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ライフアップ仲間たち シャンソン・ド・ヴェール(八千代緑ヶ丘公民館)

2005年11月02日 | コラム
 新興住宅地として開発著しい八千代緑が丘。昨年この地に越してきた桑江フミさんは、オープンしたばかりの緑が丘公民館に「シャンソンのサークルをつくりたいんですが」と単身訪れた。サークルとして認められるには、規程の人数が必要だ。そこでポスターを作り、広報紙でメンバーを募集した。73歳にしてこのパワーである。「市川に住んでいた時にやっていたシャンソンを続けたい一心でした。結核療養所で過ごした20代、シャンソンにどれほど慰められたことか。素敵な先生と仲間に囲まれ、第2の青春を謳歌しています」と語る。指導しているシャンソン歌手金沢小夜子さんは、山あり谷ありの人生を歌うシャンソンは自分自身の言葉で伝えたいと、訳詞も自分で行う。3人のお嬢さんを抱え離婚、辛酸をなめた時期にシャンソンに出逢い、歌手になる決意をしたという。人生経験に支えられた金沢さんの歌は、「先生の生の歌が聴けるだけで、この会に入った価値があります」とメンバーが口をそろえる。
 一月に一曲のペースで新曲に取り組む。楽譜が読めない人でも気軽に参加できるよう、1フレーズごとに金沢さんが歌い、指導していく。腹式呼吸、発声練習にも時間をかける。同じメロディを全員で歌うが、音域によって歌うパートを分けることも。「OL時代、勤め帰りに銀巴里で時々聴いてはいたんですが、自分で歌うにはちょっと照れくさいという抵抗もあったんです。でも見学して、こんなふうに指導してしていただけるのか、と感激して入会しました」と小野沢敦子さん。
 11月7日(月)市川市文化会館小ホールで行われる「金沢小夜子とその仲間たちコンサート」でソロで歌う山口千恵子さんは、カラオケですら歌うことはなかったという。「それが今では快感に、、、(笑)先生やいい仲間に出逢って、楽しく前向きになりまし」。
 新しいこの街にシャンソンファンを増やし、シャンソンの街にしたいと大志を抱く。会員募集中。コンサート問い合わせ℡043-296-7872(オフィスドマーニ)
 メンバーは桑江フミ、中溝恵津子、森田加代子、山口千恵子、松尾純子、小野沢敦
子、本田ひろ子、青砥美知子、中川千寿子のみなさん。 連絡は℡047(750)1719山口千恵子さんまで。

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