カメラ徒然に!!

クラシックカメラや最近のカメラの話題をのよもやま話を色々と!!

8月に嫁入りしたカメラはマーシャルプレス

2010年09月02日 | 今月のカメラ
8月に嫁入りしたカメラはマーシャルプレスです。


カメラ名 マーシャルプレス 製造国名 日本・マーシャル光学 製造年月 1966年
フィルムサイズ 60×90 シャッター セイコーS0番
B、1秒~1/500秒 レンズ ニッコール 105mmF3.5

h2209maesyalpress_20100902115239.jpg


 マーシャルプレスは、マミヤ光機の創立者の一人であり、マミヤシックスに代表される中判カメラの数々の名機を設計した間宮精一氏を顧問に迎えて創立されたマーシャル光学が、1966年(昭和41年)に発売した6x9cm判のプレスカメラで、設計は間宮清一氏の手によるといいます。
 このカメラには、いろいろな独創的な機構が組み込まれています。このカメラのために新設計されたという3群4枚構成の標準レンズ、ニッコールQ105mmf3.5はボディに固定されています。このため望遠コンバージョンレンズを前に装着して、135mmf4.7と150mmf5.6に変換することができました。このコンバージョンレンズは1群2枚構成で、もろちん日本光学製です。ニコンではテレアタッチメント方式と呼んでいました。 シャッターボタンはボディレリーズ方式でボディ右手側上部にあります。シャッターはセイコーS0番でB、1秒~1/500秒。セルフコッキング機構はありませんから、撮影のたびにシャッターをチャージする必要があります。
使用方法: 撮影は120フィルムを使用して8枚、220フィルムを使用して18枚可能で(ただし120と220は中枠を交換する)、1枚撮りもできました。ロールフィルムを使用する場合には、スタートマークを合わせると以後は自動巻き止めで制御されるいわゆるセミ・オートマット式です。フィルムカウンターは裏蓋をあけると自動的に0に復元します。このフィルムバック部は、形は異なるものの各部の構造や操作はマミヤプレス用のフィルムバックととてもよく似ています。なお1枚撮りの場合は乾板用取り枠をセットしますが、ピントグラスを装着してピントを確認でき、そのためシャッターには大判レンズ用シャッターのようなシャッター開放機構が備わっています。