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SS-one社 訪問

2024年10月06日 21時00分00秒 | 機材
7月下旬に関東に行ったのは、実はこの機材の改造のためでした。

そのついでにシュミットにも行ったのです。

このNewアトラクス赤道儀は、池谷・張彗星の時にはすでに使っていたのでもう20年以上になります。
2012年にK-ASTEC社で改造をしていただきましたが、
自動導入ができないことがネックとなっていました。(PCと繋いでできるそうですが、上手くいきませんでした)
暗い彗星を導入するときも、ステラナビゲーターを見ながら星の配置を辿りつつ導入していました。
非常に効率が悪かったので、ここ数年出番をSXP2に奪われていました。
(自動導入できないからSXP2を購入しました)
しかしR200SSといった20cm級の望遠鏡を乗せたときの安定感はSXP2より上です。
いずれ観測所を作ったときにメインの赤道儀として使いたいので、どうにか自動導入はできるようにしたいところです。
AXD2・・・ 高すぎて無理!
年始にAXD2の中古が60万というのを見つけて心が揺れましたが、すぐ完売になったようでした。

年始からいろいろ調べて、SS-ONE社でマルチドライブを使う改造ができないかと思いました。
ASIAirの便利さを味わっていたので、マルチドライブなら・・・と考えるようになっていました。
春頃、SS-one社に問い合わせをしました。返答は
店舗に持ち込みなら受けます
でした。鹿児島から持っていく?
グーグルマップで調べると、距離は約1400km、約18時間と出ました。
この時点で、いったん諦めました。
OnStepは?と思いましたが、星仲間から「モーターを入れるところが厳しいみたいだよ」との返事でした。

GW頃 SS-oneニュースで「そのうちコントローラー外付けタイプは止めます!」という発言がありました。
やばい、アトラクスでASIAirを使う方法がなくなる と思い、遠いけど群馬に行くことを決意。
夏に伺うこを伝え、マルチドライブをキープしていただきました。

車で群馬まで行く、飛行機で行くなどSS-one社までの交通費を検討した結果、
飛行機+JR+レンタカーが一番安かったです。
まぁ車で行くと長距離なので、事故をする可能性も高いですし。

赤道儀は群馬のヤマト営業所で受け取ることにし、社に伺う5日前に発送しました。
三脚も送ってほしいということだったので、一緒に送りました。

7月22日、鹿児島から飛行機で羽田まで、そこからは在来線と新幹線で高崎まで行きました。

宮崎市上空

見えた!十数年ぶりの富士山。
高崎でレンタカーを借りたときには、車の温度計は39度を指していました。
アトラクス赤道儀をもってSS-one社を訪問しました。

店舗の前で店主が待っていてくださいました。
すぐに赤道儀を組み立て、部品が外されモーターやギアがあらわになりました。

まず、「モーターが小さい」と言われました。
SS-one社でGP赤道儀用に使われているモーターと比べると、確かに小さい。
赤緯は大丈夫だが赤経モーターが入るスペースが狭く、赤緯より小さいモーターしか使えないことが分かりました。
しかしモーターが小さくなると速度も出ないし、トルクも不足する。
いろいろな案を考えてくださり、とりあえず改造はできそうだと判断されました。
ギアは遊びが大きく、「これでちゃんとガイドできてました?」と言われました。
とりあえずモーターは新しく中国から取り寄せることになり、ベルトドライブになりそうなことも伝えられました。
いつ完成できるかわからないので、引き取り日も決まりません。
アルミケースに入っているので、返送は運送会社を使うことを許可してくださいました。
数万の出費が、5千円ほどで済んだのは助かりました。


その日の夕食は山岡家へ。
撮影帰りに山岡家へ行かれる方のブログを何度も見たので、気になっていました。


改造終了の連絡は8月終わり頃にいただいていたのですが、「実際の星でテストして送りたい」とのことでした。
SS-one社のブログの8月28日の記事の赤道儀は、実は私のです。
そして数日前、テストが終わったと連絡がありました。

帰還①

2024年10月05日 19時46分53秒 | 機材

本日、ハヤタカメラから改造をお願いしてたEOS RPが帰ってきました。
予定日通りに作業が終わりました。
紫金山・アトラス彗星の2stageに間に合って良かった。
これでコムライトのアダプターが正常に動くか確かめられます。

まずは装着。

フィルターもPLフィルターを抜き、LPS-P3を入れました。

さて、絞りが正常に動くかチェックです。

F1.4が

F2.8に変わりました。
正常に動作しました。絞りは問題なし。

ケラレの方も大丈夫そうです。


GPD ベルト化

2024年09月12日 21時21分21秒 | 機材
平成7年に親に買ってもらったGPD赤道儀。
これまで、Synscanアップグレードキットで自動導入化したり、
MT-1に戻してSS-one社Autoguider PROで使ったりとしましたが、
購入30年目を迎える前に、メンテナンスも兼ねてSS-ONE社にお願いし、
SS-one AutoGuider Pro for GPモーターに両軸とも変えていただきました。

購入前は、変えるかどうか3ヶ月ぐらい悩みました。
予算もそうですが、SXP2をメインで使っている今、AP赤道儀も持ってますし、そんなに頻繁に使うかどうか。
しかし、SS-one社もいつまでGPモーターを販売してくれるか分かりません。
MT-1じゃ導入速度も遅いですし、思い切って依頼しました。

7月下旬にお願いし、本日届きました。

ベルトドライブの利点は、バックラッシュがないことだそう。
剥き出しなのが気になりますが、ベルトは工業用なので劣化等には強いとのことでした。

コントローラーは、今まで使っていた横長のAutoguider PROで使えるようにしていただきました。
このままではASIAIRは使えませんが、ASI290MCを使ってガイドシステムは構築できるでしょう。

ワイヤレスユニット

2024年09月07日 23時52分26秒 | 機材

発売当初に購入したビクセンのワイヤレスユニットをやっと使ってみました。
使う気になったのは、KYOEIさんの記事を見たからです。
ASIAIRがワイヤレスユニットに対応したのは知っていたのですが。。。

ということで装着



ASIAIRとSTARBOOK-TENを繋いでいたLANケーブルがなくなっただけですが、ちょっとすっきり。
接続もKYOEIの記事に丁寧に書いてあったので、すんなり繋がりました。

今宵はシャーク星雲付近を撮り増しすることにしました。
まだ子午線を通過していなかったのでイナバウアー状態で撮影開始し明け方までと思っていたのですが、
なんとイナバウアー状態にできません。導入しようとすると反転してしまいます。
STARBOOK-TENだと子午線通過に関する設定があったので、
イナバウアー状態からの撮影、撮影対象の導入ができていたのですが、
ASIAIRの子午線反転の設定を触っても上手くいきませんでした。

ということで、子午線通過を待って撮影スタートしました。
子午線が関係ない対象を狙うときはいいかもしれませんが、
STARBOOK-TENを使って撮った方が安心かなと感じました。

DRフィルター

2024年08月21日 07時30分00秒 | 機材
IDASのDRフィルターの中古を入手しました。



DRとDR25の違いは何でしょう?フィルターの厚さ?

昔購入したEOS R用の ドロップイン マウント アダプターに使えないかと思いまして

PLフィルターが付いています。



横幅はほぼ同じ。
形状は似ていますが、持ち手の方がが干渉しないか心配でした。

IDASのHPでは
Canon EF-EOSR ドロップイン マウント アダプター & Meike MK-EFTR-C (EF-R) & MK-EFTE-C 用
と書かれていたのですが、手持ちのやつに使えないかな~という気持ちで購入したら


純正ですか?とつっこみたくなるぐらいきれいに装着。

NBZの方も

これまたきれいに挿入できました。


問題なさそうです。
Canon EF-EOSR ドロップイン マウント アダプター 、Meike MK-EFTR-C (EF-R) & MK-EFTE-C
どちらも2万以上はするので、手持ちの ドロップイン マウント アダプターが使えるのは嬉しい。

EOS RPを天文用に改造に出したばかりなので、絞り等がちゃんと働くのかの確認は
10月になってからになります。