雀庵の「大戦序章/15 露中の悪党に悲惨な結末を!」
“シーチン”修一 2.0
【Anne G. of Red Gables/448 2022/3/22/火】彼岸中日を挟む三連休はコロナ禍警戒も緩みしや、子、孫、愚妻ら甲斐国石和温泉にて遊びし。多くの町民もまた遠出したるか、スーパー市場の客足は三割ほどの様子にて、街の商人はいかなる思いにや。小生の散歩道なる多摩川べりの運動場にては野球、蹴球の子供と写真機構えたる親、楽し気に蝟集したり。欧州の戦乱は遥か遠きのことなる如し・・・
荷風散人の1941年開戦前後の日記を読み直していたら、こんな「文語体」を真似たくなった。文語体は口語体より趣があるが、GHQが日本人から知性と品位を奪うために、いささか軽佻浮薄的な口語体を押し付けたため、今や文語体を読み書く能力もずいぶん落ちているだろう。先人や歴史から現代人を切り離す・・・勝者は敗者のご先祖様まで処刑、追放するわけだ。キリスト教などの一神教民族・国民はそういう傾向が強いのではないか。思い出すべし、黒船ペリー、帝王マックによるレイプ・オブ・ジャパン!
古代ギリシャ時代の彫刻や建造物、哲学は美しいが、古代ローマに亡ぼされた後のギリシャはどうなったのか、印象がとても薄い。古代ギリシャと現在のギリシャは別物だという説があるし、今やEUのオニモツみたい。小生が崇敬かつ畏怖する塩野七生先生の「逆襲される文明」から。
<(EUにとって)ギリシアは救済する必要はあるのか。歴史的、文明的、文化的に見れば答えは「YES」である。ギリシアが入っていないと「ヨーロッパ連合」とは言えなくなるからだ。なにしろ「ヨーロッパ」という言葉からして2500年昔のギリシア人が発明したのである。言葉を創造したということは、理念も創造したということだ。
古代のギリシア語を受け継いだ古代のローマ人がラテン語に直し、そのラテン語を語源にして生まれたのが英語、仏語、独語の60%の言葉である。理工科系の言語はギリシア語を直接に語源にしたものが多いので、それを加えれば現代の欧米人の言語と、それによって立つ理念の8割までが、古代のギリシア人に負っているとしても間違いではない。
とは言え、2500年昔のギリシア人と現代のギリシア人が似て非なる民族であるのはもちろんだ。我々の知っている、ゆえに深い敬愛の思いなしには口にすることもできないギリシアは、その象徴であったオリンピックが、キリスト教化したローマ皇帝によって4世紀末に廃止された時に死んだのである>
看板は老舗の「ギリシア」でも外見も中身も違う国・・・理念と行動が違う国、民族、集団、人というのもよくある話だ。
歴史は勝者が創るというが、不都合な真実は早晩ポロポロ出てきて、ネットで世界各地の個人までが同時性で繋がる今は、為政者は一方的な言論統制がしにくいから随分やりにくいだろう。
実際、習近平・中共は外国からの情報を恐れてネット規制しており、「Google、インスタグラム、YouTube、Netflix、ウィキペディアなど多数のサイトやアプリがブロックされている」(VPN MENTOR)。個人間の通信も検閲され、不都合な言論は遮断されている。
それを倣ったのだろう、プーチン・ロシアは今、許されざるウクライナ侵略戦争を隠蔽、糊塗するためにネット規制を進めている。産経2022/3/18「ロシア、SNS規制 インスタ遮断 次はユーチューブか」から。
<ウクライナに侵攻したロシアが米欧系のSNS(会員制交流サイト)やインターネットサービスの規制を急速に強化している。露通信規制当局は18日までに、フェイスブックとツイッターに続いてインスタグラムへの接続を遮断した。政界からはユーチューブも規制すべきだとの声が出ている。プーチン露政権は侵攻の実態を国民から隠すことに躍起だが、人々が慣れ親しんだネットサービスの遮断は反政権機運を高めることにもなりかねない。
14日に遮断されたインスタグラムの利用者は、アカウント登録者以外も含めて露国内で約3800万人とされる。当局は遮断の理由について、インスタグラムやフェイスブックを運営する米IT大手メタ社(旧Facebook)が、ロシアを対象とした暴力的な投稿を容認したためだと説明している。
これに先立ち露当局は4日、フェイスブックとツイッターも遮断した。露下院情報政策委員会のゴレルキン副委員長は、「対露情報戦争」が続けられる場合、米グーグルが運営するユーチューブの遮断も検討されると述べた。
プーチン政権は近年、外国からサイバー攻撃を受けた場合に備えるといった名目で、ロシアのネット空間全体を外部から遮断する研究や準備を進めてきた。事態の推移によっては今後、当局がそうした大規模な措置を試みる可能性も指摘されている>
プーチンは不都合な真実を隠蔽できるかどうか・・・「焦点:ウクライナ侵攻による正教会の混乱、孤立するロシア総主教」から。
<[バチカン市2022/3/14 ロイター]ロシア正教会のキリル総主教が、ロシアによるウクライナ侵攻に高らかな祝福を与えたことで、世界中の正教会は分裂の危機に陥り、専門家から見ても前代未聞の反乱が正教会内部で生じている。
プーチン大統領の盟友であるキリル総主教は今回の戦争について、同性愛の受容を中心に退廃的であると同師が見なす西側諸国への対抗手段であると考えている。キリルとプーチンを結びつけるのは「ルースキー・ミール(ロシア的世界)」というビジョンだ。専門家の説明によれば「ルースキー・ミール」とは、旧ソ連領の一部だった地域を対象とする領土拡張と精神的な連帯を結びつける構想だという。
プーチンとってそれはロシアの政治的な復権だが、キリルから見れば、いわば(邪教と戦う)十字軍なのである。だが総主教の言動は、ロシア国内にとどまらず、モスクワ総主教座に連なる諸外国の正教会においても反発を引き起こしている。
ロシアでは「平和を支持するロシアの司祭」というグループに属する300人近い正教徒が、ウクライナで行われている「非常に残忍な命令」を糾弾する書簡に署名した。この書簡には、ロシア政府とウクライナ政府の板挟みになっている数百万もの人々に触れ、「ウクライナの人々は、銃口を突きつけられることなく、西からも東からも圧力を受けることなく、自らの意思による選択を行うべきだ」と書かれている>
ロシアのキリスト教は「宗教を抹殺しないと確約すれば共産主義政権を支持する」とレーニンと手打ちした経緯がある。もともと皇帝を“生き神様”と敬ってきた長い伝統があるから、今度はレーニンが、続いてスターリンが、そして今はプーチンが“生き神様”となったのだ。
ロシア御用メディアの国民世論調査ではプーチン支持率は70%に上昇した。不都合な真実を隠蔽する言論統制によるのだろうが、民は“生き神様”を信じており、ロシアを悪魔から守りたい、プーチン皇帝を守ろう!という気分だろう。(今朝読んだ産経3/20にロシアに精通した早大教授・三浦清美氏の「プーチンを神にした『帝国』ロシア ウクライナ侵攻の深層」がとても詳しく説明している。学術的で1回読んで疲れてしまったが)
自由世界の敵、プーチン・ロシアはコロナ禍から回復しつつあるような世界経済に大きなブレーキを掛けるかも知れない。カネ勘定に疎い小生が40年近くお世話になっている税理士のTさんに「コロナ禍とウクライナでの戦争で日本、世界の経済はどうなるのでしょうか。ご教授いただければ幸いです」とメールしたら、早速以下の返事が来た。
<おっしゃる通り、現況は大変厳しい状況です。うちの顧問先も売上が落ち込み、営業休止に追い込まれる会社も出てきました。精神的にも追い込まれている社長も多いです。コロナは今は高止まりというところでしょうか。早く前の状況に戻ってほしいです。
しかしテレワークなどが定着して、以前のような社会にはならず、しばらくは経済も停滞するでしょう。われわれもコロナ以後の新社会経済に順応していく必要があるのではないでしょうか。
戦争は仕掛けたプーチンの負けでしょう。冷静・沈着と思われていたプーチンが、ウクライナ侵攻・侵略という判断ミスをしたのではないかと思われます。しかし本当に残虐極まりないですね。許しがたいです。彼にとっては悲惨な結末になるではと予想しています>
「君子危うきに近寄らず」、古人の教えを無視して怪しいロシアや中共という共産主義独裁国家と商売したのが間違いだったのだ。黒船プーチン、帝王習近平による世界制覇が始まっている。自由世界は鉄壁の包囲網と核兵器装備で「赤色露中なき21世紀」を実現しなければならない。悪党に悲惨な結末を! それが我らの義務、天命である。
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目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
https://blog.goo.ne.jp/annegoftotopapa4646
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“シーチン”修一 2.0
【Anne G. of Red Gables/448 2022/3/22/火】彼岸中日を挟む三連休はコロナ禍警戒も緩みしや、子、孫、愚妻ら甲斐国石和温泉にて遊びし。多くの町民もまた遠出したるか、スーパー市場の客足は三割ほどの様子にて、街の商人はいかなる思いにや。小生の散歩道なる多摩川べりの運動場にては野球、蹴球の子供と写真機構えたる親、楽し気に蝟集したり。欧州の戦乱は遥か遠きのことなる如し・・・
荷風散人の1941年開戦前後の日記を読み直していたら、こんな「文語体」を真似たくなった。文語体は口語体より趣があるが、GHQが日本人から知性と品位を奪うために、いささか軽佻浮薄的な口語体を押し付けたため、今や文語体を読み書く能力もずいぶん落ちているだろう。先人や歴史から現代人を切り離す・・・勝者は敗者のご先祖様まで処刑、追放するわけだ。キリスト教などの一神教民族・国民はそういう傾向が強いのではないか。思い出すべし、黒船ペリー、帝王マックによるレイプ・オブ・ジャパン!
古代ギリシャ時代の彫刻や建造物、哲学は美しいが、古代ローマに亡ぼされた後のギリシャはどうなったのか、印象がとても薄い。古代ギリシャと現在のギリシャは別物だという説があるし、今やEUのオニモツみたい。小生が崇敬かつ畏怖する塩野七生先生の「逆襲される文明」から。
<(EUにとって)ギリシアは救済する必要はあるのか。歴史的、文明的、文化的に見れば答えは「YES」である。ギリシアが入っていないと「ヨーロッパ連合」とは言えなくなるからだ。なにしろ「ヨーロッパ」という言葉からして2500年昔のギリシア人が発明したのである。言葉を創造したということは、理念も創造したということだ。
古代のギリシア語を受け継いだ古代のローマ人がラテン語に直し、そのラテン語を語源にして生まれたのが英語、仏語、独語の60%の言葉である。理工科系の言語はギリシア語を直接に語源にしたものが多いので、それを加えれば現代の欧米人の言語と、それによって立つ理念の8割までが、古代のギリシア人に負っているとしても間違いではない。
とは言え、2500年昔のギリシア人と現代のギリシア人が似て非なる民族であるのはもちろんだ。我々の知っている、ゆえに深い敬愛の思いなしには口にすることもできないギリシアは、その象徴であったオリンピックが、キリスト教化したローマ皇帝によって4世紀末に廃止された時に死んだのである>
看板は老舗の「ギリシア」でも外見も中身も違う国・・・理念と行動が違う国、民族、集団、人というのもよくある話だ。
歴史は勝者が創るというが、不都合な真実は早晩ポロポロ出てきて、ネットで世界各地の個人までが同時性で繋がる今は、為政者は一方的な言論統制がしにくいから随分やりにくいだろう。
実際、習近平・中共は外国からの情報を恐れてネット規制しており、「Google、インスタグラム、YouTube、Netflix、ウィキペディアなど多数のサイトやアプリがブロックされている」(VPN MENTOR)。個人間の通信も検閲され、不都合な言論は遮断されている。
それを倣ったのだろう、プーチン・ロシアは今、許されざるウクライナ侵略戦争を隠蔽、糊塗するためにネット規制を進めている。産経2022/3/18「ロシア、SNS規制 インスタ遮断 次はユーチューブか」から。
<ウクライナに侵攻したロシアが米欧系のSNS(会員制交流サイト)やインターネットサービスの規制を急速に強化している。露通信規制当局は18日までに、フェイスブックとツイッターに続いてインスタグラムへの接続を遮断した。政界からはユーチューブも規制すべきだとの声が出ている。プーチン露政権は侵攻の実態を国民から隠すことに躍起だが、人々が慣れ親しんだネットサービスの遮断は反政権機運を高めることにもなりかねない。
14日に遮断されたインスタグラムの利用者は、アカウント登録者以外も含めて露国内で約3800万人とされる。当局は遮断の理由について、インスタグラムやフェイスブックを運営する米IT大手メタ社(旧Facebook)が、ロシアを対象とした暴力的な投稿を容認したためだと説明している。
これに先立ち露当局は4日、フェイスブックとツイッターも遮断した。露下院情報政策委員会のゴレルキン副委員長は、「対露情報戦争」が続けられる場合、米グーグルが運営するユーチューブの遮断も検討されると述べた。
プーチン政権は近年、外国からサイバー攻撃を受けた場合に備えるといった名目で、ロシアのネット空間全体を外部から遮断する研究や準備を進めてきた。事態の推移によっては今後、当局がそうした大規模な措置を試みる可能性も指摘されている>
プーチンは不都合な真実を隠蔽できるかどうか・・・「焦点:ウクライナ侵攻による正教会の混乱、孤立するロシア総主教」から。
<[バチカン市2022/3/14 ロイター]ロシア正教会のキリル総主教が、ロシアによるウクライナ侵攻に高らかな祝福を与えたことで、世界中の正教会は分裂の危機に陥り、専門家から見ても前代未聞の反乱が正教会内部で生じている。
プーチン大統領の盟友であるキリル総主教は今回の戦争について、同性愛の受容を中心に退廃的であると同師が見なす西側諸国への対抗手段であると考えている。キリルとプーチンを結びつけるのは「ルースキー・ミール(ロシア的世界)」というビジョンだ。専門家の説明によれば「ルースキー・ミール」とは、旧ソ連領の一部だった地域を対象とする領土拡張と精神的な連帯を結びつける構想だという。
プーチンとってそれはロシアの政治的な復権だが、キリルから見れば、いわば(邪教と戦う)十字軍なのである。だが総主教の言動は、ロシア国内にとどまらず、モスクワ総主教座に連なる諸外国の正教会においても反発を引き起こしている。
ロシアでは「平和を支持するロシアの司祭」というグループに属する300人近い正教徒が、ウクライナで行われている「非常に残忍な命令」を糾弾する書簡に署名した。この書簡には、ロシア政府とウクライナ政府の板挟みになっている数百万もの人々に触れ、「ウクライナの人々は、銃口を突きつけられることなく、西からも東からも圧力を受けることなく、自らの意思による選択を行うべきだ」と書かれている>
ロシアのキリスト教は「宗教を抹殺しないと確約すれば共産主義政権を支持する」とレーニンと手打ちした経緯がある。もともと皇帝を“生き神様”と敬ってきた長い伝統があるから、今度はレーニンが、続いてスターリンが、そして今はプーチンが“生き神様”となったのだ。
ロシア御用メディアの国民世論調査ではプーチン支持率は70%に上昇した。不都合な真実を隠蔽する言論統制によるのだろうが、民は“生き神様”を信じており、ロシアを悪魔から守りたい、プーチン皇帝を守ろう!という気分だろう。(今朝読んだ産経3/20にロシアに精通した早大教授・三浦清美氏の「プーチンを神にした『帝国』ロシア ウクライナ侵攻の深層」がとても詳しく説明している。学術的で1回読んで疲れてしまったが)
自由世界の敵、プーチン・ロシアはコロナ禍から回復しつつあるような世界経済に大きなブレーキを掛けるかも知れない。カネ勘定に疎い小生が40年近くお世話になっている税理士のTさんに「コロナ禍とウクライナでの戦争で日本、世界の経済はどうなるのでしょうか。ご教授いただければ幸いです」とメールしたら、早速以下の返事が来た。
<おっしゃる通り、現況は大変厳しい状況です。うちの顧問先も売上が落ち込み、営業休止に追い込まれる会社も出てきました。精神的にも追い込まれている社長も多いです。コロナは今は高止まりというところでしょうか。早く前の状況に戻ってほしいです。
しかしテレワークなどが定着して、以前のような社会にはならず、しばらくは経済も停滞するでしょう。われわれもコロナ以後の新社会経済に順応していく必要があるのではないでしょうか。
戦争は仕掛けたプーチンの負けでしょう。冷静・沈着と思われていたプーチンが、ウクライナ侵攻・侵略という判断ミスをしたのではないかと思われます。しかし本当に残虐極まりないですね。許しがたいです。彼にとっては悲惨な結末になるではと予想しています>
「君子危うきに近寄らず」、古人の教えを無視して怪しいロシアや中共という共産主義独裁国家と商売したのが間違いだったのだ。黒船プーチン、帝王習近平による世界制覇が始まっている。自由世界は鉄壁の包囲網と核兵器装備で「赤色露中なき21世紀」を実現しなければならない。悪党に悲惨な結末を! それが我らの義務、天命である。
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目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
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