福島原子力発電所の事故は、未だ収束の見込みが立っていません。
残念ながら、原発の危険性を身をもって体験することになった日本。
4月23日(土)、大阪市北区の中之島公園にて、「原発いらん!関西行動」の集会が行われ、3500名もの参加者が集いました。
ストップ・ザ・もんじゅなど、関西で原発反対の活動をしている8団体が呼びかけで実現しました。
あしの会の会員も、当日出会ったり、後で聞いたりしているだけで、13名が中之島に駆けつけました。
呼びかけ団体からは、次々と福島原発への政府や東京電力の対応への怒りが語られ、そのなかでも、「美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会」の方の報告には、自分の耳を疑いました。
福島原発の事故の影響で、水や野菜が汚染されましたが、それに対して国は「健康に直ちに影響が出るレベルではない」と繰り返してきました。美浜の会のメンバーが、厚生労働省と交渉を行った際に、「直ちに影響が出るレベル」について尋ねたところ、厚生労働省「そのレベルは知らない」と回答をしたそうです。
なんちゅう無責任な回答でしょうか。
そして次に、全員で「原発反対の声」を上げ、中之島から難波まで、デモ行進しました。
このような活動が出発点になり、日本の将来のため、次代の子どもたちのため、そして地球上のすべてのいのちのため、原子力発電の縮小・廃絶、エネルギー政策の転換へ、なんとかつなげていきたいと思います。
原子力発電は、通常の稼動時であっても「死の灰」「高温の海水の排出」がなされ、環境へ多大な負荷を与え続けます。
ましてひとたび事故が起これば、多大な放射能汚染に侵され、取り返しのつかない事態になることが、あらためて明らかになりました。
知性と理性をもって、クリーンエネルギーへ転換していきましょう。