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タルンデイル日本を憂える

2023-06-01 09:41:58 | 戦争
タルンデイル日本を憂える
“シーチン”修一

【雀庵の「大戦序章」183/通算614 2023(令和5)/6/1/木】6月に武漢コロナの6回目の予防注射をする。「この前やったばかりなのに、またかよ?!」と愚痴るとカミサン曰く「70歳以上は感染しやすいから」とのこと。

老人を大切にするという敬老愛ではなく、感染すると周囲も外出禁止になるから注射しておくにかぎるという警戒心からの措置のよう。他者に対する警戒と自己防衛・・・よくある話だ。

しかし、夫婦仲が悪いと「どこで野垂れ死のうがあなたの勝手だけど、同じ屋根の下で死なれると迷惑だから」なんていうセリフは結構ありそう。それに対して、「そーかい、それなら長生きしてお前の死に水を取ってやるよ」

売り言葉に買い言葉、これまたありそうな「罵倒表現」・・・以前ならネットやTVでは日常茶飯事、溢れかえっていたろうが、今は報道倫理規定でNG? 言葉狩りみたいで嫌な感じがするが、いずれにしても「良い子は使ってはいけません。悪罵は二十歳を過ぎてから、自己責任でどうぞ」。

それにしても「罵倒された(イジメられた)から自殺する(復讐してやる)」というケースがあるが・・・これはアジア人に多い特異な遺伝子によるビョーキではないかという説がある。農耕社会のために野性が薄く、繊細でナイーブ過ぎるのか? 特に女性はその傾向があるようで、強い男の保護を求める“擬態”のような感じがする。長い戦争で鍛えられたベトナムでは、女は“喧嘩っ早い強い男”を餌付けして、まるで番犬代わりに使っているとか。いずれにしても男は女の用心棒のよう。

都はるみの歌う阿久悠作詞「北の宿から」は ♪あなた変わりはないですか 日ごと寒さがつのります 着てはもらえぬセーターを 寒さこらえて編んでます 女ごころの未練でしょう あなた恋しい 北の宿・・・
 
敗戦から30年、昭和50/1975年の歌だ。小生も大好きだが、WIKIでも「昭和を代表する楽曲として時代を超えた高い評価を得ている」と絶賛している。頼りになる男がいて、男に頼る女がいた・・・有史以来の秩序、モラルがあったのだ。

しかし、戦争の記憶が薄れ、平和が続き、衣食住が良くなると「女が強くなる」ようである。女が職に就いて稼ぎ、自立するようになると、特に高学歴の場合は男を必要としないから結婚も出産もしなくなるのだろう。特に先進国では職場でも家庭でも男女の収入格差とか役割分担がなくなっていく傾向が進むに違いない。

結果的に結婚しない、結婚しても子供は少ない家庭が増えていく。結婚や出産、育児は「家を守り、次代につなぎ、老後の世話になる」という数千年の安全保障だったが、選挙での票を当てにした「行き過ぎた福祉政策」で結婚、家庭、育児は人生の義務から今や趣味道楽になってしまったよう。まるで亡国への崖っぷち・・・

そう言えば敗戦から45年後の1990年から始まった橋田壽賀子作、石井ふく子プロデュースのTVドラマ「渡る世間は鬼ばかり」は人気があった。小生はチョロっとしか見たことはないが、「今、何が人気、流行なのか」は記者として知っておく必要があるから“チョロっと視聴”でいいのである。それにつけても塩野七生先生のエッセイ「拝啓、橋田壽賀子様」は面白かったなあ。曰く――

<昨年(2016)の文藝春秋12月号の橋田壽賀子先生著「私は安楽死で逝きたい」は読みそびれたけれど、今年の3月号に載った、鎌田實氏(*高齢の現役医師)との対談は読みました。悪いけれど、笑ってしまった。

相変わらずの頭脳明晰に加えて、これまた相変わらずのユーモアのセンスの豊かさ。壽賀子先生、これでは死ねませんよ。この二要素が合わさると、死ねないどころか、認知症にもなりにくいのです。

先生は、スイスでの安楽死にも触れていらっしゃいます・・・スイスについてはその南のイタリアに住んでいる私の方が詳しいかもしれない。スイスという国は、日本人にはチョコレートとアルプスの平和国家としか思い浮かばないかも知れないけれど、おカネを払えばたいていのことはOKという国でもあるのです。それで安楽死させてくれるのにもおカネを求める。基本料金だと1万3000ユーロとか。日本円だと150万円前後。

しかも、安楽死させてくれると言っても、注射1本でOKというわけでもないのです。致死量の飲み物が入ったコップは、自分の手で自分の口に運び、自分で飲み下すのを求められるので。

つまり「ディグニタス」(尊厳)なんて名だけは立派なこの団体が運営する施設は、自殺の手助けをしてくれるだけ。これで150万円とは、いかにも何でもおカネにしてしまうスイスらしい。

それでも問題は、これで終わりにはならないことなのです。この種の施設は人里離れたところにあるので、そこまで行く車が必要、さらに付添人が不可欠。遺体とともに戻ってくる人ですが、この人が法に触れる危険があるのです。

日本は安楽死を認めていません。その日本の人間が壽賀子先生のスイス行きに同行してくれても、その人が日本に帰国した途端に自殺幇助罪で逮捕される怖れがあるのです。
というわけで、安楽死するのも容易ではないのです。観念なさってはいかがでしょう>(以上抜粋)

そして七生先生は、壽賀子氏がとても健康であることに触れ、こう提案する。
<以前と同じに脚本を書けと勧めているわけではありません。きちんとした脚本書きのコツを無料で、若い脚本家志望者たちに教えてあげてはどうでしょう。学校という面倒な形式でなく、先生は週に一度ぐらい、教わる人たちも空いた時間に来るというゆるやかな形で。
これを通じて、日本のドラマ界に活を入れて欲しいんですね。

日本のテレビドラマはたるんでいます。女たちの視聴率を稼ごうとするあまり、明らかに男の時代であっても主人公は女にする。それをまた、女の脚本家に書かせる。

まずもって、女が書けば「女が書ける」というわけではない。人間全般が分かっている女が書いた時、初めて「真の女」が書けるのです。イタリアから日本に帰ってもテレビのドラマだけは見る気になれないのは、作る方も観る方もたるんでいるから、付き合っているとこちらまでたるんでしまいそう。

悪習に汚染されていない若い世代にホンモノとは何かを教えることによって、この惨状にカツを入れて欲しいんですね>(以上)

それから6、7年、我が街では「子供要らない、ワンコで十分」やスマホ中毒患者ばかりが目立つようになった・・・日本は大丈夫か?

WIKIによると――橋田壽賀子氏は1925/大正14年5月10日~2021/令和3年4月4日。2015年には「いま、ホームドラマなんかやるところはないですから。私の時代じゃないと思いますよ。でも、引退はしません。また私が書きたいものを書かせてくれるところが出てきたら書かせていただきます。ただ、今はお休みして、充電中です」と引退を否定していたという。95歳没の大往生。

一方、塩野七生(しおの ななみ、女性、1937年7月7日~)は、日本の歴史作家・小説家・評論家。「七生」は、ペンネームではなく本名。7月7日生まれであることに由来。近著は『誰が国家を殺すのか 日本人へ:Ⅴ』(2022年 文春新書)。85歳だから絶筆になるかも知れない。図書館で借りて、良ければ購入しよう。

橋田氏も塩野氏も「全力投球、やるべきことはやった、人生に悔いなし」のよう。終末はそうでありたいなあ、と小生は思いながら毎日焦りまくっている。まるで「不思議の国のアリス」の年がら年中忙しがっているウサギみたいだ。そう言えば小生はウサギ年だった。

暫くは“吶喊”多動爺のままで行けそうだが、習近平とプーチンの最後だけは見届けたい、それまでは死ぬに死ねない気分。どうなるものやら・・・習・プーチン自身も求心力の低下、独裁者の孤独、明日が読めない不安を覚えているのではないか。彼らは戦争で危機突破を狙っている。

“暗雲立ち込める”世界。熱戦か冷戦か? 第3次世界大戦は核兵器による「大惨事世界大戦」になりかねない。国連安保理が機能不全になった今は、G7やNATOなど自由民主陣営の結束と拡大で中露を封じ込めればいいが、各国が対中露の軍事力を必死で強化しなければ絵に描いた餅でしかない。

歴史を振り返れば、核兵器を持たない国は核攻撃を受ける。報復されないから攻撃側は安心して大量無差別殺戮をする。即ち「核兵器を持つことで核攻撃を抑止することができる」のである。

塩野七生先生を真似れば――「日本の政治家も国民もたるんでいるから、付き合っているとこちらまでたるんでしまいそう。核兵器=絶対悪というプロパガンダに汚染されていない若い世代に、戦争や中露独裁政権の真実とは何かを教えることによって、この脳内お花畑の惨状にカツを入れて欲しいんです」

この期に及んで「核の傘を信じていいのですか?」と米国に尋ねる日本の政治家がいるようだが、古人曰く「○○につける薬なし」。親が○○なら息子も○○。「非核国には中露は核攻撃しない」というのはただの妄想で、実際にプーチンはウクライナに核恫喝をしている。習近平は核大国を目指して核兵器を大急ぎで増産中だ。

日本はこの現実を直視し、核攻撃に対する核抑止力を高めなければ間違いなく亡国になる。為政者や識者が「核保有それ自体が最大の抑止力にもなる」ことを国民に必死で説けば、支持を得られるだろう。「米国の核の傘があるし、日本が核保有しなければ中露北は日本に核攻撃しない・・・」、息子が○○なら親も○○。拙速を恐れず核兵器をはじめ軍拡に努めるべし。

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