■2012年8月4日 日経
アスベスト(石綿)によって中皮腫を発症する過程で、体内で鉄が過剰な状態になっていることを名古屋大大学院医学系研究科の豊国伸哉教授(生体反応病理学)らの研究チームがラットを使った実験で発見、4日に英病理学会誌電子版に発表した。
中皮腫の治療法は確立されておらず、早期発見でなければ治療は難しいというが、豊国教授は「将来的には、鉄を何らかの方法で取り除く事で、予防法の開発が期待できる」と話している。
鉄は成人1人の体内に4グラムほどあり、うち60%は赤血球で酸素を運ぶ役割があるタンパク質「へモグロビン」の構成成分だが、量が過剰になるとがん細胞や細菌などを攻撃する「活性酸素」を発生する化学反応の触媒になるという。
☆メモ
上記の記事の後、8月30日の時事通信に「がんの要因は過剰鉄分か」という見出しで、同じく豊国伸哉教授の研究の記事が掲載されています。
やはり鉄分過剰と重い病気には深い関係がありそうです。
当ブログで以前取り上げましたので、ご興味のある方は読んでみてください。
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