
This time I'm screaming

We're going to take back the night
Surrender to me and save my life
Let's start a fire, let's start a fight
We're going to take back the night

Take back the night
We're going to take back the night


この7日間、昼も夜も
常に入り乱れ
このいわゆる悲劇的な人生
ハッピー・エンドはいったいどこに
交通信号に行き詰まって
いつもと同じ、お決まりの古い歌
11つの言葉をなぞってハミング
でももう俺は合わせて歌っていたくなんてないんだ

聞けよ
俺には何か違ったことが必要なんだ
屈服するのはもううんざりだ
今こそ俺は俺の人生を生き始める

さらなる被害者になりたいか?
自分の足で大地を踏みしめる者になりたいか?
誰もがその場を立ち去ろうとしている
さあ自らの行き先を決めるときだ
真実に向き合うときだ
過去を振り返るには遅すぎる
自らに問え、お前はこれから何をする?

聞けよ
俺には何か違ったことが必要なんだ
ごたくを並べている時間はない
俺はもう血を流すのはうんざりなんだ

あの夜を取り戻すんだ
俺に屈しろ 俺の人生を救え
火を燃やせ 闘いを始めろ
あの夜を取り戻すんだ

聞けよ
俺には何か違ったことが必要なんだ
夢を見るのももう疲れた
さあ今度こそ高らかに声を上げるんだ 叫べ

あの夜を取り戻すんだ
俺に屈しろ 俺の人生を救え
火を燃やせ 闘いを始めろ
あの夜を取り戻すんだ

あの夜を取り戻せ
あの夜を取り戻すんだ
自分の人生をその手に取り戻すんだ


 

新譜『Burning Bridges』のボーナストラック、『Take Back The Night』。
Bon Joviお得意の「負けるもんか」songです。

同アルバム収録の『We Don't Run』ほど曲調は激しくないですが、
根底に流れるのは同じ、
「どん底に落ちても絶対に這い上がってやる」という力強いメッセージです。

これは私の勝手な解釈ですが、
Bon Joviのこうした「負けるもんか」songは、
決して、その結果が「勝ち」であるかどうかは答えてないように思えます。
結果がどうとかこうとか関係なく、
どんな苦難に遭っても、負けるな、屈するな、立ち上がれ、
「今」を、「自分」を生きろ、と歌っている。

歌詞中に出てくるgive inは「あきらめる」という意味で
give upとほぼ同義ですが、
give upcease making effort(努力をやめる)であるのに対して、
give incease fighting(闘うのをやめる)。
Oxford Dictionary of English. Oxford University Press, 2003

be tired of ~「~にうんざりしている、飽き飽きしている」と合わさって、
I'm tired of giving in「闘いを投げるのはもううんざりだ」=「屈服するのはもううんざりだ」。
(※be tired of ~の「be」be動詞という意味です。主語によってamareis等に変化します。)


全体の歌詞を見ると、
たしかにここはgive upよりgive inのほうがふさわしい感じがしますね。

また、『We Don't Run』の歌詞の中にも登場しているstand one's ground
これは「しっかりと自らの足で大地を踏みしめる、一歩も退かない」という意味です。
(※stand one's groundの「one's」は人称代名詞の所有格という意味です。主語によってmyherhis等に変化します。)

stand one's groundは彼らの歌に頻繁に登場します。
興味のある方はどれくらい登場するか探してみてください。



あらなんだか音楽レビューというより英語の学習ページみたいになっちゃったわ…(汗)


〈Bon Jovi〉『We Don't Run』~新譜『Burning Bridges』発売

2015年09月02日 | Bon Jovi

この45年、ちょっとした浮き沈みはあったものの
そこそこ平穏で、安定した日々を送ってきたのですが

…来たよ。また。

人生に起こる、それまでの生活をひっくり返すような出来事を
いわゆる転機というならば、
私にはもうすでに34回、願ってもないのに訪れてます。

なのに

来たよ。また。

なんなのか。
そういう星の下に生まれてるのか。
どう懸命に生きても何度も何度も地べたにたたき落とされる。
しかも、私にはまったく何も関係のないことで。

いったい私が何をしたっていうのか。
何の罰ゲームだというのか。

キーーーーーーーッツ ヽ(`皿´#)ノ !!!!!

…という感じで
身も心もボロボロクタクタなところに
発売されました、Bon Jovi新譜『Burning Bridges

プロモもインタビューもほとんどナシのまま、
1カ月前に突然発売発表された、
ジョンいわく「ファンアルバム」。

通しで聞いたのは実はまだ1回。
初印象は、「なんだかBサイド集みたいなアルバムだなあ…」。
アルバムカバーもぺラッとした紙切れ1枚が入っているだけ。

どうも裏事情として、今回の新譜は、
長年契約していたレコード会社(マーキュリー・レコード)と決裂して出した
最後のアルバムだとかなんとか。


は~ん…どおりで何かやる気のない…もとい、
アヤしい歌詞の歌が収録されてございます(『Burning Bridges』)。

最初これはリッチーのことを歌っているのかと思ったんですが、
両方への、二重の掛詞としての歌詞でしょうか、
サヨナラ、アディオス、アウフ・ヴィダーゼン、フェアウェル…(全部別れの言葉)
てんこ盛りですね。


上記の繰り返しになりますが、私が通しで聞いたのはまだたったの1回だけ。
なので全体の感想というのは言えないのですが、1曲だけ、今、繰り返し聞いている歌があります。


We Don't Run

Take a look around you, yeah, the sky is falling
Sinners say your prayers this train is off the tracks
Nothing is forever when tomorrow's calling
Dancing with the devil to get one day back

Take me to the banks of your muddy water
Where the flesh and blood and the spirit meet
Only takes your touch for me to find salvation
You're the only reason that I still believe

I'm not afraid of burning bridges
'Cause I know they're gonna light my way
Like a Phoenix, from the ashes
Welcome to the future it's a new day

We don't run
I'm standing my ground
We don't run
And we don't back down
There's fire in the sky
There's thinder on the mountains
Bless each tear and this dirt I was born in (run)
We don't run
We don't run


周りを見渡せ そうさ 空が落ちてくるのが見えるかい?
罪人が祈りをささげる この列車は脱線している
永遠に続くものなど何もない 明日が声を上げてお前の名を呼んでいる
悪魔と踊れ お前の「その日」を取り戻せ

泥の流れの岸辺に連れていけ
そこは血肉と魂の出逢う場所
お前が触れる そのぬくもりだけが救い
俺が信じていられるのはただお前がいるからこそ

俺は恐れない たとえ退路が断たれようとも
行く先には光が待ち受けてるから
不死鳥のように 灰の中から立ち上がれ
ようこそ未来 新たな1日よ

俺たちは逃げない
俺は足を踏みしめ立ち上がる
俺たちは逃げない
一歩も退かない
空に輝く炎を見よ
山に光るいかづちを見よ
その涙11粒に祝福を 俺の生まれたこの汚泥に
俺たちは逃げない
逃げない
そうさ 俺たちは決して逃げない


PVは直接リンクができないようなので、お聞きになりたい方はコチラ↓
https://www.youtube.com/watch?v=t_PQvX5dUnE




たまたまなのか、何か因縁めいたものがあるのか

私が打ちのめされているときには
いつも、なぜか、Bon Joviの曲があるんですねえ…。

ここのところ、近年のアルバムや活動がパッとしてないのもあって
よそのアーティストにいろいろ浮気してたんですが、
久々に音楽を聞いて…泣いた。

These Open Arms』『It's My Life』『Bounce』…
歯を食いしばり、負けるものかと顔を上げるとき、
私には、なぜかいつも彼らの曲があります。

即席で、一気にダーッといったので、かなり自己流の意訳ではありますが
今、何か苦しいことがあって滅入っている方の心に響くよう、
立ち上がる力を与えてくれる曲であることが伝わればいいと思います。

しばらくはこれが私のテーマ曲です。

やっぱりいいですBon Jovi…。

みんな、聞いてね(と、宣伝宣伝)。