アジアはでっかい子宮だと思う。

~牧野佳奈子の人生日記~

洗っても取れない「黄ばみ」を取る方法

2008-11-23 | 旅テク

最近、部屋の大掃除を致しまして、昔のいろんな物を発掘見つけました。

なんせこんなに大規模に部屋を掃除したのは、かれこれ10年以上ぶりのことでございます。(我が部屋ながら、いろいろ事情がありまして・・・。)


それで、大昔に母親が手作りしてくれた赤いかばんを見つけました。
柔らかい布でつくった、ラップトップも優に入るかなり大きめのかばんです。
しかもほつれた部分は特になく、今でも充分使えそうな立派な代物。

これはなかなか良い発見じゃ・・・。

そう思って早速風呂場へ走り、少し黄ばんだ白地の部分をごしごしと洗いました。

けれど・・・。

長年放ったらかされた布の黄ばみが、そう簡単に取れるはずはありません。

あ~ぁ、と思ってすぐに諦め、とりあえず黄ばみは気にしないで使ってみてから考えよう、と気持ちを新たにベランダへ。
物干竿にかばんを掛けて、洗濯バサミで留めました。


そして放ったらかすこと数日間・・・。


いや、正確には、ベタベタだったかばんが乾く前に雨が振り出し、取り入れるタイミングを失ったのです。
そうこうしている間に雪が降り出し、雷が鳴り・・・、とますます激しい天候に。


そしてようやく日差しが戻った本日(日付的には昨日ですが)、ずっと案じていた赤いかばんを救済しようと、ベランダに参りました。すると・・・

なんと!白地を覆っていた黄ばみが見事に取れていたのです!!!


なんとまぁ、私は自分の目を何度も疑いました。けれど白いところは何度見ても白く、洗濯バサミで留められていた部分だけがほのかに黄色いのです。


あぁ、赤いかばんちゃん・・・。

あなたは雨雪霰雷に吹き付けられ、強風に煽られて一段と強くなったのですね。。。



ということで、今日一番のビックリギョーテンでした。

皆さん、取れない黄ばみは天に任せて、かわいい子は崖から落とす気概で臨みましょう。


今福井。プチ不眠症アゲイン。

2008-11-18 | ~2012年たわごと
眠れないから、いろんなことを考えている。

おとといの夜は、こんなことを考えた。

「人」という字は、支え合っているんじゃなくて、一方が一方を支えているだけなんだ、と。

きっと「支え合う」関係なんて綺麗事で、どっちかが支えることで大抵の人間関係は成り立っている。特に夫婦間に関しては。

・・・別にそれでいいじゃんね。

きっとお互いの良い案配があるんだと思う。支えすぎず、支えられすぎず。
「人」という字だって、一方が大きすぎると倒れちゃうし、一方が小さすぎても倒れてしまう。

そんな感じ。


それで今現在は、子どもの休日の過ごし方について考えていたところ。

土日をどう過ごすと良いか?について。

振り返れば、私が子どもだった頃は(今も充分子どもの気分だけれど)、土日の記憶がほとんどない。
あぁ、そうか。あの頃は土曜日がまだ休日じゃなかった。

土曜日は「半ドン」といって、お昼前に学校が終わるのが妙に嬉しかったっけ。

それで半ドンの日には何人かの友達と幼稚園の母校に寄り道なんかして、ジャングルジムに上ったりブランコに乗ったり、たまにはその校庭にある一本の低い木に登ったりして時間を過ごした。

家でお昼ご飯を済ませた後は、近所の子の家に遊びに行って、ままごとをしたりジブリのアニメを見たりして過ごしたっけ。
その子の家のトイレでタンポンの箱を見つけたときは、そのパッケージの説明画にドキドキしたりなんかもした。その子のお母さんの顔を思い浮かべながら。

でも日曜日は何をしてたんだろう。

たまに母親に連れられて美術館に行ったり、夜にはコンサートに連れて行かれたり・・・。でもそういうのはあんまり楽しくはなかった。
そういえば夏休みか何かに家族で行った山登りも、名古屋かどこかへのドライブも、これといって楽しかった思い出にはなっていない。

私はせっかくの休日に、笑った記憶さえあまりない。


今の子どもたちは、2日間もの長い週末に一体何をして遊んでいるんだろう。
何か楽しいことがあるのかな。
もしくは私みたいに、あんまり笑うこともなく、あんまり記憶にも残らないような週末を過ごしているんだろうか。


東南アジアでよく目にする子どもたちは、本当に元気で、自分たちで楽しむ方法をよく知っているように見える。

遊びの達人。
子どもならではの、能力ともいえる。

親が構ってくれないせいで麻薬に走ったり非行に走ったりする子も多いと聞くけれど、一方では友達と遊ぶことで、唯一子どもなりの悲しみや苦しみを忘れらていれる子もたくさんいるという。

遊ぶことって、大事だよね。やっぱり。


毎週やってくる土日という休日が、子ども達にとって楽しい存在だったらいいけどな。
少なくとも、学校も嫌い、土日も嫌い、なんて寂しい気持ちにはなってほしくない。笑った記憶が、本当になくなってしまうから。


30歳を控えた微妙な年頃ってのは、いろんなことを考えるもんだな。

そして夜は更けていく。
窓の外では、じめっと湿った冷たい北陸の風が、たゆたゆと流れているんだろうな。

アメリカ復活に乾杯

2008-11-05 | ~2012年まじめ系の日記
オバマさんがアメリカの大統領選を制した。
素直に、超うれしい。

彼の勝利演説や過去の演説などを聞けば聞く程、そして彼の価値観を知れば知る程、彼が超大国アメリカのリーダーに選ばれたことをうれしく思う。

っていうか、さっきNHKを見ながら泣いちゃったんだよね。

オバマさん、あんた本当に感動的なこと言ってくれるよ(涙)



地元福井県の一角にある小浜市でも、オバマ氏勝利に大盛り上がりで世界のメディアを面白がらせているようだけど、地元の人のインタビューでひと言もオバマ氏自身のことや政策云々といった正当なコメントがでてこない辺り、あぁ所詮田舎町なんだな・・・とガックリさせられる。

でもあのオバマグッズはちょっと欲しいかも。。



それにしても、アメリカ人はこれから自分の国を心から誇りに思うことだろうな。
それもまた羨ましく思う。

ブッシュ政権の失態のおかげでオバマ候補が圧勝できたのかもしれないことを考慮しても、それでも金や権力やいろんなものが渦巻く「選挙」であれだけの圧勝を成し得たというのは、もう素晴らしいのひと言しかない。
しかも資金集めから何まで草の根的にやってきたっていうじゃない。
こりゃフツウの(私の友達レベルの)アメリカの人たちは、よほどオバマ候補を応援していたと思うよ。多分だけど。



世界のいろんな問題に、すぐ絶望的になってしまう私。
彼が勝利演説の中で再び強調した「We can do」という言葉が、私の胸を強く打った。

「106歳の黒人女性が、今日私たちと同じように投票に行きました。私は彼女が生きてきたその100年という年月のことを想いました。彼女が奴隷として連れてこられた100年前には、黒人に投票権はなく、白人のいいなりになるしか術はありませんでした。当時まさか彼女たちが投票できるなんて考えもできなかったことが、今現実になっているのです。」

確かにそうだ。
私たちは、少しずつ社会を変えることができる。
事実、社会は少しずつ、変わっている。ほんの少しずつかもしれないけれど。


オバマ氏が言うように、強い者も弱い者も、社会のマジョリティもマイノリティも、皆が希望をもって生きられるような世界になってほしいと願う。


そうしたアメリカの大きなビジョンが、日本の政治にもどんどん影響してくれればいいな。
どうせ日本が描くビジョンなんて 蚊 みたいなもんなんだから。(っていうか他国に示せるような未来のビジョンなんてあんのかな。)

その点では、今までアメリカと仲良しこよしでよかったね、って感じだね。




以下、アメリカ本土での選挙当日の様子が比較的よく分かる映像です。
the REAL NEWSより。
(→視聴期間を過ぎたのか、アクセス不能になったみたいです。)