引き続き学会調査報告書からの引用です。
添付表は手術に伴う合併症として報告された内容をまとめたものになります。
脊椎手術という特徴を大きく表しているのが、やはり「神経合併症」の割合でしょうか
この調査では 全体の症例に対して 1.7% の発生頻度であったことが示されています。
このStep by stepをご覧いただいている皆さんは基本的に側弯症に関心がある方々
ですので、この「数字」を見たと . . . 本文を読む
引き続き学会調査報告書からの引用です。
添付表は整形外科経験年数と手術合併症との間に相関関係があるかどうか、という
切り口でのデータです。
これをご覧になって皆さんは瞬間的に何をイメージされるでしょうか ?
私見を述べさせていただく前に、合併症種類として示されている内容を見てみましょう。
◆神経合併症
脊椎の手術はまさに脊髄、神経に取り囲まれた部位における外科治療ですから、
術中の操作 . . . 本文を読む
学会調査報告書からの引用、二回目となります。
前回は年齢分布をもとにした調査結果の説明を加えてみました。
今回添付した図は、この調査結果を疾患別に分析したものです。圧倒的に多い疾患
が、「椎間板ヘルニア」と「脊柱管狭窄症」それに続くのが「変性すべり症」と
なっており、この3疾患だけの合計でも、10829症例となり、今回の全体症例数
16157例の 67%を占めていることになります。単純な . . . 本文を読む
(添付画像は、掲題学会報告書内から転載したグラフです)
日本脊椎脊髄病学会が2001年1月1日から同年12月31日までの一年間に全国で実施
された脊椎手術の実態調査を行い、それを「脊椎手術合併症の実態」というタイトル
で報告書にまとめたものを入手しました。
これから何回かにわけて、その内容を皆さんにご紹介したいと思います。
調査方法 : アンケート調査
対象 : 全国736施設に予備調 . . . 本文を読む
私august03は、このブログ Step by stepを記載するうえで、「事実を記載」する
ということを最大のモットーとして実行してきました。
病気の患者さんにとっては、心のなかで求めるものは「何か自分の不安を解消して
くれて、安心させてくれることはないか」というものだと思います。「病気が
治る方法を知りたい」ということに尽きると思います。
その点については、このStep by stepはお . . . 本文を読む