日銀が10年度決算で当期剰余金(一般企業の最終利益に相当)の自己資本への繰入率を引き上げる方向で検討していることが8日明らかになった。社債買い取りなどの金融緩和措置に伴う損失の発生に備え、自己資本を増強し、財務の健全性を維持するのが狙い。近く野田佳彦財務相に繰り入れの増額を申請する見通しだ。
日銀は通常、剰余金の5%分を法定準備金として自己資本に繰り入れ、残りの大部分を国庫に納付している。自己資本比率は10年9月末現在7.43%で、健全性の目安とする8~12%に達していない。同年10月に基金を通じた社債などの買い取りを決定したが、購入した資産の価格が下落して損失が出れば財務の健全性を損なう恐れがあると判断した。
日銀はリーマン・ショックがあった08年度決算でも、繰入率を通常の3倍の15%に拡大。また、震災後には基金を増額する追加金融緩和措置を講じた。
ただし、09年度決算の剰余金は3671億円だが、10年度は円高による外貨建て資産の評価損が膨らみ、剰余金が目減りする公算が大きい。繰入率を拡大しても、自己資本の押し上げ効果は限られそうだ。【谷川貴史】
引用元:yahoo ニュース
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日銀はリーマン・ショックがあった08年度決算でも、繰入率を通常の3倍の15%に拡大。また、震災後には基金を増額する追加金融緩和措置を講じた。
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