あんしんたべものくらしネットワークあしの会 ブログ

こだわりの生産物・加工品の産地の様子や生産者の声、イベントの案内などの情報をお届けします。

【生産者訪問】 奈良県五條 亀田 嘉さん

2011年06月22日 09時24分36秒 | 産地訪問
お久しぶりです。ワイワイにぎやか 亀田さん一家

5月に訪問しました。

奈良県で理論派有機農業を実践している亀田さん。


あしの会へは、現在「お米・なす・えんどう・そら豆・雑煮大根」 を出荷しています。

微生物のEM菌や科学的な施肥設計を行い、日々農作業に汗している亀田さんを訪ねました。

亀田家は2人の男の子に恵まれ、またこの夏に3人目が生まれるそうです。

「この兄弟、ボクシング始めたらえらいことになるな。」としょうもないひとり言をつぶやきながら、農場を見学させてもらいました。 

これからも、ますます元気いっぱいの亀田一家です。

今は5月末に出荷予定の「えんどう豆・そら豆」がすくすく育っている最中で、圃場を見学。


豆ごはんや、そら豆の湯でたんを晩酌に・・・などと考えたら、よだれがこぼれ落ちそう。

また冬には、「壬生菜・大和菜」など地場野菜を出荷したいと意気込む亀田さん。

「家族が増えると責任感がずっしりかかるな。」とポツリ。

夏には、農薬・化学肥料不使用栽培の「なすび」の出荷が始まります。

がんばれ亀田さん!


【生産者訪問】 奈良東吉野「堀内農園」さん

2011年05月18日 18時49分07秒 | 産地訪問
東吉野は桜と吉野杉で有名ですが、谷を隔てた西吉野は昔から果樹栽培のさかんな土地です。

奈良県五條市西吉野にある「堀内農園」は、特別栽培に取り組む果樹農園です。

「人が口にするものだから、子どもが口にするものだから、できる限りの方法で作物そのものが健康である栽培をしたい。」との思いで、減農薬栽培で柿・南高梅を、農薬不使用でカリン・ブルーベリーを栽培しています。

 収穫時期には青果で出荷し、それ以外の時期にはB品などを利用して、全て時農園で収穫された農作物を加工し、ジャムや柿チップ・あんぽ柿などを手作りしています。

今回あしの会では、南高梅・ブルーベリーのジャム(コンフィチュール)、柿チップ、カリンエキス(5倍に薄めてジュースに)を取扱いします。



五條市は柿の生産日本一の街で、有名な富有柿の青果は、秋に取扱う予定です。

柿は、慣行農法で12回農薬散布をするところ、4回使用の7割減に抑え、肥料はすべて有機肥料で栽培しています。

 代表の堀内俊孝さんは、チャレンジ精神旺盛で、「グレープフルーツやレモン、キウイ、りんご、桃の栽培にもチャレンジしたい。

フルーツ公園を作って都会の人にもどんどん来てほしい。」とのこと。元気いっぱいです。


「TPPなんかで農業はもうダメだと言われるけど、やりようによって生き残れると思う。

国産のかんきつ類を守りたいし、何より吉野などの中山間の土地が多い場所では、果樹を育てるしか土地利用の方法がない。

何とかして産地として残していきたいんや。」と力強く語ってくれました。

「うちの農園には、100年前の柿の木が30本ほどまとまって残っている丘があるんです。

これほどまとまって残っていることは珍しんですよ。おじいさんが大事にしてきた樹々なんで、俺も大事にしたいと思ってるんです。

JAの指導員は、そんな木早く切って、植え替えした方が経済効率がいいと言うんですけど、そんなあほなことはしたくない。」

とのこと。ぜひ一度その柿を食べてみたいものです。

 また、6月には出荷がないのですが、硫黄燻蒸をしない完全無添加の「あんぽ柿」も作っています。干柿の一歩手前の半熟の柿の実です。

あしの会の運営会議で試食したところかなり好評でした。こちらも、10月頃より出荷製造が始まりますので、楽しみにしていてください。

 堀内さんの元気がつまったジャムたち。ぜひ一度おためしください。

  あんしんたべものくらしネットワーク あしの会 http://ashinokai.jp/