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側弯症(側わん症/側湾症/そくわん)治療に関する資料と情報を発信するためのブログです

私事にて - 頚椎症の発症と進行 (日々の所感)

2019-06-22 20:51:08 | 頚椎症



  前回の記載からずいぶんと時間がたってしまいました。

  このブログを訪れる皆さんは側弯症についての知識・情報を求めてこられていますので、

  これから記載することはあくまでも私事の病気 - 頚椎症についてですので、

  皆さんのお役に立てる情報にはならないと思いますが

  もしおつきあいいただけるようでしたら、どうかお読みいただければと思います。
 

  病気というものは、それがどういうものであれ、病気になった。ということを知った瞬間はショックですね。

  仕事でずいぶん多くの頚椎症のレントゲン写真やMRI画像を見てきましたが、やはり自身の脊髄が狭窄している

  画像を見たときは、......診断を受ける前からある程度状況は理解していましたが

  う~む、と唸るしかありませんでした。

  いわば老化現象のようなものですから、ある意味、当然といえば当然の成り行きですから、それを受け入れる

  しかないわけで、とやかくジタバタはしませんでしたが、「なんで私が....」という思いが沸き上がって

  くることは否定できませんでした。


  ただし、いまだに少し心配しているのは、この症状はホントに頚椎症だけなのか? という不安はあります。

  もしかして、 ALS ??  病気としては、 ALS + 頚椎症 という状況も医学的には存在しますので。

  そういう意味ではまだ鑑別診断ができた、といえる段階ではありません。

  
  すでに地元の医療機関で診察を受け、レントゲン並びにMRIは終え、そのデータをもとに医師としての判断は


   - 画像で見えるほどには進行していないので、しばらく様子をみましょう

   - 今後、進行するのかどうなるのかは、わからない。症状と進行度は人によって千差万別
    進行せずに......つまり手術とならずに、一生を終える人もいれば
    急激に進行して、手術となる人もいる

   - 現時点での対処としては
 
     ① 理学療法 (頚椎の牽引及び腰椎の牽引)
    
     ② 痛み止めとしての薬物
・タリージェ錠 5mg
・メコバラミン錠 500μg


いずれもある意味では、気休め程度のもののようにも感じていますが、否定する理由もないので
  
  素直に実施、服用しています。 でも、これらで緩解するとは考えてはいません。

  どこかでは「手術」することになるもの、と冷静に考えることはできています。

  ようは、それがいつになるのか、そして、その際には、どこの病院(どちらの医師)にお願いすることになるのか

  それを真剣に考えるのは いつになるのだろう、と、今は漠然と想像しているだけの段階です。


  症状としては、

  ・手 (指先から手のひら、ときには肘にかけて) のしぴれ
   特に左がわ
   これは消えることなく継続している

  ・両足先 (特に親指)のしびれ。 このしびれはときには「痛み」として感じることもあり

  ・両足底のしびれ .....つねにではないが、消えることもない

  ・肘から手にかけてのだるさ

  ・下半身のだるさ

  ・朝、寝起きのときが一番つらい。 手指が膠着していて、動かすと痛い。
   でも、そのままにしておけないので、無理にでも動かしていると動きはスムースにはなる
  
  以上がネガティブな面

  ポジティブな面としては

  ・こうしてキーボードを叩いているように、運動神経は維持されている
   
   いわゆる日常動作は維持できている

  ・ふらつくというようなこともなく歩行能力も維持できている

   ⇒医師曰くは、つまずくような状況になったら、危険信号。とのこと。
  
    歩いていて、意思に反してつまずくことはない。ただし、まったくないわけでもない。
    但し、いまのところ、それは、履いている履物の影響があると感じている。
    日常はサンダル履きが多いので、そのせいだと思っているのだが。

  ・鑑別診断されているわけではないけれど、いまの時点では ALS ではなさそう。
   
   というのが、一番の心の負担を減らしてくれている要素

   あくまでも自己判断ではあるが

    
   びまん性筋萎縮・球麻痺・急速な体重減少・傍脊柱筋の萎縮・下顎反射の亢進・強制泣き・笑い

   このような症状は現れていないことをもって、ALS ではなく、頚椎症だ、と自分に言い聞かせている



   こうして病気と向き合っていて、自分に言い聞かせていることは

   どのようにこの病気と付き合っていこうか、ということ。

   想定されるシナリオは次の3点

    ①急激に進行する ⇒ 手術する

    ②進行はするが、ゆっくりと一進一退の状況が続く ⇒ 理学療法と薬物慮法

    ③一進一退の時間的経過のなかで、どうにも日常動作に支障をきたすようになったり
     痺れ感よりも、痛み感が強くなって、我慢しきれなくなる ⇒ 手術する


   繰り返しになってしまいますが、やがて、どこかの時点では手術は避けられないものと考えていますので

   そのタイミングは何か? ということを自分の身体を使って実験するような感覚でいます。

   あまり我慢しすぎて、神経や脊髄に不可逆性のダメージを与えるようなことは絶対に避けたいので

   自分の感覚(主観的指標)と、画像診断などの客観的指標をもとに、冷静にそのタイミングを
 
   計算したい。というのが今 考えていることです。



   側弯症についての新しい情報提供が停止している状況は、私としても心苦しいのですが

   事情をご考慮いただければと願います。



   august03

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1 コメント

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子供の脊柱側わん症 (ににこ)
2019-07-18 15:33:24
初めまして、こんにちわ。
小学一年生だった次女が側わん症と診断されて、こちらを拝見させていました。まだまだ先のことと思っていました。去年5年生になり、改めて進行性であり、近くの大学病院へ経過観察で通っていました。が、もう一度、真剣に拝見し、専門医のいらしゃる病院が車で片道2時間...と、しかし、親としてできることをと思いました。おかげ様で7時間の手術を受け、もうすぐ1ヶ月が経とうとしています。まだまだ、勉強不足ですが、とても助かりました。正しい判断が出来たと主人とも話しました。ありがとうございました。迷ってる方がいらしゃるなら、わが子の為に、よく読まれてください。
august03さまもご自身が大変であられるかと思います。ご自愛ください。ありがとうがざいました。
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