彼が指を折るたびに

2008年11月17日 | Weblog
本日も

小雨の降りしきる




11時40分

彼は一本の電話を受ける

もう近くまで来ている



招いたのは、彼





12時50分
搬入、音出し



14時00分
本番





15時00分


息を切らして控え室に飛び込んで

彼は言った


二年生の○○っていう子が

「2回目のアンコールを!もう一回聴きたい」

と、

いやいや別の●●っていう子は


「まだ、あと100回聴きたい」

って言ってた

とか



四年生のあの子が、

憧れの眼差しで



美しく、
旗を、
投げ、
回す姿に見入っていた
(カラーガードといいます)



もう夢中で・・・見入っていた


彼女も
鼓笛隊で旗を振っているのです

「旗、投げて取るなんてー信じられないー」





彼はそうやって指を折った


子供や、大人から

今まさに

聞いて来たことを



すぐにでも

伝えたかった




彼が指を折るたびに

マーチングバンドは
笑顔に弾んだ




楽しかったから?

という事だけでは、ない




彼が指を折るたびに

マーチングバンドは
目の色が変わった



・・・・・・


今日という日のために

タイム & マネー & ソウル

を削ってきた人達がいる






言葉だけでは

きちんと

ありがとうを

表しきれませんが




そういうものが
積もり積もって


返しきれないながらも


少しづつですが

やっていきますので

どうぞ
よろしく