平成２８（２０１６）年の総括

　さて今年は私にとってどんな年であっただろうか。まず最大の収穫は、中美展の入選３回目で、無事会友推挙になったことであろうか。これにより来年以降、審査なしで作品が展示される。これは個人的にとても大きなことだ。

　今までは一般公募での出品のため、審査があり常に選外の可能性があったわけだが、これからはそれがなくなる。だから実験的な作品、つまり野心的であったり、冒険的であったりして、受け入れるのに抵抗がある作品を描いても確実に展示される。

　これにより、ようやく何も気にすることなく作品制作に没頭できる。私はなるべく人と違ったことを、つまり今までありそうでなかったことをやりたいので、そうしたことは拒絶反応を生みやすい。特別画期的なことを試みようとは思わないが、地に足をつけた上でどれぐらい飛躍できるかを試しているので、どうしても風変わりな、あるいは時代錯誤的な作品になりやすい。そうした作品を描いても必ず展示されるという利点は何物にも代えがたい権利だ。

　これ以外に重要なのは、アルバイトでしっかりと貯金を作れたことだ。何をやるにもお金が必要だし、貯金は多ければ多いほど良い。ただ貯金しただけではなく、必要な物や今まで欲しかった物を買えたのも今年の収穫だ。土屋鞄のユニック・リベルタ・ラージトートやコンフィオ・ヌメ革バイブルシステム手帳、そして念願の将棋の駒。木版画制作を始めたことも大きい（残念ながら現在止まってしまっているが）。

　そしてこのブログの記事数も増え、絵画制作関連の記事を充実させることができた。まだまだこれから増えていくものの、何らかのお役にたてたのではないかと自負している。残念なこととしては、将棋道場通いを再開させたものの、中途半端になっていることと、同じく美術館通いも再開させたものの、こちらもまた、さほど通えなかった。これらは来年の課題としたい。

　というようなわけで、今年を振り返るとなかなか良い一年だったのではないかと思う。少なくとも去年よりあらゆる面で前進している。来年はさらに前進して、よい成果が得られればと思っている。

　最後に、今年一年このブログを読んで下さった皆さん、本当にありがとうございます。この場を借りて厚く感謝申し上げます。来年もよろしく申し上げる次第です。

　付）来年の抱負や予定は、年明けに記事にしたいと思っています。

　蛇足）今年は酒飲みの記事が多かったような気がしています。個人的にはそんな印象がある。来年もお酒は飲んじゃいますが、気をつけねば。