「どの子も地域の学校へ-養護学校の義務化はごめんだ」

2006年08月25日 11時32分31秒 | book
どの子も地域の学校へ―養護学校の義務化はごめんだ

柘植書房新社

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「どの子も地域の学校へ-養護学校の義務化はごめんだ/東京「54年度養護学校義務化」阻止共闘会議・編」

アマゾンマーケットプレイスで古本を購入。


「知られざる日米安保体制の“守護者”――昭和天皇と冷戦」

2006年08月25日 10時51分50秒 | memo
タイトルにあげたのは「世界」8月号に掲載の吉次公介 氏(沖縄国際大学)の文章。
再読の必要があると思いここにメモ。
講演会をやるのに天木さんの本をぜんぜん読んでないというのもどうかということで、急遽読んだ何冊かのうちの一冊、「さらば小泉純一郎」という本に「日米安全保障条約成立に果たした天皇の役割」という文章があり、そこで紹介されていた「安保条約の成立/豊下楢彦」という本をさっと読んだ。
「占領下という制約された条件」(天木)のなかとはいえ、条約成立に向けた外交交渉においてはそれなりの「交渉カード」(豊下)はあった筈であり、当初可能な限りそれにもとづいて交渉を行っていたものが、なぜ、日本はアメリカに基地を提供する義務が生じアメリカは日本を防衛する義務はないなどという条約になったのか、という過程の中に「天皇外交」の存在を浮かび上がらせている。
昭和天皇の退位論などというのは戦後すぐにはかなり出回っており、我妻栄「民法研究8 憲法と私法」にもそのものずばり「天皇退位論」という1948年の論文が収められている。しかし、昭和天皇が身を退いて天皇制を護持するという戦略に対する危うさを感じ取ったからなのか(どうも単なる自己保身のようには思えない)?昭和天皇は「戦争責任」にも退位にも一貫して否定的であり、むしろそこが皇祖皇宗の生命線であると考えていたのではないか?
この過程の背後にはソ連などの戦争責任追及(カードによる牽制)の動きがあったようである(ほかにもいろんな要素があるか?)。
このあいだの「大御心」問題といい、昭和天皇の政治(戦争)指導者としての冷徹さというか底知れなさを感じる。
ぶんむくれで条約調印時において全権になるのを拒んでいた吉田茂に圧力をかけたのも天皇ではないかとされている。

1987年天皇が国体で沖縄に訪問しようかとしていた時、アジビラ・討議資料に天皇の「沖縄売渡し」問題をよく取り上げていたものだが、その後不勉強でいる間にさまざまなことが明らかにされている(「安保条約の成立」は1996年の本)。

この路線に歯向かう者がどんな目に遭うか、それはむしろ為政者側の人間が徹底的に理解させられているのだろう。

(追記)
天木さんのこの件についての文章はリンク先(「昭和天皇こそ最大の米国追従者だった?」)。



iPodの電源

2006年08月24日 00時34分30秒 | memo
iPodの電源が再生ボタンを長押ししても落ちなくなってしまった。
ちょっと焦ってググってみると結構同じ症状の人がおられることが判る。

このたびはリセットしたらなおってしまった。

「仮面ライダーSPIRITS (10)/村枝賢一」

2006年08月23日 17時45分49秒 | book
仮面ライダーSPIRITS 10 (10)

講談社

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夜の帳の中で―吾妻ひでお作品集成

チクマ秀版社

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戦争で死ぬ、ということ

岩波書店

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算法少女

筑摩書房

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インパクション 153(2006) (153)

インパクト出版会

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「仮面ライダーSPIRITS (10)/村枝賢一」
「夜の帳の中で-吾妻ひでお作品集成/吾妻ひでお」
「戦争で死ぬ、ということ/島本慈子」
「算法少女/遠藤寛子」
「インパクション153-特集・接続せよ! 研究機械」

ジュンク堂で購入。
「インパクション」の冒頭、田波亜央江氏の「泥沼の中東情勢と、ますます浮上する1948年問題-イスラエルのレバノン攻撃がさらしだすもの」は参考になる。

ひと口の水と、あたりまえの学校生活を求める署名

2006年08月22日 10時29分27秒 | Weblog
送られてきたメールで知る。
本当に嫌な世の中だとこういうのを読むと思う。

地域で一緒に学校生活を送ることに対して学校が嫌がらせをした場合には、さらにいじめを誘発することもあるだろう(たとえば「みんな友だち-障害をもつ娘と歩んだ30年」という本にも理解のない中学校の校長のいた時期にひどいいじめにあった経緯が書かれていて、読んでいて胸が詰まる)。

人が排除される世の中はつらい。

(以下転載)

ひと口の水と、あたりまえの学校生活を求める署名
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転送歓迎です。
~~~~~~~~~~~~~
『純くんに、ひと口の水と、あたりまえの学校生活を求める署名』に賛同し、署名してください。下記のフォームからご署名いただくことができます。
都道府県、年齢は問いません。是非一人でも多くの方にご協力をいただきますようよろしくお願いいたします。
なお、このサイトからの署名は、署名用紙への自筆署名と同様に扱われます。署名が重複しないようご注意ください。
※この署名に関するお問い合わせは、こちらまで。chiba-tomoniあっとまーくmbm.nifty.com
署名用紙はこちらからもダウンロードできます。
http://homepage2.nifty.com/chiba-tomoni/
(第一次集約 8月31日:第二次集約 12月31日)

純くんに、ひと口の水と、あたりまえの学校生活を求める署名
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<要望事項>
渡邊純くんの水分補給を行ってください。
渡邊純くんが、親の付き添いなしで安心して学校生活を送れるように、成田市教育委員会と学校全体での取り組みを進めてください
子どもの命と安全に関わる上記要望を速やかに実現させるため、成田市における子どもの人権についての基本姿勢を明らかにしてください。

成田市長 小林攻様
渡邊純くんの親の付き添いをなくす会・代表 渡邊光

※このフォームからの署名送信がうまくいかない方は、http://homepage3.nifty.com/tomoni/の署名欄からご署名ください。
※署名送信をするとメールソフトの送信画面が出てしまう場合は、お手数ですがメールに再度氏名・住所を記載して送信してください。
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【署名趣意文】
純くんに、ひと口の水と、あたりまえの学校生活を求める署名

 成田市立公津の杜小学校3年2組の渡邊純くんは、重度の障害がありますが地域の普通学級の中で、大好きな友だち、大好きな担任や補助の先生に囲まれて、学校生活を送っています。
 しかし、成田市の小学校では、障害をもつ子どもの「介助」はしないという方針が徹底されているために、純くんは給食を食べさせてもらえず、一口の水を飲ませてもらうことさえ拒否され続けています。だから、純くんはどんなに喉がかわいても、我慢しているしかありません。隣には、担任の先生もいるし、養護補助員もいます。時々、養護教諭や教頭先生も様子を見に来てくれるけど、教職員の介助行為を禁止しているので、純くんは、ただ、黙って我慢しているしかなく、給食の時間には母親が学校に通っています。
 成田市の小学校は、養護学校とは違うので、純くんの生活介助はしないと言います。授業の配慮はするけれども、水を飲むことや、ご飯を食べることは、先生の仕事ではないし、学校の仕事でもないと言います。保育園の時には、先生たちが普通に行っていた行為であっても、小学校は違うと言います。生活介助は、入学以来、成田市教委が拒否し続けていることではありました。しかし、保護者が付き添いを辞めた後、新しく付き添った養護補助員は、自然な関わりの中で水分補給を行っていました。ところが、市教委は、2年生の終わりにそれを再度禁止しました。
 そのため4月以降、純くんは休み時間に水分をもらえないまま過ごしていましたが、成田市教委は3月に養護補助員に水分補給を禁止していたこと、その経緯について保護者に一ヶ月以上、何の説明もしませんでした。
 5月の終わりに、純くんは体調をくずし入院しました。病気そのものは、水分が原因かどうかはわかりません。でも、純くんが、それまでふつうに飲ませてもらえていた水をもらえなくなったこと、そのことに不安を感じて過ごしていたことは明らかなことです。
 身辺自立のできていない子どもの世話は、学校の仕事ではなく、親が学校にきて面倒みるべきであるという、成田市の姿勢が、純くんの安全と命と人への信頼を脅かしているのです。
 純くんの友だちに翔ちゃんという同い年の男の子がいました。翔ちゃんも、自分では給食を食べられないので、入学から1年半の間、母親が毎日付き添いました。そして、補助員が配置された後に付き添いを辞めました。すると、お母さんが付き添わないなら、クラスの友だちと一緒に給食を食べさせられないと言われ、翔ちゃんは、ひとりだけ職員室へ連れて行かれるようになりました。障害児は、みんなと一緒に食事をするという楽しみを奪われても仕方ないという「教育」を、成田市は子どもたちに見せました。翔ちゃんもクラスの子どもたちも、辛く悲しい思いをしました。
 今年4月、翔ちゃんが福岡に引っ越しました。新しい小学校では、お母さんが付き添ったのは一日だけでした。校長先生は、「お母さんのやり方を見せてもらって、安心しました」と言いました。翌日から、翔ちゃんは、毎日、友だちのいる教室で、みんなで一緒に給食を食べています。嬉しくて飛び跳ねながら、みんなと給食を食べています。
 片島小学校の廊下には、「一人じゃないよ 一人にしない 友だちだから」というポスターが貼ってあります。新しい小学校では、差別されず、「できないこと」には当たり前に手をかしてくれる先生たちの中で、翔ちゃんが笑顔で友だちと過ごしているのを見ながら、翔ちゃんのお母さんは思っています。成田ではなぜあれほど親子で苦しまなければならなかったのか。成田市の小学校が、翔ちゃんと子どもたちに教えようとしたことは何だったのか。
 「一人じゃないよ 一人にしない 友だちだから」 その言葉を見るたびに、お母さんは思います。
学校のなかに、子どもの心を感じるあたたかい大人がいることがどんなに嬉しいことか。子どもたちの教育は、みんなが安心できる生活の先にあることではないのかと。
 しかし、成田市教育委員会は、今も障害児の介助は普通学校の仕事ではないと言います。だから、純くんはいまも苦しんでいます。そして、成田市では、これから、小学校に入学してくる障害児も、これから生まれてくる子どもたちにも、「自分でできないなら、みんなと一緒の扱いはしない」という教育を行なおうとしているのです。
 私たちはそれを認めることがどうしてもできません。
 純くんの「水分補給」について、6月に教育委員会と話し合いを行いました。しかし、市教委の担当者は、半日飲まなくても、命に関わるかどうかは分からない、これから暑い日であっても水を飲ませることはできないと言います。「脱水症状になったり、具合が悪くなったらどうするのか」との問いには、「そんなことまで想定して考えなかった」と。たとえ救急車を呼んでも、その間に水を飲ませることさえも、考えていないのです。親にとってそれは、水が飲めなくて苦しい思いをしている子どもの命が危険にさらされても、放っておくという冷たい回答でした。
 子どもの命、子どもの安全ということについて、学校が、このような姿勢でいいはずがありません。
このことは純くんひとりの問題ではなく、また障害児の問題でもなく、すべての子どもの命と安全に関わる教育と人権の問題です。その上で、いま一番援助を必要として苦しんでいる子どもの願いに対して、成田市がどのような姿勢を示すのかが問われているのです。純くんや翔ちゃんへの、先生たちの姿勢を、子どもたちは見ています。
 障害のある子どもは養護学校に行けばいいという基準だけで、子どもの生活を考えるのではなく、いま現実に学校のなかで、一番困っている子どもを見捨てない教育の実現を求め、私たちは、以下の事項を心より要望いたします。

1・渡邊純くんの水分補給を行ってください。
2・渡邊純くんが、親の付き添いなしで安心して学校生活を送れるように成田市教育委員会と学校全体での取り組みを進めてください。
3・子どもの命と安全に関わる上記要望を速やかに実現させるため、成田市における子どもの人権についての基本姿勢を明らかにしてください。

成田市長 小林攻様 

渡邊純くんの親の付き添いをなくす会・代表 渡邊光

中東問題を扱う西側メディアの規則

2006年08月22日 09時28分53秒 | Weblog
猿虎日記経由。

これは面白い。

(以下引用)

 規則1: 中東においては、最初に攻撃するのは常にアラブ側であり、自衛するのはいつもイスラエルである。これは「報復」と呼ばれる。

 規則2: パレスチナ人であれレバノン人であれ、アラブ人がイスラエル人を殺すのは許されない。これは「テロ」と呼ばれる。

 規則3: イスラエルはアラブの市民を殺す権利を有しており、これは「自衛」と呼ばれるか、このところでは「付随的被害」(軍事行動に伴う市民の被害)と呼ばれる。

 規則4: イスラエルがあまりに多くの市民を殺すと、西側世界は節度を求める。これは「国際社会の反応」と呼ばれる。

 規則5: パレスチナ人とレバノン人は、限られた人数であっても、あるいは1人か2人であっても、イスラエル軍人を捕虜にする権利を有しない。

 規則6: イスラエルは彼らが望むだけのパレスチナ人を捕獲する権利を有している。(パレスチナ人だと1日に1万人であってもよく、そのうち300人は子どもでもよい。レバノン人だと1日に1000人が裁判もなしに拘束される)。なんらの制約もなく、罪を証明する必要も裁判もない。それはすべて魔法の言葉、「テロ」という言葉だけが必要とされる。

 規則7: 「ヒズボラ」と言うときには、常に、「シリアとイランに支援されている」と付けたさなければならない。

 規則8: 「イスラエル」と言うときには、「米国、英国、その他の欧州諸国に支援される」と言ってはならない。人々はそれを平等でないと考えるかもしれないからだ。

 規則9: イスラエルに関しては、「占領された領土」、「国連決議」、「ジュネーブ条約」という言葉に触れてはならない。それはフォックス・ニュースの視聴者を困惑させかねない。

 規則10: イスラエル人はアラブ人より英語をじょうずに話す。イスラエル人にできるだけ多くを話させる理由はここにある。そのため彼らは規則1から規則9までを説明することができる。これが「公正なジャーナリズム」と呼ばれる。

 規則11: もしこれらの規則に同意しないならば、あるいは、もしイスラエル側よりアラブ側を好むのであれば、ひじょうに危険な反ユダヤ人に違いない。もし率直な見解を表明するなら、君は公式に謝罪しなければならないかもしれない。

http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/2006_Rules_of_the_Western_Media.html

「安保条約の成立-吉田外交と天皇外交/豊下楢彦」

2006年08月21日 12時44分24秒 | book
安保条約の成立―吉田外交と天皇外交

岩波書店

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敗戦真相記―予告されていた平成日本の没落

バジリコ

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福祉が人を弄んだとき―知的障害をもつジョンの人生史

ミネルヴァ書房

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難民認定実務マニュアル

現代人文社

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「安保条約の成立-吉田外交と天皇外交/豊下楢彦」
「敗戦真相記/永野護」
「福祉が人を弄んだとき-知的障害をもつジョンの人生史/J・デイヴィッド・スミス」
「難民認定実務マニュアル/日弁連人権擁護委員会・編」

上の2冊を古本で、下の2冊をアマゾンで購入。
上2冊は天木さんの本で言及されていたもの。
「安保条約の成立」は96年の本だからわれながら勉強不足もはなはだしいという気がする。



18日の行動とその後の展開について

2006年08月20日 13時55分25秒 | Weblog
18日の行動の様子についてはよびかけの黒目さんの報告にあるとおり。

とりあえず停戦ということになりどうなるかと思いつつ集合場所に行ってみたらやたらと私服警官の数が多くて驚いた。
女神像前に座っていらっしゃる黒目さんの姿を発見したが、すぐには他の参加者を発見することができず、ふと「高円寺ニート組合」のことが頭をよぎる。
結局ちらほらと人が集まりはじめ、領事館で行動を行った。

領事館前では、9月5日天木直人講演会のチラシを配ることに専念していたが、人が少ないということもあってトラメガが回ってきてしまった。かつては「伝統芸の継承」に携わっていたこともあるが、それ以来これを握るのは10何年ぶりのことだ。
しどろもどろになりながら「アピール」を終えたがしどろもどろになったのは不慣れのせいだけではない。この状況で何を語るのかということに躊躇というか迷いというかがあったこと、そしてそういうことが許されないのではないかなどといった思いがグルグルしてしまったせいもある。

終わった後参加者どうしで軽く自己紹介なんてしたりしたが、今回はじめて参加の方もおられ、センスいいなあと思った。

その後のこと(「結集軸」?)については私も省略。

1日経ってみたら停戦が(こんなにも早く)破られている。

8月18日大阪・アメリカ領事館への抗議行動

2006年08月18日 17時16分08秒 | Weblog
今回が3回目となる取組みです。

何度でもこうやって声を上げつづけていければと思います。
是非ご参加を。


大阪
イスラエルは侵略戦争をやめろ!
アメリカ合衆国はイスラエル支援をやめろ!
アメリカ領事館連続抗議行動
 
   とき  8月 18日(金) 18時30分集合
   ところ 中之島公園(大阪市役所南側)→米国領事館前


主催・アメリカ領事館連続抗議行動(仮称
問い合わせ・黒目 despera_あとまーくmail.goo.ne.jp

    http://black.ap.teacup.com/guruguru/