アジアはでっかい子宮だと思う。

~牧野佳奈子の人生日記~

インターネット放送局を計画しています。

2014-12-06 | お知らせ

今日の朝日新聞の社説を読んで、泣きそうになった。

教育改革の各政党の方針について。

 

自民党は「愛国心」やら「日本人のアイデンティティ」を植え付けるために、教科書に政府方針を明記させたり、道徳教育を強化する。スーパーグローバル大学なんてのもつくって、「世界で勝つ」教育もしていくんだという。

民主党は少人数学級や高校無償化。

社民党は給付型奨学金。

維新は「多様な教育提供者の競い合い」なんだそう。

 

朝日はどれもイマイチと批判した上で、「多種多様な価値観の人々と対話する力が肝要だ」という。

逆にその視点がどの政党にも欠けていることにビックリしてしまう。

 

 ♦ ♦ ♦

 

来年の春、名古屋にインターネット放送局をつくろうと企んでいて、その準備をぼちぼち進めているところ。

助成金に2つ応募して、それを機に行政やら市民団体やらキーパーソンに相談に回った。

発信するのは「日本に住む外国人の多様な視点」。

ざっくりいうと、社会の柔軟性を高めるために、“多様な”人たちの見える化をしよう、というものです。

 

それは行政用語でいうと「多文化共生」という。

けれど現状は外国人支援に偏っていると私個人的には思っていて、「言葉の壁にお困りの外国人のために日本語教室を開きます」とか「こどもたちの学習支援をします」というものが圧倒的に多い。

それはそれでとっっっっても大事なのだけれど、「支援する・されるの関係」と「共生」というのはちょっと違うような気がしてならないの。

もっとこう、フツウになれないのかな。…と。

 

たとえば一緒に買い物している日本人と外国人のペアがもっと街中にいていいし、飲み屋ではいろんな訛りの日本語で政治や経済を熱く語ってる多国籍なグループがあってもいい。

ビジネスの関係じゃなくて、フツウの友達付き合いでそういう国際化が進めば、日本にいる外国人はもっと住みやすくなると思う。そして日本人も、「閉塞感」とか言われるものがぶっ飛んで、元気になるんじゃないの?と思う。

そういうのが「共生」なんじゃないかな、と思うわけです。

 

それで。

まずは私の身の回りにいるラブリーな外国人のお友達に、自ら発信してもらえる場をつくろうと思った次第。「場」というのは、「メディア」ということ。

彼らが、日本人にインタビューされるんじゃなく、むしろ気になる(もしくは不可解な)日本人にインタビューするようなメディア。

まだ具体的な構想は途中段階ですが、スタンスとしてはそんな感じ。

それをいかにプロデュースして、どんな風にすれば面白くなるだろうか…と、ここ数ヶ月ずっと考えている。そして徐々に頭の中は整理され、そろそろテスト収録してみましょうか、というところまでやってきた。

 

そこで今日はブラジル学校に遊びに行き、番組司会者として絶対適任!と私が勝手に目星をつけていたブラジル人のジュリちゃんに、「アナウンサーやってみない?」とスカウトしたのであります。

結果、「え~、恥ずかしいよ~」と最初は躊躇されたものの、最終的には快諾をもらって一件落着☆ホッと胸をなでおろしました。

 

彼女、すごいんですよ。ラテンなノリが。(ラテン人だから当たり前なんだけど)

 

今はアナ雪の物まねを頼まれて練習しているんだといい、自宅の台所で撮ったというリハーサル動画を見せてくれた。これがまた面白くて大爆笑。

その後はブラジル学校の修了証書授与式の撮影大会となり、飛んだり跳ねたりを繰り返して「最高に嬉しい一瞬」をカメラに収めていました。

もう…こんなにラブリーな子を放っておくのはもったいなさすぎますから。

 

ちなみに、インターネット放送局の企画は「Project DiVE」とネーミングしました。

未知の世界に飛び込もう!…という思いを込めて。

自分の知らない世界にこそ、驚きと発見と深い感動があるのです。

 


(ジュリちゃん喜ぶの図)

 


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