シンムラテツヤのブログ

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『TOWER』3

2013年12月09日 | 日記
3、メリーゴーランド
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デトロイトのハウス、ビーチボーイズ、ディスコ、ジャーマンロック。
そんなレコード棚の音楽達が交差点で混じり合った曲。

ヴァイオリンベースをFenderデラックスリバーブに突っ込んで
リバーブ全快で弾いていたら出て来たリフから始まりました。
どうしようもなく暗い曲だったのですが、
ベースにファズをかけて4つ打ちビートにしてYAMAHAのキーボードを足すことで不思議な曲になりました。

ずっと同じリフなのですが、Aメロはマイナーでサビはメジャーになる。
ここで歌われているのはポールマッカートニー、レイデイヴィスの洗礼を受けて生まれたメロディです。

デッドな音でドラムを録ったのですが、
DEWさんの、この上にまったく別なドラムサウンドを録ってそれを同時に鳴らそう。
というアイデアでこんな音に仕上がりました。
違う部屋でツインドラムでずっと叩いているという状態です。

真っ暗闇の中にちょっとした光が差し込んでくるというアイデアに取り憑かれて、
僕はそこに目がけてアレンジを進めました。

ここで歌われている歌詞は、とある球技を観ている時の頭の中について。
感情にスピード規制はないからねえ。夢中になるって大忙し。
政治家よりも誰よりも脳みその司令塔さんが一番忙しいんですよ。
(毎日お疲れ様です!!)

さて、例えばヘッドフォンで音楽を聴いてて得られる孤独感というものがあると思うの。
でも音楽には「結局は何かに繋がってしまう」という魔力があると思うんだな。
そんな音楽で体が動いてしまうというのは、これもやはり神様がくれた才能だと思います。

川は結局海に繋がるように。
孤独なタマシイはいつだって居場所を探している気がする。

「暗闇の中、ダンスしよう。」
それは、毎日抱えている不安との上手なつきあい方なのかもしれない。