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ゆっくりと世界が沈む水辺で

きしの字間漫遊記。読んでも読んでも、まだ読みたい。

気になるけれども、おいていかれた【満州国演義】

2009-02-03 | 本にまつわる日々のあれこれ
 
最近、とんと御無沙汰をしている書評サイトの「本が好き!」ですが、以前いただいた本に『満州国演義』のシリーズがあります。
第1巻 風の払暁
第2巻 事変の夜
どちらもかっこいいタイトルですが、満州事変前後、激動の時を、長男・外交官、次男・馬賊、三男・軍人、四男・学生とそれぞれの立場である四兄弟を通して、描くというものです。

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全8巻のシリーズだそうですが、単行本ですでに4巻。
シリーズも半ばです。
文庫化はまだ先のことなのでしょうねぇ。
単行本は総じて装丁が美しく、いろいろと趣向が凝らされていて、とても好きなのですが、いかんせん重い。
文庫に比べるとかさばるしで、なかなか手が出ません。

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 群狼の舞 満州国演義〈3〉

 著者:船戸 与一
 発行:新潮社
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 炎の回廊 満州国演義〈4〉

 著者:船戸 与一
 発行:新潮社
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満州事変前後の大陸が舞台。
何が起きたのか、どのように時代は推移したのか、それが真実かどうかは別として既に歴史として確定しています。
読んでいて気持ちの明るくなるあたりでは決してありません。
ましてや、時間的にもまだ近く、遠い昔語りにしてよい時代でもない。
でも、気になるというのはやはり小説として面白かったから。
歴史の中に配置された登場人物たちがどう絡み、その絡んだ関係がどう収拾されるのかが知りたい。
何よりも、あの男の正体と真意は?!
どんな因縁で敷島四兄弟を手玉に取っているのか。
すでに歴史ものを読んでいる気分ではないのですよね。なんとなく。
真面目な視点で読もうというのは、私には無理な話なのかも。
ここはひとつ、単行本で揃えてみるかと思いつつ、そのうちに文庫化ということになったりして。
いえ、もたもたしているうちに、第5巻が出ちゃいますね。
追いつけるのか…?






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