ギャラクシィ日記

SF好きな主婦の・・・ガーデニングな日々。手作りも大好き。

エコに出会う。。。

2006-02-15 | 石けん

 私はキッチンで使うのは石けん。
市販のキッチンソープ、純石けん等使ってみたけど、
自分で作った石けんが一番汚れ落ちが良いし手も荒れない気がする。

 オリーブ油とかで作るともったいないので、
キッチン用の石けんは廃油で作るんだけど、
結構使っている廃油なので、石けんになってもチョイと廃油臭い。
ミカンの皮を入れたり、コーヒーを入れたり、塩析をしたり、
色々やってみるんだけど、これだという物が。。。

 それでネット検索してみた。
「廃油 石けん」・・・・・環境問題から廃油で石けんを作るサイトに行き当たる。

 手作りで石けんを作っている人達には、
私の様な「肌にあった石けんを求めて」石けんを作っている人達の他に、
環境問題から廃油をどうにかしようってんで石けんを作っている人達が居る。
 日本では環境問題からの石けん作りの方が
ずっと前から取り組まれていた事みたい。
なので、人に「石けん作っているんだ。」と言うと、
大抵「廃油で?」と言われる。

 この環境問題廃油石けんの作り方、
かなり、おおらか、と言うより大雑把な所が多い。
 まず、大抵のサイトは、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)の量がもの凄く多い。
見つけた物を表にしてみた。
(廃油の比重を0.9、キャノーラ油として計算)

         HPに載っていた   鹸化価から計算した
   廃油    苛性ソーダ       苛性ソーダ 
   250ml                 50g                          28g
        500ml                 75g                          56g
      3300ml               500g                        372g
   370ml                 50g                          41g
   600ml                 80g                          70g
        300ml                 45g                          37g

 廃油で作るときはほんの少しだけ苛性ソーダを増やして作るけど、
これでは、、、石けんの中に苛性ソーダがたくさん残ってしまい、
危ない石けんになると思うな。。。
 上の中にはN市のHPのリサイクルのページのもあるし、
小学校での活動の記録もある。
 
 苛性ソーダの量がかなり多いのに、
「分量はきちんと量りましょう。」なんて注意書きがあるところもあって。。。

 その上、苛性ソーダに水を加えるように説明しているところがほとんど。
苛性ソーダに水を加えると、激しく反応して温度が急激に上昇し、
刺激性のある蒸気も出やすくて、かなり危険。
 苛性ソーダを溶かすときは、
水に少しずつ苛性ソーダを入れて溶かさなければならないのにな。

 環境教育で子供達が石けん作りをしているところも多い。
ぜひ、安全に石けんを作って欲しいものだ。
 
 どうも、どこかの廃油石けんの作り方をただコピーしたようなHPもあるみたい。
ちゃんと調べて欲しいな。
 あ、、、でも、適正な苛性ソーダの量で、
ちゃんと水に溶かして石けん作っているHPもありますよ。

 インターネットで検索した結果が正しいとは限らないんだな。
と言っても、私が正しい事を言っているとも限らないか。
廃油はかなり過剰アルカリでもOKなのかもしれないし。。。。

 HPにしろ、ブログにしろ、誰でも手軽に記事に出来て、
誰でもが見られる。
何が正しくて何が間違って居るんだろう。
難しいな。