ちょっとひと言

日頃の自らの経験を通じ感じていることや身近な出来事を綴っていきます。

大臣との朝食懇談会に出席して

2006年05月10日 | Weblog
 5月1日、谷垣禎一財務大臣と川崎二郎厚生労働大臣が来県された。朝食懇談会が催され、福田知事ほか多くの招待者の中で、私は、栃木県市長会長という立場で出席した。
 発言の機会に恵まれたので、足利銀行の受け皿の問題の早期解決と後期高齢者(75歳以上)の受益者負担の件につき、国民健康保険の対応を県単位で広域の連合組織をつくり、対策を講ずるようにという国の考え方に対する不満や地方交付税の大幅な減額に対する不安など質問、要望をさせていただいた。
 予算を伴わない地方分権は、地方自治体が困惑するばかりであると結んだ。

課長会議に出席して

2006年05月09日 | Weblog
 市役所の課長会議に特にスピーチの時間をもらい出席した。今年度は「足利市の夜明け」の年であると位置づけ、檄をとばした。
 つまり、三大プロジェクトである
①足利赤十字病院の移転
②医療福祉系大学の誘致
③両毛地域卸売市場の統合
 の成功に向けて、始動の年である。これほど大きな事業を同時進行するのだから大変である。
 すべての職員の努力に期待するところが大きい。

『北郷ふれあいの郷』がオープン

2006年05月08日 | Weblog
 4月29日(土)、樺崎町の国道293号沿いに『北郷ふれあいの郷』がオープンした。

 ミニ道の駅ともいえる待望の農産物直売所が、スタートした。地元の人たちはたいへんだが、ぜひ協力してほしい。

医師不足に思う

2006年05月02日 | Weblog
 今、全国的に医師不足が叫ばれている。昔と違い、すべての県に医科大学があるのだから絶対的に医師は確保されているが、研修医制度で病院のすべての診療科目に、的確に医師を確保することが難しくなってきたのである。また、どうしても都会に偏るという傾向もある。
 特に、小児科の医師不足は深刻である。保健医療のあり方も他科と異なり、苦労のわりには報酬も恵まれないということもあるようだ。近いうちに改善するという話も新聞で目にするが・・・。これに少子化が拍車をかけるから、なお大変なことになっている。
 また、救命救急が多難である。医療が最近専門化され、救急車で病院に運ばれた際、常に専門医をすべて待機させておくわけには技術的にいかないのである。たまたま、その病気の専門医がいればラッキーということになる。すべてを満足させるわけにはいかないところに救命救急の難しさがある。これが深夜となるとさらにたいへんである。特に、子どもの場合、親は昼間のうちに子どもの状態に注意して夜になって慌てないことであろう。
 隣の太田市でも、小児科医の確保が懸案となっていると清水市長から聞いたこともある。
 幸い、足利赤十字病院は今のところ大変恵まれており、全国92ある同系の病院のなかでも、経営内容が上位にあると聞いており、小児夜間救急も今年4月から市医師会との連携で開始された。
 小児救急医療体制の充実は、子育て支援としても重要であり、さらに充実しなければならないと思っている。

平成の大合併

2006年05月01日 | Weblog
 平成の大合併も一段落した。国の当初のもくろみは、昭和の大合併に倣い、全国を今までの三分の一にしようとしたが、平成11年、3,232あった市町村が、本年3月末で1,820市町村に収まった。
 全国において、最も減少率が高かったところは広島県で、86あった市町村が23で73.3%であった。次が、愛媛県で70が20となり71.4%、3番目が長崎県で79が23で70.9%であった。
 最も合併ができなかったのは、大阪府で44が43で2.3%、次が東京都で40が39で2.5%の減少率となっている。
 ここで考えられるのは、減少率が70%を越えるほど努力した県である。これは相当力強い県の指導力があったに違いない。首長或いは市町村議員の数が激減するのだから、ある程度強引にしなければ収まらないかと思うのである。
 因みに、わが栃木県は49の市町村があったが、村がなくなり33市町(14市19町)となり、32.7%の減少率にとどまった。隣の群馬県は栃木県とやや同程度の人口約200万人で、70の市町村から39となったが、それでも自治体数は栃木県より多い。栃木県は昭和20年代後半の昭和の大合併でかなりの努力をし、合併を推進してきた。
 わが足利市においても、昭和26年の毛野村から昭和37年御厨町、坂西町の合併により現在の姿となったことはみなさんご承知のことではあるが、足利郡が消滅したのもこの時である。この昭和の大合併で本市は合併を行ったため、今回合併はなかったわけだが、今直ちにということではないが将来を見据え、同じ文化を共有する両毛地域の合併に期待するものである。