合同自主トレで、ブルペン入りし投球練習するソフトバンクの杉内
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表候補のソフトバンクの杉内俊哉投手、阪神の岩田稔投手の両左腕が13日、鹿児島県薩摩川内市での合同自主トレーニングを公開した。
杉内はことし初めてブルペン入りし、捕手を座らせ、変化球を交えて34球を投げた。練習でもWBC使用球を使い、調整は順調の様子だ。
前回のWBCでは、2次リーグの韓国戦で負け投手となった。2度目の出場に向け「自分が中心になるくらいの気持ちで投げたい。先発でも中継ぎでも困ったら杉内、と言われるようにやりたい」と力強かった。
昨季10勝を挙げた岩田は、あこがれの杉内への“弟子入り”が実現。「杉内さんは基礎体力がしっかりしている。話してもらうことがすべてプラス。吸収したい」と貪欲(どんよく)だ。オフは積極的に新たなトレーニングを取り入れている25歳は「一度でいいので日の丸を背負って投げてみたい」と意欲的に語った。
★収穫多い岩田
岩田は「軽く投げているようで球が伸びる」と杉内の投球フォームを理想とし、習得に必死で取り組んだ。
杉内をまねて、約1キロの重い球を地面に何度もたたきつけた。リリースポイントを意識した練習で「球をはじくような感じ」と岩田。早速、ヒントをつかんだ様子で「イメージを大事にしたい」と明るい表情で話した。
筋力トレーニングにしても「お尻重視でやると、バランスが取りやすい」と新たな発見があった。合同トレーニングは19日まで続く予定。「細かいところも教えてくれる先輩で助かっている」と杉内に感謝していた。(サンスポ)