「いかに幸いな人‐『讃美歌21』の歌詞によるジュネーヴ詩編歌/関西学院聖歌隊」
コウベレックス通販で購入。
カルヴァン派育ちでしかも典礼(礼拝)で使えるのは詩篇のみ(楽器も使用不可)という宗派で育ったのだが、そこで歌われる詩篇歌はいわゆる会衆讃美歌以降の讃美歌に歌詞として詩篇を当てはめたのみのものが大半だった。
なので改革派が詩篇歌集の楽譜を出したときには早速食指が伸びて購入したが、これは今日的に典礼で使用するには難しいなあ、というのが正直な感想だった。
今回「讃美歌21」のなかに入っているジュネーヴ詩編歌がどんな感じで歌われているのかは、なので、すごく興味がある。
上記の次第で典礼に使える歌のオプションが極端に少ない宗派育ちなので、「聖歌」とか「讃美歌」を典礼に使用している宗派に対してはずっと偏見を抱き続けていた。
カトリック教会に触れると、その反動で、今日のカトリック典礼で使用される(広義の)典礼聖歌の多様性には心を奪われたりもする。
もっとも、その傾向に対して批判的な聖職者・信徒の方々もおられるようである。
自分もさすがに歌謡曲をミサ典礼で堂々と歌うのはどうかとは思う。
でも、典礼の霊性を踏まえながら選択の幅を広げていく、とかそもそも霊性とか伝統とは何かにまで遡って聖歌・讃美歌を考えていくという作業には興味がある。
たとえば
こんな「学会」があるのを知ると興味が出てくるし、このリンク先で紹介されているパブロ・ソーサさんの
歌集(リンク先一部試聴可)も買ってみようかとか思ってしまう。
ともあれ、ジュネーヴ詩編歌、聴くのが楽しみ。