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~step by step~[ 側弯症ライブラリー]患者の皆さんへ

側弯症(側わん症/側湾症/そくわん)治療に関する資料と情報を発信するためのブログです

患者さんの環境が変わる....変える、ために

2008-04-23 02:23:37 | 側弯症患者さんの経験
このところ仕事が忙しくて、なかなか調べものができずにいます。すみません。
いま帰宅して、幾つかのブログを拝見して、「発信」することの大切さをあらためて
感じていました。

mom's diary http://motherdiary26.blog70.fc2.com/

  私が登録しているSNSでも側彎のコミュがありますが、
  そこの書き込みでも整体などの治療を勧めるコメントを寄せてる人は
  後になってIDを削除しているような人も多くて、以前よりなんだか
  信用の置けない気がしておりました。
  いかにも患者を装った誰か・・・のコメントではないかと疑ってしまいます。

冷静に観察して発信していただけることで、いま悩んでいる患者さん(そのお母さん)
だけではなく、これから発症するであろう、こどもたち....いわば大げさな言い方
になりますが、後世に残すことに繋がる、ということなんです。
いまというこの時を「変える」ということは、「未来」を変える、ということ。
自分たちが苦しんだことがいつまでも続いていいはずがないです。まして、それが
側彎症という病気そのものではなく、どうして商売における“カモネギ”として
しか見ていない整体等の民間業者に患者さんが騙されつづけなければならない
のでしょう。

  彼らのやり方は、
   「インターネットで患者さんの背中のビフォーアフターの写真を示して
    治ったという過大広告を流す」
   「掲示板を利用して、患者のフリをして整体で治ったと流す」
   「林のようなブログでわけのわからない理論を流す」

これらの流通量が多いために、悪貨は良貨を駆逐するの理論のごとく、この日本
では10年以上にわたって、側彎症の正しい知識の普及が阻害されてきました。

  先日息子の通っていた中学に行って校長先生とお話した時にも、
  校長先生に大事な時期に回り道をすることがないようにと・・・
  つまりいい加減な治療院に通うことなく必ず日本側彎学会のHPで
  紹介されている専門外来にかようように、養護の先生からも
  そういった指導もしてくださるようにとよくお願いしてきました。
  思春期に多い病気だけに、親に相談できず養護の先生を頼りにする
  ことはあるかもしれませんし・・・。
  そんな時でも正しい知識を持って接してほしいと思ったからです。

momさん、ありがとうございます。
私はいわばバーチャルな存在ですが、こうして現実の社会に対して働きかけをして
いただけるmomさんのような方がいることが、とても嬉しいです。ひとり校長先生が
正しい知識を取得し、ひとりの養護の先生が正しい知識を取得する。
でも、その知識は決してそこでとどまることはないです。何かのきっかけがあれば
必ず思い出して、別の校長先生に伝わる、別の養護の先生に伝わるはずです。
最初の波紋は小さいですが、長い時間はかかっても、その波紋は静かにでも、確実
に広がっていってくれます。

このStep by stepというブログをご覧いただいてる方々も、少しづつですが広がり
をもってきてくれています。側彎症という病気が存在すること、その治療にどう
立ち向かうべきなのか、少しづつでもそうして知識を持つ方々、情報を得た方々が
広がっていってくれることで、「いま」患者さんが抱えている環境が変わることが
願いです。
例えば、装具(コルセット)をしていることは、恥ずかしいものではない、治療として
必須なものであり、他人から隠すべきものでもなく、辱めを受けるたぐいのもの
でもない。そして、そのような状況を普通に受け止める成熟した社会になって
欲しいと願います......たとえば、このような社会に

  今日は、帰る服に着替えている時、男の子にコルセット姿を見られ・・・
  『変なの~。』って言われたようです。
  娘は、『やめて!』って言ったら、また『変なの~!』言われたようで・・・
  『だから、やめてよ!!』ってもう一度言ったら・・・
  ピカチュウのワッペンを付けた男の子が
  『この子はね・・・ベルト(←コルセットの事)を付けているの・・・
  変なのって言わないの!』って助けてくれたようです。
  我が家では、“正義の味方ピカチュウマン”って言っているのです

  「VEPTRの会」より  http://blog.goo.ne.jp/dpkgs302

こういう子どもたちが増えていけば、日本という社会はもっと人に優しい社会に
なっていってくれると思います。このピカチュウマンは、きっとそのお母さんが
何が正しいことなのか、人に優しくするとはどういうことなのかを、お子さんの
こころのなかに育んでおられるのだと思います。

側わん症という病気になっしまうことだけでも、精神的にショックで、しかも
将来に対する不安という重しを受けているときに、せめて、それを受け止めて
くれる社会であって欲しいものです。こどもたちを優しく包んであげる環境で
あって欲しいものです。

そして、そういう未来を作るためにも、いま、今、このときに、「発信」していく
ことが大切だと思います。そして、それを受け止めくれる「皆さん」の存在が
とても大切だと思います。


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      VEPTRの会
嘆願書受付先:momotan0901@ybb.ne.jp まで、一度メールをお送り下さい。
折り返し嘆願書の書式・この運動の趣旨等を書いた用紙を送らして頂きます。
(お友達にもご説明しやすい様な書式も用意しております)
http://blog.goo.ne.jp/dpkgs302/e/6404701a8b7307e5ff84c9fa56b0add4


















































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