あいかわらずの日本酒

　先日何年かぶりに焼き鳥屋さんを訪ねた。

　商用を兼ね、一杯いいただこうかと思い店に入った。夜の八時、平日だがこの辺りでは評判の老舗、さぞかし賑わっているだろうと中に入ると店主のおばさんひとり。焼き鳥をおみやげ用に焼いてもらい、すごすごと帰ってきた。
　昔は、立飲みで席が空くのを待ったくらいだ。
　
北原ミレイをまた聞いた。過去の栄華、誰もがこんなはずじゃなかったと思う。昭和が懐かしい、あの頃に戻りたい、こんな日本に誰がした・・・こんなトーホグの田舎町じゃ中央の好景況なんて、”どこの世界のお話ですか？”
　
おどーは出稼ぎ、春になったら帰ってくるさげ、ゆぎの下でじっと耐えるだぞぉ～、おっかぁーの手伝いするんだぞ、上野でおみやげ買ってくるからなー、
　
　何がプロレタリアだ！何が平等だ！何が共産主義だ！何が文化だ！何が法の下の権利だ！どいつもこいつもくそ喰らえ！自由とは何だ！おい、お前はエリートぶってんじゃないぞ！何が反体制だ！このシステムにどっぷりと浸かっているのに・・・

　普通の悪い酔っ払いのおっさん状態で、世間に毒づいている今夜でした。
　
　しかし、ぐだぐだといつまで飲んだくれてんだか・・・困ったおやじだ！しかもパソコン相手に・・・

もうこうなったら、今夜の〆はこれしかない。
”Sex Pistolesの　”NO　FUN””

日本酒のおつまみ２

　”勃起て！万国の労働者！”ってことで、第２回日本酒のおつまみは『プロテストソング』特集だ。しかし、日本酒より安い焼酎が良く似合う一曲から・・・

岡林信康『山谷ブルース』

美輪明宏『ヨイトマケの唄』

と、ここで終わります。日本政府は（小泉政権は）どかたを殺しにかかっています。ので。どかたが諸悪の根源かのように。今の日本を支えてきたどかた連中はもういらないらしい。

日本酒のおつまみ

　思い出や過去にどっぷり浸るようになったらしい。生活にはピンチがあり、ポジティブが、アップ・アンド・ハイが吹っ飛んでしまったらしい。
　希望があるから恨みがあるのか？今宵黄色くなった酒を飲み、ちょっと世間を拗ねてみますか・・・

北原ミレイ『石狩挽歌』『ざんげの値打もないけれど』

藤圭子”スパーツインデラックス”『新宿の女』『圭子の夢は夜ひらく』

弘田三枝子『人形の家』

いしだあゆみ『ブルーライト横浜』

健さん『唐獅子牡丹』『網走番外地』

鰊漁は廃れたが、おいらの仕事も激減の一歩をたどる・・・

60年～70年代を小僧で送ったぼくらの子守唄特集になってしまったね。

次回はプロテストソング特集だ！

”勃起て！万国の労働者！”ってかあ～。

遠い世界に

　早朝からお茶を飲みつつ、五つの赤い風船-『遠い世界に』を何度も繰り返して聞いた。

　荒ぶる心にとどめを刺し、逃げちゃおうか？
　
　革命を信じるか？流れをかえるか？

　遠い世界に旅に出ようか？

　どうか、暗い霧を吹き飛ばして下さい。