[book]「宗教改革の思想」

2004年08月30日 12時17分40秒 | Weblog
「宗教改革の思想/アリスター マクグラス (著)」
「ビジネス契約書の起案・検討のしかた―リスク・マネージメントの道具としての/原 秋彦 (著)」

以上2冊もアマゾンから到着した。
後者はお仕事用。
つい書式集みたいなアンチョコに頼りがちな実務を多少でもあらためるために。

「宗教改革の思想」は、このところ意識している寛容論のからみで。セルヴェトス事件、カステリョなどの背景を抑える意味で購入。

[CD]Mingus at Carnegie Hall

2004年08月30日 12時04分13秒 | Weblog
「Out of the Afternoon/Roy Haynes(ft.Roland Kirk)」
「ノーノ:力と光の波のように/ライプツィヒ交響楽団 」
「Live at Carnegie Hall/CHARLES MINGUS」
「哀愁グッドバイ/太陽肛門スパパーン」

アマゾンから。ローランドカーク関連のCD2種類含む。

「現代日本の思想」より抜粋~鈴木三重吉「綴方読本」からの引用

2004年08月27日 16時21分33秒 | Weblog
(「現代日本の思想」岩波新書 80ページより)

鈴木三重吉は、唯美主義者、芸術至上主義者として出発した。子供の綴り方に関心をもったのも、その観点からであって、当時の一流作家の文章の水準をぬく、子供の表現のみずみずしさに心をうばわれたのである。だが、「赤い鳥」とともに十八年間を生活する中に、彼が綴り方にたいしてもつモノサシは、あざやかな脱皮をなしとげた。明治末年の唯美主義者、芸術至上主義者たちは、鈴木三重吉のみではなく永井荷風、木下杢太郎、谷崎潤一郎などにおけるように、芸術に関して妥協なき潔癖をたもつことによって、満州事変以後の戦争時代にも、ある一線以上に政治に屈服することなく生きた。この点、昭和時代に初登場した芸術至上主義者の諸流派(新感覚派、日本浪漫派)にくらべて骨格がしっかりしている。
 鈴木三重吉の仕事の集大成というべき「綴方読本」(1935年)の理論篇から、満州事変、上海事変をたてに、おしつけ的性格をとりもどしつつある文部省の教育方針に対して彼がどんな態度をとったか見よう。

(以下「読本」からの引用)


(略)「国旗」にしても、ただその観念をかくとしたら、けっきょく、だれにも共通的な或知識とか、共有の或感情、思念の記述以外に、新しいものが考え出せるわけのものでない以上、それは綴方の作品にはなり得ない。国旗について、或とき或地におこったことを実見した、特殊の事件ならばかき得られよう。
 事実はかける。概念、観念はかけない。かけても没個性的な、共有性のものに終わるのみで、作品としては何等の価もない。
 前に言った「児童文学の教壇実践」という本には次のような作品が賞揚されている。

   国旗(尋四、男)

 世界六十余国の国々にはそれぞれ其の国のしるしの旗があって、之を国旗といいます。我が大日本帝国の国旗は日の丸の旗です。
 日の丸の国旗が朝日にうつって威勢よくかがやいている有様は、ちょうど我が国の勢の盛んなのをあらわしているようです。祝日大祭日のようなお目出たい事がある時等に は我等日本人は国旗を立てて祝います。我が大日本帝国の商船、軍艦、飛行機等にも日の丸の旗をつけます。国旗は日の御旗とも言っております。我が国は支那の東にあるので「日の本」と言ったから太陽を形取って、我が国旗を日の丸としたそうです。
 去年オリムピック大会のとき織田選手の足がいたんだので、南部選手が織田選手にかわってあまりなれない三段跳に出て一等になり、マストの一番高いところに日の丸の国旗が立ったと言うお話をお父さんから聞いて、僕はうれしく飛びはねてよろこんだ。
 僕は一生懸命学問を勉強して立ぱな国民になって、世界のいたるところに我が国の国旗を立てるかくごです。

 私がこれを読んでの感銘は、こんなむつかしい課題を出して、子供に、これだけの苦しい記述をしぼり出させた残酷さそのもののみである。(引用終わり)


この批評は、先の章で見たマルクス主義の運動にたいしても、かなりよくあてはまる。
(「現代日本の思想」岩波新書85ページ)

[book]「現代日本の思想」、ボンヘッファー2冊など

2004年08月26日 17時15分15秒 | Weblog
「資本/崎山 政毅」(岩波書店)
「現代日本の思想―その五つの渦/久野 収・鶴見俊輔」(岩波新書)
「教会の本質/ボンヘッファー【著】」(新教出版社)
「共に生きる生活/ボンヘッファー【著】」(新教出版社)

以上4冊。アマゾンとブックサービスから。

なんだかんだ言ったって「現代日本の思想」状況は、1956年に書かれたこの著作の掌の上で踊ったものに過ぎなかったのでは?
という過渡期掲示板の書き込みによって、初めてこの本の存在を知るという、、、、。

ボンヘッファーの2冊については、引き続き「説教全集」というのも購入予定。
こういう時代だし、、。

無防備都市

2004年08月24日 15時48分43秒 | Weblog
有事法体制の成立、改憲まで視野に入ってきつつあるなか、せめて、というわけでもないだろうが、「無防備地域(都市)」宣言を目指す動きについてちょくちょく耳にするようになった。
第2次大戦下のローマが「無防備都市」。
高校生の頃に映画を教育テレビで見たのが最初。

最近「教皇とナチス」という本を読んだので、その内容を前提に、しかも今の状況の中でもう一度見直して見たいと思い、DVDを注文した。


[book]エティ・ヒレスム「エロスと神と収容所」など

2004年08月23日 11時27分15秒 | Weblog
アマゾンのマーケットプレイスで
エティ・ヒレスム「エロスと神と収容所」
アマゾンで
エティ・ヒレスム「生きることの意味を求めて」
を、それぞれ購入。

多分出版時期からして、今頃何読んでるの?という感じかもしれないが、
最近になってその名を知り、買ってみた。とりあえず「生きることの意味を求めて」のほうを読み始めている。

[CD]モンクなど

2004年08月18日 23時56分34秒 | Weblog
「America Eats It's Own Young/FUNKADELIC」
「Piano Solo on Vogue/Thelonious Monk」
「アイ・ディデュント・ノゥ・アバウト・ユー/明田川荘之」
「Underground/Thelonious Monk」

以上四枚をアマゾンで購入。
明田川さんのはバーゲンで衝動買い。
モンクは迷った挙げ句に上記二枚をとりあえず買った。
まだ欲しいCDがカートに何枚か入っている。