命の授業

2006年05月02日 | Weblog
僕の尊敬する先生の一人が学活で参観授業をされた。

ガンでもう死を目の前にした人の本を題材にし、
自クラスの学級目標を決めていく授業。

「ここに腹をすかせたどう猛なトラがいます。
 私、○○先生は自分の身を犠牲にして
 君達を守ると思うかい?」
その問いに対し、手を挙げた生徒はパラパラ(3,4人)というくらい。

そうだろうな、そうかもしれない。

問いは続く・・・。
「じゃぁ自分の身を犠牲にしてまでも、
 君達を守ろうとするのは誰だと思う?」

そこで、誰かが言った。

「親」

・・・そうだろうな、絶対、そうだよな。
それは中学生にだってわかるだろうと俺は思う。
そして、その話を後から聞いて、僕は強く胸を打たれた。
きっとリアルタイムで参観していた保護者の人達も、
もっと強く胸打たれたことだろう。

そして、授業終了後、何人かの生徒がその先生の所に駆け寄って言ったそうだ。

「先生、今日の授業、最高!!」

すごいなぁ。俺もそんな授業が出来る教師に早くなりたい。