あろてあろあ日記

単なる日記です。特にテーマもありません。
目的地を定めない旅行もいいものです。

タイタニック

2006-04-30 | Weblog
のんびりした週末を過ごしました。

今週末の課題は刑事弁護の記録の読み込みだけだったので,かなりだらだらすごしました。

昨日の夜なんか,野球を見た後,NHK-BSで『タイタニック』をやっていたので,都合5時間あまりテレビを見てしまいました。

『タイタニック』は映画館で見たのを含めてたぶんもう5回目くらいだと思いますが,それほど見る気がなかったにもかかわらず,結局最後まで見てしまいました。

この映画は,恋愛映画としては古典的でありがちな話あり,話も単純なので,あまり映画ファンの間では評価は高くありません。僕自身においても,好きな映画ベスト10には入らないでしょう。

そして見るたびごとに,「ディカプリオの演技は下手だ」「CGがへぼい」「今度の妻武木の吹き替えはいまいちだ」などと文句を言っています。


でも,なんだかんだいって,結局見てしまうのです。

たぶんそこらあたりがこの映画の魅力なのでしょう。

ありますよね,忠臣蔵や義経のようにストーリーを完全に覚えていても見てしまう時代劇や,必ずハッピーエンドになる連続ドラマや,始まって30分ぐらいで犯人がわかってしまうミステリーみたいなもの。

また,結構前半のセリフにいろいろ伏線が張られているので,何回も見ていると,最初に見たときの面白さと違った面白さが感じられてくるのです。


そして,これだけみんなが見るような映画だと,どの場面がいいか,なんて会話も誰とでもできてしまいます。

僕が今までに聞いた話だと,男は,ローズが先にボートに乗ったにもかかわらず,もう一度船に飛び乗るシーンが,女性だと,海に投げ出された後最後の会話をするシーンとか,拘束されているジャックを助けに行くシーンとかが人気のようです。
そして,男女ともに,沈没することが明らかになった後,音楽隊が賛美歌のひとつを演奏するシーンをあげます。


『タイタニック』は,昔の『風と共に去りぬ』とか『カサブランカ』のように,よく見ると普通のラブストーリーであり,そう大した話ではないんだけれど,なんか見てしまう映画の代表なのかもしれません。

そして,数年後,僕はまた,『タイタニック』を見てしまうんでしょうね