世界を制した原監督も、遼クンにはただただ驚嘆するばかり
巨人・原辰徳監督(51)が8日、都内で行われた『2009 報知プロスポーツ大賞』に出席した。壇上では、史上最年少で賞金王を獲得した男子ゴルフの石川遼(18)=パナソニック=を絶賛。同席した坂本勇人内野手(21)、松本哲也外野手(25)にも「勇人も松本も負けるなよ!!」と、スーパー18歳を目の前に来季の奮起を促した。
数々のタイトルを手にした遼クンを前に、笑顔で話していた原監督。視線の先にヤングG戦士をロックオンすると、ギラリと目が光った。
「勇人も松本も負けるなよ!!」
もちろん、2人とも巨人を3連覇に導いた立役者。坂本は1番打者としてチームを牽引(けんいん)し、松本も攻守に活躍しセ新人王を獲得した。その活躍を認められ、2人も表彰式で壇上に上がったのだが…。原監督にしてみれば、18歳の遼クンにできるなら“お前たちももっとできる”という思いが強かったのだ。
すかさず坂本が「必ずフルイニング出場したい」と目標を設定すると「しっかり見ておきます」と指揮官。松本の「来年は今年以上の結果が求められる。遼クンに負けないようにがんばりたい」という宣言には「レギュラーが保障されているわけではない」とニヤリ。意気込む2人を頼もしそうに見つめた。
「彼らは自分の力で賞を勝ち取った。これを機に大きな選手になってほしい」。高く評価しているからこその言葉。遼クンに負けじと、来季は若武者たちがファンを魅了する。(サンスポ)