あんしんたべものくらしネットワークあしの会 ブログ

こだわりの生産物・加工品の産地の様子や生産者の声、イベントの案内などの情報をお届けします。

りんご・ぶどうの生産者『あくと』のみなさんと交流会を開催します!

2010年01月29日 20時44分43秒 | イベント案内
『あくと』消費地交流会のお誘い 

雪国の生産地では、この時期は収穫作業が既に終わり、畑が雪で覆われています。
信州のりんごの里あくとでは、この時期は、出荷作業や樹の手入れ、剪定の勉強会、地域の役回りなどがあり、農閑期と言えどもなかなか忙しいようです。
そんななか、2月5日(金)に毎年恒例の「あくと消費地交流会」を芦屋で開催します。
また3月27~29日にかけて、信州でスキー交流会が開催されます。

☆2010年も顔が見える 「この人たちが作っている」 つながりのある食生活をたのしもう!

2月5日(金)、りんご・巨峰の生産者「あくと」のメンバーに会いに行こう!

 監物民雄さん 湯本保さん 畔上時雄さん  今年も3人、来阪

●第1部  15:00~17:00 意見交換交流会  
 対象:あしの会会員とご家族・そのお友達
 参加費:無料   
 会場:芦屋市上宮川文化センター 小会議室
 芦屋市上宮川町10番5号  ℡ 0797-22-9229
今季のりんごおいしかったよ! もうひとつだった! そんな感想を、直接投げかけてみましょう。
「実は今年の栽培は・・・」といった産地の生の情報を聞くことができるはず。
なにごとも、ちょっとした関心と少しの好奇心が出発点。
「あんしんあんぜん」をご自身の目で確かめに来てください。

☆特典:農家の自家産品を格安で販売。  (売り切れ次第終了)
 自家製「りんごを煮込んだ焼肉のたれ・おばあちゃんの干柿・
 杏ジャム・黄金桃ジャム・母ちゃん漬(お漬物)」など、
 道の駅に行くよりもおもしろい!(品目は変更の場合はご了承ください) 

●第2部  18:00~20:00 お食事交流会   
 対 象:あしの会会員とご家族・そのお友達
 会費制:4~5,000円を予定 
 場所:阪神西宮駅近くの料理屋(詳細お問い合わせください)
おいしいお料理とお酒をかこんで、ワイワイと楽しい時間をすごしましょう。
テーマは、りんご・食の未来・農業・子育て・スキー・老後・・・・なんでもOK。
あしの会スタッフも後から合流します。

あしの会会員を対象に参加者募集中。
第1部・2部、どちらか一方でも参加OKです。お申込みはあしの会事務局まで。


~2010年、つながりをたのしもうよ!~

今年は寒いお正月でした。
新しい年を迎え、身もいっそう引き締まる思いです。
遅くなりましたが、どうぞ本年もよろしくお願いします。

この冬は暖冬と言われていましたが、世界的な寒波の到来で冷え込みも厳しく、各地で降雪も多いようです。
みなさん、風邪などひかれていませんか?

2009年は、とうとう日本でも政権が交代しました。
期待も大きいのですが、経済政策・財政・農業政策・少子化問題・環境問題・年金問題・エネルギー問題など課題山積。それなのに金によりかかる政党政治の問題で、早くも暗礁に乗り上げようとしています。
どれも私たちの暮らしに直結した課題ばかりなのになあ。

この世相のなか、あしの会に何ができるか考えてみました。
合言葉は「つながり」です。
「なんや、またそれか」とツッコミが入りそうですが、今年もこれですよ!
あしの会の財産は、生産者と消費者とのつながり。
発足当初は、熱く息苦しいほどに「つながりパワー」が熱を発していました。
「でも時代は変わった。逆行している」という声も聞こえてきます。
人との関わりが希薄になっている時代なんだからと。


消費者が利用する小売業界は、商店街→百貨店→スーパー→コンビニと、時代の流れと共に盛衰し、今は通信販売とネット販売が盛況と言われます。
「これ、あのおっちゃんのりんごやで」という関係。
「今日のご飯、この前稲刈りしたお米よ」という関係。
食の安心安全という意味においても重要ですが、食べることを大切にすることの先に、「いのち」の大切さがきっとあるのだと思います。
ネットや通販全盛期の世の中だからこそ、「顔の見えるつながり」がより一層大切なのではないでしょうか。
私たちは「食べる」という切り口から、「つながり」を深めていきたいと思います。

「モノ」に依存した豊かさはほどほどに、人や自然とのつながりを感じ、たのしめたら、明るい未来が開けてくるかもしれないですね。   

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お米作り体験ツアー 2009 餅つき編 開催しました!

2010年01月29日 20時15分26秒 | 活動の報告
暮れも押し迫った12月27日(日)、兵庫県丹波にある吉田農場にて、NPOはらっぱと共催で餅つきのイベントを行いました。 
5月の田植え、9月の稲刈りに続き、「2009年お米つくり体験ツアー」最後のイベント。
一年のお米の育ちに感謝し、お米を実際に口にできるお餅にしていく工程を楽しみます。
あしの会の会員さんも、子育て世代の方が駆けつけてくれました。

毎回農場を提供してくださる吉田さんの挨拶の後、「ついて、ついて、つきまくるぞー!」の掛け声で、いざスタート。
この日につくお餅は、もち米にして90kg。
前日のうちに、吉田農場の野菜を購入している会員グループ「吉田班」のメンバーが、もち米を研ぎ水に漬け、朝から薪をくべた釜に、蒸篭をのせもち米を蒸していきます。
蒸しあがった順に、2台の臼(うす)を使ってついていきます。
印象的なのは、小さいお子さんと一緒に杵(きね)を握り締めて、ペッタン・ペッタンしているお父さんの姿です。
なんともうれしそうな顔をしてついています。
きっと自分もこんな表情なんだろうなあ、と思いながら写真を「パシャリ!」。


当日は、PHD(アジア・南太平洋地域からの研修生を招聘し、草の根の人々による自立した村づくりと生活向上に協力する団体)のスタッフの方や研修生の方も合流され、一緒に餅つきを楽しみました。
杵を振り下ろしながら、
「あなたのお国はどこですか~?」「ネパールで~す。ペッタン」
「お齢はいくつですか~?」「にじゅうさんで~す。ぺったん」
などと、掛け合いをしながら、たのしい時間を共有しました。
留学生の若者の振り下ろす杵の力強いこと。
「負けるなパパたち!でも次の日仕事が・・・。」


今年は参加者も多く、午前中からガンガンつき続け、もち米が蒸しあがる時間が待ち遠しいほど。
お陰で予定の時間よりも早く、つききることができました。
おもちを丸める作業にまわってくださった皆さんは、とても大変だったようです。
おつかれさまです。

今年は、天候の影響でお米の作柄がそれほどよくないものの、カメムシの害が少なかったのか、とてもきれいなもち米が収穫でき、真っ白なきれいなお餅が出来上がりました。
農薬を使わない栽培のため、そうでない年もありますが、そのあたりも理解していかなければなりません。

「農場で親子で一緒についたお餅をもって田舎に帰省し、おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に、お雑煮を食べる」そんなひとコマが生まれたら、きっとすてきだろうなあ、なんて思いながら、スタッフと顔を合わせてニヤニヤしています。
現代社会は、いろんなつながりが切れてしまっていると言われていますが、お餅をとおして、切れたものをくっつけられるような機会が持てたらと思います。


最後に吉田さん、毎年ご協力ありがとうございます。
新しい年も、実りあるイベントを行っていきたいと思います。

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