シンムラテツヤのブログ

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『TOWER』7

2013年12月25日 | 日記
7、U・F・O!
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このアルバムの中では一番歴史のある曲。
恭ちゃんが散歩しとる時に感じたビート。そこから始まった曲。
何度かセッションを繰り返していくうちに、

<ユーエーフ、オー♩>

というメロディが決定的に浮かんだ。
もしかしたら恭ちゃんがその時宇宙のことに思いを馳せていたのかもしれないね。

この曲は、もはやこの地球で客観的に物を考えるには宇宙人の視点で視るしかない。
ということから始まっています。
藤子・F・不二雄。星新一。カート・ヴォネガット。。
歌詞は多分、短い時間の中で永遠のテーマを織り込んでしまう人たちに影響されていると思います。

「この地球はいったいぜんたい、あと100年もつかね?」
という宇宙人の会話の、サウンドトラックとして作りました。

間奏はビンテージのヴォコーダーで歌っています。
(それにしてもなんでヴォコーダーというのは宇宙を感じるんだろうね?
 SF映画には素晴らしい作品が本当に多い)

このヴォコーダー僕と恭ちゃんで二人の宇宙人の役を演じながら、掛け合いをしています。
さて何と話しているでしょう?

サウンドに関しては、恭ちゃんが同じフレーズを違う音色で何度も録るという気が狂いそうなことをやっています。
僕は甘えて2番目のAメロからから入ってくるワウワウギターしか弾いてません。
ちなみにこれはワウペダルとコーラスとフェイザーで作りました。
(ライブで再現不可能!付加No!)

ベースとドラムはとにかく温度が高まるグルーヴにならないよう気をつけました。
どこまでも冷たいコンクリートのイメージです。

ちなみにこの曲をライブでやるときは毎回、尺が変わります。
リハーサルでもスタジオに入る時間帯、部屋の広さ暗さなどによって毎回変わります。
この子は、フリーに演奏するのが一番良いんだよな。
ライブの方もぜひ楽しんでいただきたいです。

よく聞かれるのですが、僕は超常現象などに特別な興味はありません。

でも4人も大人が集まって同じ曲を演奏して、そこに息なんて合ってこようものなら、
宇宙から何かがやってきそうな気もしています。