おつまMe

こいつをつまめ!

Lou Reed な春

2006-04-29 04:27:57 | Weblog
 先週は魚だし系のラーメン食いたさに、海辺の街へ行った。
天気も最高、シーサイド・ドライブ。何気なく手に取ったCDからはLouReedのOceanが流れてきた。穏やかな海、春の海。激しさと恐怖を奥底に隠したそのやさしさ。

 Lou Reedを聴くとあの頃の情景と共に、生ぬるい春の夜の感覚がよみがえってくる。ヘッドフォンして池のほとりを散歩していたことや、これからの期待と失望、刹那の快楽にふけっていることの軽い罪悪感、隣に横たわるこれは誰だ?生きていることの実感?そう、実感がほしいのさ!醒めない夢から引きずり出しておくれ。

指名手配

2006-04-27 02:58:54 | Weblog
 「米兵殺し容疑で指名手配されてるぞ。MPはじめ米兵たちが血眼になって探しに来るぞ。」
連絡を受けた私はひどくうろたえた。「無実だ。だが、つかまれば酷いことになる。」
ちょうど夕飯時だった。事情を話し、家族バラバラで逃げることにした。
時間はない、躊躇してる暇はない。
「お前らは車で行け!おれは走って行く。中村橋駅前で、落ち合おう。」

住んでる街は米軍基地の隣町。まもなくやつら来るはずだ。住んでる家も、2軒やっている店のほうも鍵を閉めた。「これでちょっとは時間稼ぎになるだろう。」屋根を伝い、狭い塀の間をくぐり抜け通りに出た。

逆をついて基地方面に逃げる。途中バイク、徒歩、ジープ、バス、自転車などに乗った大勢の米兵どもとすれ違う。そのたび冷や汗が出てきたが気付かれなかったはずだ。これぞ”灯台元暗し”だ。そして私は逃げる、どこまでも逃げる・・・

寝汗をかいて目が覚める。
「昭和天皇はもっと怖かっただろう」などと、陛下の御影を思い浮かべた・・・

RADIO ETHIOPIA

2006-04-27 02:11:16 | Weblog
 ROCKがROCKたる由縁

 どいつもこいつもろくなもんじゃない。

 プンプン臭ってくるじゃないか。

 おれはおれのやりかたで行くよ、パティー。

 勝手にいっちゃってくれる?

 まっとうなおやじを引き込まないでちょーだい!

second coming

2006-04-22 04:22:06 | Weblog
このアルバムこそがrockにおける”来たるべきもの”の姿でありながら、これまでのすべての包括だった。
 
ロックの歴史でいろんなアルバムは数知れず出ている訳だが、これ一枚で用は足りると思ったくらいだ。
 
当時一発で気に入って、LPで買ったため、プレーヤーが壊れた今ではテープに残っていたのを聴いている。
 
しばらくして、彼らの1stに戻り聴いてみた。カテゴライズというか、”これはこっち”というのが嫌いで当然”マンチェス”なんてのも嫌いで、あんまり関係ないけど”roses”なんてヘビメタ臭いじゃないか、と思って聴かなかった私の間抜けさを思い知らされた。

やっぱり酒飲んで、音の谷間にどっぷりと沈み込んでいるひと時は至福のひと時だなと思う、桜未だ咲かず、トーホグのなまり色の空もようやく明るくなり始めることを期待して止まないよっぱ、よっぱ、のおさーん、どかた。景気も悪いし格好も悪い。主導権は握られてい、手のひらでもがき苦しむ、ひとり毒づくが、強いものには従順だ。

コクシネル

2006-04-08 03:17:36 | Weblog
 20数年前、”闇のカーニバル” という映画を見に行った時に聴いた記憶のある曲が入っていました。が、しかし、アルバム最後の”少年の木”がえらくお気に入りです。
 
なんちゅう時代だったのだろ。トーホグ出身者の私には、訳の分からぬシーンだったね。”この訳の分からなさ”に憧れて、トーキョーの夜の街を、ブーツの底を減らして朝までほっつき歩いたものさ。それでも見つからず。探し物がそもそも目的になっていたから。確かに探してはいたものの、探す目的を探していたんだね。アホな青年だったね。真っ暗闇じゃ方向も目的も何も見えないじゃないか!
 
あれから20数年、やっと子供は幼稚園、おーいボーズ、お前はお前のたったひとつの木を見つけるんだ!

ハイ!

2006-04-01 04:06:35 | Weblog
 年度末のバタバタ、不眠トリップ、やっと一息、フッーとため息、
未だ頭も身体も完全に戻っては来ていない。
 そんな中、マドンナのhung upを聴き、アバのgimme!gimme!gimme!まで聴いて、
トランスなんだなと思う。意識の変革、トランスフォーマー、むかしむかしに行ったディスコでの恍惚状態で踊る人たちを思い出す。ディスコ・・・なんていい響きだ!決してクラブなんかじゃない、ディスコなんだ!日常を、生活の意識を離れるひと時、まさに至福の時間。
 そこで、大好きなV.Uのシスター・レイやdoorsのthe endも同一線上に並んでしまった。日常意識の脱却を目論み、音にすべて身を任せる至福の時を、この週末思う存分楽しんでいるじじいな私だった。