治る力、癒しの旅

自発的治癒の探求、考察、実践でホリスティックな健康を!
~私が感銘・共感できる代替医療の備忘録~

熱中症予防に扇風機は効果ありません

2022-07-06 21:20:59 | 気象
皆さん、毎日暑いですね。
 
さて、今日は気象予報士として。
 
今年は梅雨明けが異常に早く、
6月の終わり頃から早くも夏真っ盛りのような暑さが続いています。
 
熱中症でお亡くなりになる方も
例年に比べかなり多くなっていますが、
一つ、とても気になっていることがあるのです。
 
特に、ご高齢の方は、
室内でエアコンを使わずに過ごし
お亡くなりになる傾向があるようです。
 
もしかしたら、扇風機は使用されているのかもしれませんが、
実は、熱中症になるかならないかは、
気温以上に湿度の方が大問題になるのです。
 
例えば、砂漠の炎天下はもちろんとても暑いですが、
カラカラに乾燥しているので、
熱中症にはなりにくいといえます。
一方、日本の場合は気温が30度以下でも
湿度が高い傾向があるため、
特に、真夏の暑さに慣れていない6月や7月は、
熱中症にかかりやすいといえます。
 
日本において、普通の感覚では、
熱中症対策には気温に意識が行きがちですが、
湿度を下げる事が1番大切であり
最も重要なポイントです。
 
日本では夏には扇風機派!
という方も少なくないとは思いますが、
実は、湿度を下げる効果のない
扇風機を使っても熱中症の予防にはなりません。
 
ご高齢の方は、エアコンが苦手な方が
多かったり、光熱費の事を考えて
エアコンを使わない人も多いみたいです。
 
熱中症には湿度を下げる事が
1番大事なので、空気の湿気を下げながら
空気を冷やすエアコンを使いましょう。
 
湿度が下がれば、かなり涼しく感じます。
 
NHKの番組で放送されていたおススメは
28度の設定で自動運転との事。
 
暑い、寒いと、温度を頻繁に変えるのより、
自動運転で室内を一定に保つようにした方が、
光熱費を抑えられるそうです。
 
1度で6%の節電になるそうです。
 
それから、熱中症になった場合についてですが、
脳の高次機能障害が残り、
一生涯、後遺症が残ると言われています。
 
熱中症による高次機能障害については、
ゆで卵をいくら冷やしても
生卵には戻らないように、
熱中症で発生した高次機能障害は
元には戻りません。
などと例えられています。
 
(中枢神経の可塑性から、脳梗塞でも
脳神経が再生する事が分かっていますので、
適切な働きかけにより
脳神経は再生はするとは思いますが、
特殊なリハビリなど必要になると思います)
 
ですので、熱中症には
絶対にかからないようにしてください。
 
絶対に、かからない、
かかってはならないという意識を持ち、
1番に湿度に注意して、
そして、熱中症に扇風機は
ほとんど役に立たない事を理解し、
躊躇わず、暑い時にはエアコンを使うよう
心がけてくださいね。
 
また、昔に比べ、
日本近海の海面水温が上がっていますので、
今の夏は昔よりも
かなり蒸し蒸しするようになっています。
 
大切な事なので何度も繰り返しますが、
今の日本の夏は、昔より湿度が高く
除湿する機能のない、
扇風機だけでは対処できないので、
除湿しながら空気を冷やす
エアコンを躊躇わずに使いましょう!
 
設定温度を高めで自動運転にすれば、
そんなに冷え冷えにならないので、
苦手な方でも快適に使えると思います☺️
 
皆さんの大切なお祖父様や
お祖母様にも
教えて差し上げてくださいね😊
 
なお、扇風機は電気代が
1時間で1円程度とあまりかからないので、
エアコンと合わせて使うと、
室内全体が冷えるので良いようです。
 
 
コメント
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