トレモロの製作 【ハンドメイドエフェクター】

2024年05月26日 | Weblog
トレモロの製作 【ハンドメイドエフェクター】

トレモロっていうギター用エフェクターがやっと完成しました。

トレモロとビブラートって似てますよね。
トレモロは音量、ビブラートは音程を揺らすこと、と習いました。

フェンダーの有名なシンクロナイズドトレモロユニットって
ビブラートをかけるための装置なのでややこしい。レオー。

トレモロ奏法とトリル奏法も似ている。
調べてみた。

隣り合った音との反復であるトリルに対して、
トレモロは同じ音か、隣り合わない音との反復を意味するらしい。

隣合わない音との反復もトレモロなんや!?


で!今回完成したのは音量が揺れるエフェクトTremolo。
SPEEDを速めにかけると同音連打のトレモロ奏法の効果も出せます。

LFO(Low Frequency Oscillator)低周波発振器っていう
罰ゲームに出てきそうな名前の回路を用いて動作させています。

これを上手く使い分けると、いろんな揺らし系のエフェクターになるので、
トレモロ、ビブラート、エンベロープフィルター、パン、コーラス、フランジャー
とかは兄弟とか従兄弟みたいな感じです。

要は何が揺れるかですね、音量なのか音程なのか左右になのかカットする周波数なのか、
うーん、難しいですね。


イタリア語で「ゆらめく、微かに震える」
という意味の動詞tremolareの名詞形がtremoloだそうです。

そういう意味では音量だろうが音程だろうが揺れてりゃトレモロなのか?
別にレオフェンダーは間違ってない気もしてきた。

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空間系の中でもモジュレーション系のひとつであるトレモロ。
音量を周期的に上下させるエフェクターです。

ツマミは3つで、
周期の速さを調節するスピード、
効果の深さを調節するデプス、
全体の音量を調節するレベル、
で構成されています。

機種によってはWAVEというツマミがあり、
短形波、三角波、サイン波と波形を選べるものもありますが、
今回作ったのは三角波のみの出力です。

デプスを最大にすれば短形波ような極端な掛かり具合も実現できていると思います。
また今回のこの機種ではフォトカプラは使用していません。

トレモロ内のLFO回路(Low Frequency Oscillator)低周波発振器のコンデンサーと
抵抗値の値を調整して、SPEEDツマミを実用的な可変幅にしたいと思い実験しました。
またスイッチのノイズが大きかったのでHPFでノイズを除去しました。

●トレモロ LFO回路のコンデンサーと抵抗値の調整
トレモロ LFO回路のコンデンサーと抵抗値の調整

●エフェクタースイッチのクリックノイズをHPFで除去してみた
エフェクタースイッチのクリックノイズをHPFで除去してみた


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