現在、私たちは福井県にきてます!
この4日間、6月1日は浜松~6月2日の岡崎も
書きたいことがありすぎて、UPは明日になります。
どうぞお楽しみに。
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さて、日付は遡りますが大阪を訪ねたさい、
旅の中でも一、二を争う驚きがあった映画館がありますので
ご紹介したいと思います。
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その名も、第七芸術劇場。ナナゲイの通称で親しまれています。
私たちにとって何が一番の驚きだったかというと、その立地!
第七劇場があるのは、24時間夜の街(?!)という雰囲気の十三(じゅうそう)。
「国内外の社会性の高い良質なドキュメンタリー映画や問題作」
を上映する映画館があるとは、思えないような町の雰囲気!

ゆりさんも学生時代バレエ教室への通り道で
いつも怖くて顔をふせて早足で通ってたそうです(笑。
しかし、確かに!コワモテのスーツのお兄さんたちや
エロい看板、パチンコの音、慣れないうちはクラクラします(笑。

映画館を探しながら「映画は映画でもアダルト映画なのでは、、」
とか「もしかして数々の名監督を生み出した日活ロマンポルノなどの映画館なのかも?」
とか無駄に色々考えてしまったのですが...ありました!!
夜の看板が並ぶそのなかに「第七藝術劇場」の文字!!

しかし、劇場に入ってみてびっくり。


沢山の人・人・人。
この人達はどこを歩いていたんだろう?
と不思議に思うぐらい、普通のおばさん・おじさん、お兄さん達でいっぱい。
大阪の人は「あの辺はあやしげだから」なんていう「ええかっこしい」な(?)
メンタリティはないのかも!
この日は『星の国から孫ふたり ~「自閉症」児の贈りもの~』が上映中。
メチャクチャ観客がいっぱいでした。

オーナーさんは徹底した商売人。
ナナゲイのお客さんが何を求めているのか、
どんな映画が人が入るか、勉強なさってました!
「なんだかんだいっても映画は観客のもん。
適度なわかりやすさがいいんですわ。
まぁ~映画評論家の〇〇さんが最高に褒めてる映画ってのは
「これは入らんなぁ~」と思ったりね(笑。」

この第七藝術劇場(通称ナナゲイ)、以前東京で急遽上映中止となった
『YASUKUNI』を上映したことでも全国の注目を集めました。
このときも単純に「映画館が映画みせんとどうするの」と
当たり前のように決めたとおっしゃってました。

上映してくれるのかな?!気になるところです。
ちなみに、私もこの映画は見てみたい。
試写や海外で観た人の感想を読んでみると、賛成派にも反対派にも、
言い分があり、両方読んでもなるほどね~と思う。
だからこそ余計に、上映館への嫌がらせや迷惑行為して
上映中止に追い込むのでなく、正々堂々と見せた上で、
キチンと反論してほしいなぁと素朴に思います。
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ナナゲイの活気と独特のパワーを目の当たりにして
そのパワーはなんだったのだろう?
と言葉を探していましがが、
HPをみて納得しました!
ga・
<HPの、[7geisprito]説明文より抜粋>・
さて、私たちはこの「どこもやらない、やれないことを」映画上映のみならず、劇場を使ったさまざまな 公演でも実行しようと考えました。名付けて[7gei-spirito]。
文化、政治、社会などについての問題提起 とディスカッションの場。ユニークなテーマ、人物の紹介。大切なことなのにマスメディアが触れない、 深めない問題を取り上げる。テレビがやれないこと、どの小屋でもやらないこと、それをやるのが [7gei-spirito]です。
この[7gei-spirito]をもって、文化のチカラが急速に衰えつつある大阪の街に、文化的刺激を与えたい と考えています。平たく言えばオモロイ刺激的な大阪を蘇らせるための役割を担いたいということです。
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この「オモロイ刺激的な大阪を蘇らせるため」にピンと来ました。
なんか、中央がビビッてやらないことでもやったろやないか~的な?
そんな浪速の底力を感じた一日でした。

そう考えるとナナゲイが善悪混合の24時間夜の街、十三にあることも
ナナゲイを守って、活かしている感じがしてきた。
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我らがキャンペーンカーテントむしも観ていただきました。
「”テントむし”いうから、けったいな水玉模様を
想像してたんですが、かわいいですね」(笑)
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楽しいひとときをありがとうございました。
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たかこ
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さてさて、映画で映画館をつなぐ旅?
ここ3・4日分のアップデートは続きます!
どうぞお楽しみに!!
ブログにある、anne@grandjete.ne.jp宛てに
メールを送信したのですがメールが届かないみたいなので、ここにコメントしました。アドレスが違っているのでしょうか?
今間違いを発見したのですがanne@grandjete.jpだったようです、しまった~~!!